チワワズはSDPのトリプルA
現地2019年7月4日時点での情報です。
ちょっと気になっていた牧田投手の動向が判明しましたので記事にしておきたいと思います。
牧田投手はWBC2013のときにアメリカ・マスコミから「フリスビーのようだ!」と評されました。
あの美しく、且つマシーンからホップして出てくるような不思議なアンダースローを今後もアメリカで見せつけてもらいたいと筆者は思っております。
しかし、2019年の牧田投手はなかなか厳しい状況ですね。
2019年4月はダブルAスタート
牧田投手は2019年4月、パドレスのダブルAで、ロゴがかわいくて有名なアマリロ・ソッドプードルズで4月を迎えていました。
ちなみにこれがそのロゴです↓。
凝っているデザインが山のようにあるマイナーリーグの中で安定して高い評価を受けているかわいいデザインです。
3月のスプリング・トレーニングでは招待選手としてメジャー・キャンプに参加した牧田投手でしたが、開幕メジャー入りとはならず。
そしてExtended Spring Trainingで再調整するもやはりメジャー入りとなりませんでした。
しかし、6月17日に突然のメジャーへのコールアップが!そこまでは皆様もよくご存じですよね。
6月に突然のコールアップ
パドレスの投手陣に故障者が出た訳ではなかったので、このコールアップに「??」と思った方も多かったのではないでしょうか?
たった1日でDFAへ
そしていやな予感は当たるもので、翌日、たった1日でDFA、つまりメジャー契約から外されました。
その後どうなったのか、情報がなかなか入ってきませんでした。
- ウェーバーでクレームオフした(=求めた)クラブがあったのか?
- クリアーウェーバー(クレームなし)となって、どうしたのか?
- マイナーを選んだのか、
- それとも日本に帰国するのか
DFA後は7日以内に動かないといけないので、早めに結果がわかると思っていたのですが、これがなかなか情報が出てきませんでした。
筆者もその後はオールスターなり、いろいろな情報をトレースしているうちに時間が経過してしまいました。
DFA後、マイナーを選択
今、牧田投手がマイナーにいる事実からしか判断できないのですが、DFA後はどうやらウェーバーでクリアー・クレーム、つまり獲得先がなかったようです。
そうなるとマイナーかFAかを選択できた訳ですが、牧田投手はマイナーを選んだということですね。
当面のお金の心配はないでしょうし(勝手な推測)、日本に帰ればもうMLB復帰のチャンスはなくなりますから、勝負に出たのではないかと思います。
7月に入り2Aから3Aへ
DFA後、牧田投手は再びダブルAのソッドプードルズにアサインされます。
そして6月後半からの数試合の登板ですぐにトリプルAに上がりました。
パドレスのトリプルAの名前はEl Paso Chihuahuas(エルパソ・チワワズ)です。
これがまた、パドレスのマイナーは本当にロゴがかわいいらしいんですね。
強さを醸し出すために、どのマイナーのロゴも強面をつくっているのですが、チワワズの場合、もとがチワワなのでどんなにがんばっても強面を演じているのが見え見えなので、それが余計に愛嬌がありますね。
かわいい以外ないでしょ、これ。
ちなみに一番上のツイートの埋め込みで、牧田投手がかぶっているキャップのロゴが「diaiablos 」になっています。
これはいわば、スローバック・ジャージを着用しているだけです。
テキサス州のエルパソにはかつて「エルパソ・ディアブロス」というチームがありました。長年レンジャーズのダブルAでした。
ところが2004年ごろにチームがなくなり、そこにチワワズがふたたび現れて地元に愛されています。
たまたま7月3日のゲームがスローバックジャージを着る日だったようです。
なお、独立リーグのチームにおいてもディアブロスがあったようですが、それはマイナーとはまた別のディアブロスだったようです。
牧田投手の2019年スタッツ(Minor)
牧田投手の2019年のスタッツを記しておきたいと思います。DFA前もマイナーで投げていましたので整理しておきたいと思います。
ダブルA(ソッドプードルズ)(2019年7月4日時点)
- 4月から7月1日まで在籍(DFA後も少し登板)
- 26試合/ 40.2 IP/ 3勝2敗/ ERA 3.54/ 被安打43/ 被本塁打5/ 奪三振13/ 与四球7/ 与死球1
トリプルA(チワワズ)(2019年7月4日時点)
- 7月3日から在籍
- 1試合/ 3.0 IP/ 1勝0敗/ ERA 0.00/ 被安打3/ 被本塁打0/ 奪三振5/ 与四球0/ 与死球0
今の強いパドレスではメジャーへ上がるチャンスは非常に少ないと思いますが、本当にどう転ぶかわからないので、とにかく悔いなくやってもらいたいです。誰がどんな故障に見舞われるかわかりません。
できれば、腕の長い左バッターでも届かないようなアウトコースに逃げる変化球があればいいなと思います。MLBは結構、アンダースロー慣れしていますので、なにか特別な変化球ができればいいなと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント