高品質ブレーキングボールの応酬
現地2019年8月9日、非常に興味深い対戦がありました。
カブス@レッズ戦でダルビッシュ投手とトレバー・バウアーが投げ合う顔合わせ。ともに一目を置く存在に対して、互いに敬意を表するような高品質なブレーキング・ボールの応酬が見られました。
T・バウアー、7回を被安打3、失点1、11K
レッズ先発のトレバー・バウアー(Trevor Bauer )は序盤から三振ラッシュ。
初回は1アウト後、2番のニコラス・カステヤーノスに先制のソロHRを打たれますが、以降は序盤3回までに7奪三振を奪う力投。
4シーム、カットボール、チェンジアップ、スライダー、ナックル・カーブと多彩な持ち球を披露。独特の動きをするチェンジアップに加え、この日はウイニングショットにスライダーを投じるケースが多く、これがカブス打線に非常に有効でした。
トレバー・バウアーは7回106球を投げ、被安打3、失点1、奪三振11、与四球2。初回のカステヤーノスのHRの失点のみに抑えました。
ニコラス・カステヤーノスはカブス移籍以来、37打数15安打、打率.405、HR4、RBI6と絶好調ですね。
ダルビッシュ投手、3発に泣く
一方のダルビッシュ投手は初回、ジェシー・ウィンカー、ジョーイ・ボット、ユージニオ・スアレスを三者三振に取るバツグンの立ち上がり。
しかし、2回裏先頭のジョシュ・ヴァンミーター(Josh VanMeter)にダブル。ジョシュ・バンミーターは24才のルーキーでスクーター・ジェネットが抜けた2Bを守っています。
さらに今売り出し中のアリスティデス・アキーノ(Aristides Aquino)に2ランHRを打たれ1−2と逆転を許します。
4回裏にはユージニオ・スアレスに特大のHRを打たれ、3失点目(レッズ3, カブス1)。6回裏にはジョーイ・ボットにもセンターに持っていかるソロHRを打たれ、1−4に。
ダルビッシュ投手は6回投げきり交代。78球、被安打4、失点4、奪三振9、被本塁打3という成績に。一発は浴びたものの、投球内容は素晴らしく9Kがその調子の良さを物語っていると思います。そして今回も与四球0!
良いピッチングだったので結果につながらず残念でした。
この日、コンビを組んだのはビクター・カラティニで、ジョナサン・ルクロイではありませんでした。
アリスティデス・アキーノ、打率.455、本塁打4
ダルビッシュ投手から先制の2ランHRを放ったアリスティデス・アキーノですが、こちらはドミニカ共和国出身の25才のRF。
2011年にアマチュアFAとしてレッズとサインし、2018年にデビュー。2019年は8月1日からゲームに出始め、直近7試合の成績が22打数10安打、打率.455、本塁打4、RBI 10と大当たりです。
レッズはまたもや面白い存在が上がってきましたね。
ゲームの方は5-2でレッズが勝利。
トレバー・バウアーが二桁10勝目を上げました。
このゲームを終えてナ・リーグセントラルの順位はご覧の通りです。
- カブス:63-53
- ブルワーズ: 61-56
- カージナルス:59-55
- レッズ:55−59
- パイレーツ:48-67
レッズもまだまだわかりません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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