カブスがタイガースの主軸をゲット
現地2019年8月1日、トレードデッドラインの翌日のゲームですが、シカゴ・カブスは深刻な得点力不足を解消するべく、トレードデッドラインで獲得したニコラス・カステヤーノス(Nicholas Castellanos )を2番RFでいきなり起用しました。
また、8番には7月15日にロイヤルズからトレードでゲットした捕手のマーティン・マルドナードを今度はアストロズにトレードし、その見返りで獲得したトニー・ケンプ(Tony Kemp )も入っています。
それにしてもいい打線ですね。カイル・シュワーバーが7番ってwwww。
二人のデビュー戦は降雨コールド
その二人のデビュー戦ですが、降雨コールドでカージナルスが8−0で勝利しました。残念ながら、二人ともホロ苦カブスデビューとなりました。
トレードを見ておきます。
ニコラス・カステヤーノスのディール
カブスはニコラス・カステヤーノス獲得と引き換えに、ポール・リチャン(Paul Richan)とアレックス・ラング(Alex Lange)をタイガースにトレード。
ニコラス・カステヤーノスとは
ニコラス・カステヤーノス(Nicholas Castellanos )は27才。2010年タイガース1巡目。デビューは2013年。まさにタイガースが手塩にかけて育てたスラッガー。
2015年には140安打、うち15HR、33ダブル、73 RBIで注目が集まりだしました。2016年は18HR、2017年は26HR、36ダブル、10トリプル、101RBIを記録。2018年は安打数185、23HR、46ダブル、5トリプル、89RBI。
2019年は11HR、37ダブル、37 RBI。
打ち方がJ.D.マルチネスとよく似ていますね。
2019年のサラリーが$9.5Mで、残りが$3Mとなったものをタイガースがこのうち$0.5M負担するようです。カブスは残り$2.5Mの支払いです。
ポール・リチャン(タイガースへ)
ポール・リチャンは22才。2018ドラフト、カブス2巡目の右腕投手。ルーキーリーグを経ずにすでにシングルAマイナスで投げております。
アレックス・ラング(タイガースへ)
アレックス・ラングは23才の右腕投手。2017年カブス1巡目指名。2019年はダブルAに上がっています。
マルドナード-ケンプのディール
カブスは現地2019年7月31日、捕手のマーティン・マルドナードとアストロズのOF/2Bのトニー・ケンプ(Tony Kemp)のディールも決めました。
トニー・ケンプとは
トニー・ケンプは27才の外野手(2Bも守ります)。2013年アストロズ5巡目指名。バンダービルト大出身。
デビューは2016年5月。24才の時。2019年は打率.227、HR 7、WAR 0.5。
マーティン・マルドナードは戦略的に獲得?
カブスはロイヤルズとの間で現地2019年7月15日に左腕のマイク・モンゴメリー(Mike Montgomery)と引き換えに、元ゴールドグラブ捕手のマーティン・マルドナード(Martín Maldonado)を獲得しました。
ところが、マルドナードは4試合に出ただけ。
そもそもカブスの正捕手、ウィルソン・コントレラスが右足のアーチ(土踏まず)を傷め、10 Day ILに入ることが明らかになったのでカブスはマルドナードを慌てて獲得したのでした。
しかし、コントレラスは試合に出続けておりました。しかも捕手で。ウィルソン・コントレラスはDay to Dayで休んだものの、ILには入らずにすぐに復帰。結局、マスクをかぶり続けました。
どうやら当初は怪我のコントレラスに代わり、正捕手としてマルドナードを獲得したつもりだったのに、結局コントレラスを使えたので、マルドナードほどの捕手をバックアップには起用できないということでトレードをまとめたということでした。
カブスのバックアップ捕手はビクター・カラティニが入っています。
それが真相かどうかはわかりませんが、すくなくとも優勝争いをしているがゆえに慌てたのは事実ですね。マルドナードにとっては複雑なところかもしれませんが、古巣アストロズに戻ってとりあえずはよかったです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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