惜しい!6回までNO-NO
現地2019年7月24日、インディアンスのシェーン・ビーバー(Shane Bieber #57)がブルージェイス打線を相手に素晴らしい投球を見せてくれました。
立ち上がりから素晴らしい出来だったシェーン・ビーバーは2回の裏に先頭のヴラディーミル・ゲレロ・ジュニアに四球を与えた以外は完璧な投球。
順調に6回までNO-NOペースで進みましたが、7回裏先頭のエリック・ソガードにグランドルール・ダブルを打たれて記録は途絶えました。
しかし終わってみればこのヒット1本。
9回、102球を投げきり、被安打1、無失点、奪三振10で今季10勝目(3敗)を上げました!
92-93なのに伸びがすごい
ファストボールは平均で92-93mph(148.6kmh-149.66kmh)というところでしたが、スピンレートがいいのか非常に伸びのあるボールでブルージェイズ打線が振り遅れている場面がなんども見られました。
持ち球はファストボール、チェンジアップ、カット、スライダー。
チェンジアップが87mph(140.01kmh)前後、スライダーとカットが82−84mph(131.96-135.18kmh)という速度帯。
ファストボールとカット/スライダーの速度の変化が15kmhほどあるので、余計にファストボールが速く見えるのだと思います。
打たせて取る真骨頂
何よりすごかったのが球数。6回を終えて66球というすごいペース。
ビーバーの場合、グランドボール(GB)が多い日とフライボール(FB)、もしくはラインドライブ(LD)の多い日と結構極端に分かれるのですが、この日はフライボールとラインドライブが多い日でした。
- GB:4
- FB:13
- LD:6
うまくタイミングを外したということが言えると思います。
マーカス・ストローマンが最後の登板
一方のブルージェイズ先発はマーカス・ストローマン(Marcus Stroman #6)。このトレードデッドラインで移籍がほぼ確実と言われていますが、その噂通りにブルージェイズの投手として最後のトロントのマウンドに立ちました。本人も十分にその自覚を持って投げていたと思います。
ストローマンは7回、被安打5、失点1、与四球1、奪三振6。
インディアンスはオスカー・メルカド(Oscar Mercado) 、ジョーダン・ルプロウ(Jordan Luplow)、グレッグ・アレン(Greg Allen)などの活躍で4得点を上げ、4−1でブルージェイズに勝利しました。
インディアンス、首位を伺う勢い
ア・リーグ中地区首位のツインズは7月はもたもたしています。現地2019年7月25日時点で8勝10敗で、シーズン合計は61勝40敗。
一方のインディアンスは59勝42敗で首位ツインズとのゲーム差がわずか2.0に。ワイルドカード争いにおいても1枠目にランクイン。
オフに打点のある打者をごっそり出したので、シーズン序盤は貧打に苦しみましたが、得失点差は+52 (461−409)に回復。
なぜか新陳代謝がうまく行ったという、他クラブからすれば羨ましい状況に。
バウアーを出すのか?
この好調ムードの中、現地2019年7月24日はバウアーについてフィリーズとミーティングを持っています。バウアーについてはほかにもヤンキースの名前も上がっており、インディアンスは本当に出すかもわかりません。
残り一週間。余談を許さなくなってきました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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