Z・グレインキのHOUデビュー戦
現地2019年8月6日、地元ミニッツメイドでのロッキーズ戦で、ザック・グレインキ(Zack Greinke)がトレードデッドラインでの移籍後初となるアストロズ・デビューを果たしています。
ピッチングの成績はロッキーズの効果的なHRにより、5失点となりましたが、それを打撃陣がHRでキャンセル。見事、デビュー戦を白星で飾りました。
ザック、上々の立ち上がり
満を持してアストロズ・デビューとなったザック・グレインキの投球を振り返ってみます。
初回、ロッキーズ先頭のチャーリー・ブロックモンを三振に斬って取る上々の立ち上がり。序盤3回までは無失点。ランナーは出していましたが、らしさを発揮するピッチング。
その間、アストロズ打線は2回と3回に計3点を奪います。
中盤に失点!リードを吐き出してしまうHR
失点は4回表。先頭のトレバー・ストーリーに内野安打を許したのをきっかけに、次打者のダニエル・マーフィーに四球、さらにノーラン・アレナドの時にワイルドピッチもあり、ノーアウト・ランナー2・3塁のピンチに。ここでアレナドに犠牲フライを打たれてまず1失点(3−1)。さらに次打者のライアン・マクマホンにはタイムリーダブルを打たれ、2失点目(3−2)。
4回裏と5回裏にアストロズは追加点を上げ5−2とリード。
6回表、先頭のダニエル・マーフィーにシングル。1アウト後にマクマホンに四球で1アウトランナー1・2塁。つづくイアン・デズモンドを3Bゴロに仕留め2アウトまでこぎつけましたが、ライメル・タピア(Raimel Tapia)に3ランHRを打たれ5−5のタイ・ゲームに。
ザックは6回を投げきったところで降板。デビュー戦は被安打7、失点5、与四球2、奪三振2、被本塁打1という内容に。
HRが出ると数字が一挙に悪くなってしまうので、ホロ苦デビューのような印象を受けますが、ピッチング自体は打たせて取るザックの本来のスタイルであったと思います。ちょっとバテが早かったのはデビュー戦ゆえだったからと思います。
アストロズ、4HRでザックをアシスト
とにかくアストロズ打線がすごかったです。ロッキーズ先発のヘルマン・マルケスから5回までに5得点。ザックの立ち上がりをアシストするとともに、降板直後にもカルロス・コレアがHRを放ち、ザック移籍初勝利をアシストしました。ユリ・グリエルは2HR。
ヨルダン・アルバレスが特大のHR
なかでも度肝を抜いたのはアストロズの怪物ルーキー、ヨルダン・アルバレス。
2回裏に先制点となる2点HRを放ったのですが、その距離がすごかったです。436フィート、132.893メートル。打った瞬間それとわかる音と放物線。
投手の出鼻をくじくにはショックが大きすぎるではないかというHRでした。
最終的にスコアは11−6でアストロズの勝利。ロッキーズは同点に追いついた直後に即離されてしまうという展開になってしまい、終盤に勢いがなくなりました。
ザックはこの勝利で11勝目となりました。
現地7日のアストロズの先発はゲリット・コールが先発です。
なお2019年8月6日時点のアストロズのローテーションの成績です。
- ジャスティン・バーランダー:15-4/ ERA 2.68
- ゲリット・コール: 13-5 / ERA 2.87
- ザック・グレインキ:11-4 / ERA 3.08
- ウェイド・マイリー:10-4/ ERA 3.05
お読みいただき、ありがとうございました。
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