ディディ・グレゴリアスが復帰!
現地2019年6月7日、ヤンキースに頼もしい選手が帰ってきました!
「故障者続出」と言わる中の一人であったSSのディディ・グレゴリアス(Didi Gregorius)がプログレッシブ・フィールドでのインディアンス戦のスターターに名を連ねました。
ディディ、術後約7ヶ月半で復帰
2018年のALDS Game2の最中のスローイングで右肘を傷めたディディ・グレゴリアスは、10月半ばにトミー・ジョン手術を実施。
当初から野手のトミー・ジョン手術は術後8ヶ月ほどで復帰できると言われており、順調にいけば6月、少し遅いペースでは7月、少なくともオールスター前には復帰できると見られていましたが、なんと7ヶ月半ほどで復帰しましたね。
打球処理機会は1度だけ
スローイングの体勢が激しいSSのポジションゆえに、変な体勢から送球してまた肘を傷めることを心配しましたが、その辺はマイナーのゲームで調整済み。
2019年デビュー戦となったこの日の打球処理機会はなんと8回2アウトからのポップフライの1度だけ。
盗塁でベースカバーに入りタッチというシーンもありましたが、急ぎで送球を要求される場面はありませんでした。
復帰戦で4−2
この日のディディは4打数2安打。
第一打席と第二打席でそれぞれシングルを放ち、自身の復帰戦を祝うような形となりましたね。第一打席のライト線への打球はRFのタイラー・ネイキンの好送球によりアウトになりましたが、こちらはヒットとして記録されています。
ディディ・グレゴリアスの復帰戦を白星で飾りたかったヤンキースですが、この日は序盤に2得点しか奪えず、2-5で敗れてしまいました。
そのヤンキース打線を苦しめたのはなんとルーキー右腕でした!
ザック・プリサックがメジャー初勝利
ザック・プリサック(Zach Plesac)は2019年5月28日にデビューしたばかりのルーキー。
7回まで投げぬき、ヤンキース打線を相手に被安打6、自責点2、被本塁打1、与四球1、奪三振5でメジャー初勝利を上げました!!
Congratulations!
ザック・プリサックとは
ザック・プリサックは2016年のアマチュアドラフト12巡目指名の投手で、この日がメジャー3戦目。過去2度の登板ですが、とてもいいピッチングをしているんです。
実は過去2戦ともエース相手に好投
デービッド・プライス相手に互角
1戦目は5月28日のレッドソックス戦で、5.1イニングを投げ、被安打5、自責点1、与四球1。この日は降板後にゲームが動き、勝ち負けはつきませんでした。
プライスから励ましのレターを受け取る
そしてゲーム後、デービッド・プライスから「素晴らしいピッチングだったこととこれから期待しているよ」という手紙まで受け取ったのでした。
乗りに乗っているルーカス・ジオリトにも互角
2戦目は6月2日のホワイトソックス戦。7回を投げきり、被安打4、自責点1、与四球1ながらも相手投手がルーカス・ジオリトだったため、アンラッキーなことに負け投手になってしまいました。この日はホワイトソックスに0−2と完封負け。
四球が少ない
何と言っても素晴らしいのは四球の少なさ。5/28のデビュー戦、6/2の2戦、そしてこの日の投球と四球がそれぞれ1つずつ!!
叔父はダン・プリサック
このセンスの良さはやはり血も関係していまして、叔父にすごい選手がいました。オールスター3度、MLB18年のダン・プリサックです。
この日のナイスピッチングの模様は下記のリキャップでご覧になってください。プリサックに関するVTRが少なくてすみません。
本当にいい投手なので、大注目です!!
トゥロウィツキーの動向
さて、ヤンキースの話題に戻ります。
ディディの復帰により、心配なのがトロイ・トゥロウィツキー(Troy Tulowitzki)。
60 Day ILに
まずステータスですが、現地2019年6月7日付で10 Day IL から60Day ILとなりました。
自宅で療養を命じる
そしてトゥロウィツキー本人はもう復帰できるという意思をもっているようですが、ブーン監督はトゥロウィツキーに対して、完全に治すことを要求。
自宅での療養を命じました。トゥロウィツキーはタンパにあるリハビリ施設に姿を現しませんでした。
60 Day ILですが、40manロスターに入っていてもカウントされません。これは何を意味するのかというと、とりあえずはキープしておくということです。
今はトゥロウィツキーには残酷な時期かもしれないけれど、もしディディなりに何かあればトゥロウィツキーに出番が回ってくるかもしれないので、とにかく完全に治してくれということですね。
ルメイヒューがロッキーズ時代の輝きを取り戻し、ジオ・ウルシェラが確実に育ち、アンドゥハーの穴を埋めている今、トゥロウィツキーの復帰の可能性は非常に小さいですが、すくなくとも7月のトレードデッドラインまではこの状態がつづきそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント