ヤンキースがスイープ
現地2019年6月30日、ヤンキース@レッドソックスのMLBロンドンシリーズ2019のGame2が行われ、ヤンキースが連勝してMLB初のヨーロッパ開催が終了しました。
中盤に膠着したGame2だったが
とにかく乱打戦となったGame1。
落ち着く雰囲気がないままGame2が始まった訳ですが、我々日本在住のファンにとっては、BST(British Standard Time)の午後3時10分開催というのは、起きている時間帯(夜11:10開始)にもちょっとかかっていたので非常に嬉しいものがありました。途中で寝てしまいましたが。
Game2は初回に3HR
Game2はヤンキースがスティーブン・タープリー、レッドソックスがエドゥアルド・ロドリゲスが先発。
荒れるだろうとは思った立ち上がり。エドゥアルド・ロドリゲスが無失点で切り抜けたのは何やらホッとした感じがしました。
しかし、レッドソックスが狼煙を上げました。
2番デバースを1塁に置いて、3番ザンダー・ボガーツが2ランHRで先制。さらに、J.D.マルチネスが2者連続のソロHR。マイケル・チャビス凡退後、クリスチャン・バスケスにもソロHRが出て、レッドソックスがなんと初回に3HRを打ち、4−0という展開に。
2回表、E・ロッドは四球が絡んでしまったもののなんとか2失点で留める投球。
中盤に落ち着き
ヤンキースのマウンドは2回の先頭からルイス・セッサに交代。
レッドソックス、ヤンキースともにランナーは出すものの、なんと6回終了まで4−2のスコアでゲームが膠着しました。
このままレッドソックスが自慢のブルペンで逃げ切れるか?と思ったのですが・・・
ヤンキース、7回表に9得点
やっぱりそのようにはなりませんでしたね。
ヤンキースは7回表に打者14人中6人が打点を上げ、9点を奪う猛攻。
レッドソックスは7回表から、マーカス・ウォルデンがマウンドに上がっていましたが1アウトも取れず。代わったマット・バーンズも1アウトを取っただけでジョシュ・テイラーに交代。
結局、3人の投手で被安打6、失点9、与四球4。
レッドソックスは8回裏にチャンス・アダムスから3本のタイムリーを集め、4点を還すも、及ばず。
12−8でヤンキースがこのシリーズ、レッドソックスをスイープしました。
初のヨーロッパシリーズは50得点!
Game1のスコアが17−13、Game2のスコアが12−8。2ゲームを合わせて得点はなんと50。
安打数に至っては、Game1がヤンキース19安打、レッドソックス18安打。Game2はヤンキースが13安打、レッドソックスが15安打。2試合合わせて65安打が飛び出すという恐ろしい打撃戦に。
HRはGame1が8本、Game2が4本。
観客は満足したのではないか
凄まじい乱打戦となったこのシリーズですが、野球に詳しくない人が見た場合、得点が入る方が面白いのが通常。よって、お客さんは満足したのではないかと思っています。
仮に投手戦となったとして、野球場の離れたスタンドからピッチャーの投じるスライダーを見ても、「なんだ、このピッチャー、遅い球だな」としか思えない面が残念ながら投手戦にはあります。
打ち取ったボールを野手が見事なプレーでさばくのは面白いですが、とにかくボールが動いてこそ。
このシリーズの四球数ですが、Game1はヤンキースが6、レッドソックスが6。Game2はヤンキースがたったの1、レッドソックスが9個もありました。
四球はちょっと嫌だったかもしれませんね。
試合時間は長かった
Game1の試合時間は4時間42分、Game2は4時間24分かかりました。ティータイムを挟むと言われるクリケットと比較しては野球に甘い判定しか下りませんが、ゲーム時間がハーフタイムを含めて2時間で終了が見込めるサッカーと比較すると、厳しいかもしれませんね。
別物だからときちんと認識してもらえたらいいのですが。
そのための7th inning stretchもあります。
上のツイートを見ると前半は戸惑いを隠しきれない感じですが、もともとはサッカーで歌いまくる人達ですので、こういうのは好きでしょうね。後半は慣れた感じがしました。
Sweet Carolineでもよかったかもしれません。
2日間で11万8,718人
それにしても2日ともよく入りましたね。Game1が 59,659人、Game2が 59,059人の観衆が集まりました。
2日で約12万人近くも集めたとは。
施設も五輪並みの統一感があり、なかなか力が入っていました。
ロンドンシリーズは2年契約。来年のカブス、カージナルスを含めた2年の成果をじっくりと見てみたいですね。
商売としては下記の記事で書いたようにゲーム、ストリーミング、ファッションは成功するでしょう。
ビデオゲームをやって、ストリーミングを見て研究して、遊びにいくときにラフな格好をして、たまに広場で三角ベースもみたいなものをやってくれれば儲けものなんではないでしょうか。
選手もお疲れさまでしたが、フィールドをはじめとした施設を整えた施工の人、サインボードの動画や静止画の編集などデザイン面、そもそものお金の工面を考え出した人などこれに関わった全ての人の仕事ぶりが驚異です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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