全員45番/SKAGGSで御霊を悼む
現地2019年7月12日、ほとんどのクラブがこの日から後半戦がスタート!
エンゼルスは地元エンゼルスタジアムにてマリナーズを迎えての3連戦。
タイラー・スキャッグスが亡くなったのは現地2019年7月1日。
レンジャーズとのロードでの3連戦の初日に当たる日でした。エンゼルスはレンジャーズとの3連戦をこなした後もアストロズともロード3連戦。
その後9日のオールスターを挟み、後半戦スタートのこの日、ようやくタイラー・スキャッグスの御霊を地元エンゼルスタジアムで弔う日がやってきました。
ママ、完璧な1stピッチ
プレゲームセレモニーでは、マリナーズも参加し、哀悼の意を表しました。
タイラー・スキャッグスのご家族も参加。母のデビー(Debbie)さん、奥様のカルリ(Carli)さん、義兄弟(step brother)のギャレット(Garretさん)、義父( stepfather)の ダン・ラモス(Dan Ramos)さんが集い、お母さんがファースト・ピッチを披露。
さすがMLB投手の母という素晴らしいボールを投げました。受けたのは仲の良かったアンドリュー・ヒーニー。
スキャッグスの追悼試合にもなったこのゲームでエンゼルスがすごいことをやってのけました。
コンバインドNO-NOを達成
エンゼルス投手陣は、この日に複数の投手で達成するコンバインド・ノーヒットノーランを達成しました!!
これはすごい。
オープナー日に2人で達成
しかも、この日のエンゼルスはオープナー日。これからマリナーズ3連戦、またもやアストロズ4連戦とつづき、7月はOFFがなく、19連戦となることからこういう日も作らないともちません。ましてやスキャッグスがいなくなったわけですからね。
先発:テイラー・コール
オープナーを務めたのはテイラー・コール(Taylor Cole #67)。5月20日のツインズ戦以来の2度目の先発。その時もオープナーでした。
そのテイラー・コールは2イニングを投げ、パーフェクトに抑える好投を披露。ファストボールは94mphほどで、あとは84mphほどのチェンジアップとその中間の87mphほどのスライダーを駆使してリズムよく投げました。
2番手:フェリックス・ペーニャ
そして通常、オープナーの場合にロングリリーフになることの多い2番手として3回からマウンドに上がったのはフェリックス・ペーニャ(Félix Peña #64)。
ペーニャはそのまま最後まで投げ通しました!
難しかったのはエンゼルス打線が2回までに9得点を奪い、一方的な展開での登板だったことです。結構、相手に引っ張られることがあるのですが、ペーニャはリズムよく投球。相手に影響されませんでした。
ペーニャは5回1アウト後にオマール・ナルバレスをストレートの四球で歩かせました。
実はこの四球が唯一、ランナーを出した場面でした。あと付けではありますが、これがなければ、コンバインド・パーフェクトとなるところでした!惜しい!
トラウトが大爆発
この日、エンゼルスは初回に7得点、2回に2得点を上げ、序盤でゲームを決めてしまいました。マリナーズ先発はマイク・リーク。
トラウトは1回裏の第一打席でホームラン、もう一度回ってきた第二打席ではタイムリーダブル。1回だけで4打点を上げました。
さらに2回裏には押出し死球で1打点を追加。5回裏にもタイムリー・ダブル。
この日は4打数3安打、6打点、2得点と大暴れとなりました。
エンゼルス打線は13安打、13得点で13−0でマリナーズを下しました。
We are Nasty
なお、We are nastyというのはスキャッグスのマントラだったようです。クラブハウスで投手陣でアファメーションをしていたのかもしれませんね。
なお、大谷選手は4−1でした。
今度はコザートがシーズンエンディング
けが人がつづくエンゼルスですが、今度は内野のベテラン、ザック・コザート(Zack Cozart #7)が左肩の手術でシーズン・エンディングとなってしまいました。
コザートは開幕には出場していましたが、5月26日を最後に左肩の炎症でILとなっていました。2018年6月に左肩亜脱臼でILに入りましたが、癖になっているようです。
この手術で解消できればいいですね。
脳震とうのルクロイは現地2019年7月12日時点でマイナーで調整中。ラステラの骨折に、スキャッグスの急逝と試練が続きますが、ポストシーズンも望みありなので、なんとか踏ん張ってもらいたいですね。
今回のコンバインド・NO-NOはいいお話でした。
お読みいただき、ありがとうございました。
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