ともに今季復帰見込み
現地2019年7月25日、主力プレーヤーの手術のニュースが入ってきましたので、記載しておきたいと思います。
タンパベイ・レイズの左腕で2018年サイヤング賞のブレイク・スネル(Blake Snell #4)とレンジャーズの長距離砲、ジョーイ・ギャロ(Joey Gallo #13)がともに手術となりました。
まずギャロの方から見ていきます。
飛ばしすぎのギャロは例の有鉤骨(ゆうこうこつ)
HRしか狙っていないレンジャーズのジョーイ・ギャロ(Joey Gallo #13)が傷めた箇所は右手の有鉤骨(ゆうこうこつ)。バットのグリップが当たるところですね。こちらを骨折していたようです。
マット・オルソンの場合
さて、日本開幕戦でアスレチックスのマット・オルソンが傷めたのも有鉤骨でした。
マット・オルソンの場合、復帰までどうだったかというと、3月23日のゲームで骨折。米国帰国後の3月27日に手術し、5月1日にマイナーへのリハビリ出場が可能となり、5月7日にメジャーに上がってきました。
怪我発症からMLB復帰まで1ヶ月超というところですね。
そして今回のジョーイ・ギャロのケースも復帰まで4−6週間と見られており、おそらく8月を過ぎて9月初旬での復帰になるのではないかと思います。
ジョーイ・ギャロの2019年の成績は現地2019年7月25日時点で70試合、297打席で打率.253、OBP .389、SLG .598。 ホームラン22本、打点49。 今季はオールスターにも出場。
シングルヒットより多いHR数
今季は計61安打中、シングルヒットは23本。かろうじてHR数を上回っています。
なお、キャリア通算では全281安打中、シングルヒットは105、HRは110。やはりまだHRがシングルヒットを上回っています。
レンジャーズのトレードデッドライン
現地2019年7月25日、レンジャーズはアスレチックス戦に11−3で勝利(BOX SCORE)。今季52勝51敗。勝率5割を超えていますが、首位アストロズとは13.5ゲーム差、ワイルドカード争いでは6番め。
今回、ジョーイ・ギャロがシーズンの追い込みの1ヶ月間サイドラインに退くことになり、レンジャーズは「売り」へ加速しそうです。マイク・マイナーが出る確率は非常に高くなったと見ていいと思います。
ブレイク・スネルは関節鏡手術へ
一方、レイズのブレイク・スネル(Blake Snell #4)が傷めたのは、左肘関節内遊離体、俗称「関節ネズミ」です。
こちらはレッドソックスのネイサン・イオバルディと同じ手術で、関節内視鏡を使い、肘内の骨の破片を除去していきます。
こちらも復帰まで最低で4週間はかかると見込まれています。
イオバルディの場合は発症から復帰までおよそ3ヶ月かかりました。
症状により個人差があるので、早ければ8月中の復帰もあるかもわかりませんが、おそらくシーズン中にかえってきてくれればというペース感になると思います。
2019年のブレイク・スネルは20スタート、101.0イニングで6勝7敗、ERA 4.28。2018年、シーズンを通して1.89だったERAは今季は悪化。やはり肘の痛みが影響していたと思われます。
レイズのTDLへの影響は
ここで問題になるのはレイズのトレードデッドラインの戦略。
ブレイク・スネルがサイドラインに下がったということで、フルタイムのローテーション投手は現地2019年7月24日のレッドソックス戦でアメージングなピッチングを見せたチャーリー・モートン一人となりました。
ヨニー・チリノスも入れていいと思いますが、それでも最大で二人。
ルーキーのタイラー・グラスノーは無理させられない状況。本当に手術が必要な状態でなかったか?と今でも疑ってはおります。
スネルの代わりということになれば、今トリプルAに落としているブレンダン・マッケイの再昇格しかないのではないかと思います。
何をやらかすかわからないレイズなので、大きなトレードもあるかもわかりません。
見込みがなくなれば思い切って売りにも出るのでしょうが、ただ、残り2ヶ月ある中でたかだか1勝か2勝の差だけで安易に売りに出るようなことをすれば、むしろこれから勝利の女神に見捨てられると思うので、大事に戦ってもらいたいと筆者は思います。
工夫に工夫を重ねた積み重ねが今の成績なのですから。
戦い抜いてほしいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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