シリーズWIN
現地2019年8月14日、レッドソックスがインディアンスとの3ゲームシリーズに勝ち越しました。
打線は相変わらず強く、インディアンス先発のシェーン・ビーバーを相手に6回までに7安打を放ち、2得点ながら得点以上のプレッシャーを与えたと思います。
デバース、前日から8連続ヒット
前日のゲームが6−6だったラファエル・デバース。この日は初回の第1打席でまずCF前ヒットを放ち7−7。
そして3回表の第2打席では逆方向へ技ありの25号HRを放ち、前日からの連続ヒットを8にのばしました。
5回の第3打席ではピッチャーゴロに倒れ、連続ヒットは8でストップ。
シェーン・ビーバーが8回も首を振るほど、相手投手にプレッシャーになっているということですね。
デバース&ボガーツでBack to Back
ラファエル・デバースがHRを放った直後ですが、3番のザンダー・ボガーツにもライト・ポール際に入るHRが飛び出し、Back to Backとなりました。
レッドソックスは立ち上がり2回は無得点だったものの、3人で終わらずヒットを放っていた「圧」がここで実を結んだという流れだったと思います。
S・ビーバーがシーズン200K
インディアンス先発のシェーン・ビーバーですが、6回まで投げきり2失点でマウンドを降りました。この日は7三振を奪っており、シーズン奪三振累計がちょうど200となりました!
デバースの後のボガーツが2HR
インディアンスは3回裏にレッドソックスのバッテリー・エラーで1点を奪い、2−1でレッドソックスリードのまま終盤にもつれましたが、ゲームを決めたのはボガーツのこの日2本目となる一発でした。
なおこの失点にはボガーツの悪送球、デバースのトンネルが絡んでおります。デバースのトンネルはイレギュラー・バウンドでもあったのですが。ご愛嬌ですね。
7回裏、ベッツが二塁打で出塁し、インディアンスバッテリーは当たりまくっているラファエル・デバースを敬遠。目の前でプライドを刺激されたであろう3番バッターは、この打席で燃えました。
ニック・グッディが投じたフルカウントから甘く入ったカーブを逃さず強振。これがLFスタンドに入る3ランHRとなり、レッドソックスが5−2とリードを拡大。
↓1本目も含めたVTRです。
ボガーツは今季27本目のHRです。そしてキャリア100号となりました。
イオバルディが2イニング無失点
この日のレッドソックス先発は左腕のブライアン・ジョンソン。レッドソックスとしてはオープナー扱いです。
カルロス・サンタナ、ホセ・ラミレス、フランミル・レイエスのいるインディアンス打線をどうやって封じるか見ものだったのですが、こまなかリレーで乗り切りました。
ブライアン・ジョンソンが2.2イニング、2番手のマーカス・ウォルデンが0.1イニング、3番手のダルウィンソン・エルナンデス(D. Hernandez)が1.2イニング、4番手のジョシュ・テイラーが0.1イニングを投げ、5回までを乗り切りました。
2−1と僅差リードの状況で7回のボガーツのHRの流れを決定的に作ったのはネイサン・イオバルディ。
6回から登板したイオバルディは2イニングを投げ、ヒット1本のみに抑える好投。2試合連続の好投で流れを引き寄せました。
A・キャッシュナーが最強ターンを乗り切る
そして8回から登板したアンドリュー・ジャッシュナーはカルロス・サンタナ、ホセ・ラミレス、フランミル・レイエスのもっとも警戒すべきターンをなんと3人で斬って取りました。コントロール・ミスが致命的な場面でしたが、集中してベテランらしい投球を見せたと思います。
ちなみに捕手はクリスチャン・バスケスがフルイニングでマスクをかぶりました。
9回はブランドン・ワークマンがパーフェクトに抑え、レッドソックスが5−3で勝利しました。ブランドン・ワークマンはERA 1.96に!
レッドソックスはこの勝利で64勝59敗。首位ヤンキース(81-41)とは17.5ゲーム差、2位レイズ(71-51)とは7.5ゲーム差。
ワイルドカードも4位とポストシーズンが非常に厳しい状況ですが、まだ1ヶ月半ありますので、望みはあります。とにかく2位のレイズを追い上げないことには望みはありませんから、ここから巻き返しを図りたいところです。
パッチワークリレーを卒業か
コーラ監督は今季はずっとブルペンをパッチワークのようにつないで乗り切って来ました。
ジョシュ・テイラー、ダルウィンソン・エルナンデス、マーカス・ウォルデンもおりますが、ここに来て、ネイサン・イオバルディが完全復調と言ってもいい結果を残し、そしてアンドリュー・キャッシュナーがブルペン転向2試合でよい結果を出しています。ブランドン・ワークマンはERA1点台。
イオバルディを先発で使いたい色気も残しつつですが、球数が少ない方が本人もよい結果を残しそうです。
今までは日毎に変わる状況でやりくりしていましたが、ゲームプランとしてネイサン・イオバルディ、アンドリュー・キャッシュナー、ブランドン・ワークマンを中心にゲーム後半のプランを考えるかもしれません。
少なくとも8月はポストシーズン体制で乗り切る覚悟のようです。
レッドソックス、面白いことになりそうですよ!!
お読みいただき、ありがとうございました。
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