二遊間の強さが際立ったゲーム
現地2019年5月10日、平日木曜日のデーゲームでしたが、シカゴのリグレー・フィールドはお客さんでいっぱい。
ブルワーズ@カブスのお隣同士のライバル対決はレベルのスコア以上にレベルの高い好ゲームでした。
あらためてミルウォーキーとシカゴの位置
一応、互いの位置関係を記しておきたいと思います。球場から球場には車で2時間ほどの距離ですね。
ライアン・ブラウンが先制HR
カブスがホセ・キンタナ、ブルワーズがジオ・ゴンザレスの先発で始まったこのゲームの先制したのは4回表、ブルワーズでした。
立ち上がりは両投手ともよく、かなりレベルの高いゲームが期待できる予感がありました。
ホセ・キンタナがロレンゾ・ケイン、クリスチャン・イェリッチと2者連続三振を奪い、2アウトとなってからのHRでしたので非常に効果的。
ライアン・ブラウンは5月4日にメッツと延長18回を戦ったゲームで8-6と大暴れでしたが、その後は疲れが出たのか2試合ノーヒット。現地8日のナッツ戦で1本出たので、このカブスとのシリーズはかなり期待できそうです。
その後、6回終了までゲームに動きがなく、投手がいい仕事をしたと思います。
ブルワーズはゲーム後半の7回、8回、9回に2点ずつ上げ、最終的には7-0となりましたが、途中までは紙一重で流れが変わるというレベルの高いゲームだったと思います。
MIL二遊間の4つの好プレー
この日のブルワーズの二遊間は非常によかったです。
ゲームリキャップに基づいて記していきます。
(1:12) 2Bのペレスの好守備の1つ目。ニースローが素晴らしかったです。
(2:40) 2Bのペレスの好守備の2つ目。5回裏、守備位置の妙がありますが、ジェイソン・ヘイワードの完全にライト前の当たりをストップし、1塁へ好送球。
(4:26) 7回裏、ノーアウト1・2塁でのアルシアの好処理。これも守備位置の妙が大前提のプレーでしたが、ベースを踏んで二塁ランナーをランダンプレーで追い込み、一気に2アウトを取ったのは大きかったです。まだ3−0だったので、カブスの反撃の勢いを殺したプレーでした。
(5:52) 9回裏、2Bペレス、SSアルシアのダブルプレー。これはもうアルシアがかっこよすぎるプレーを見せてくれました。
カブス、痛かった2つのミス
こちらもゲームリキャップに基づいて記しますが、カブスは序盤の先制のチャンスを盗塁死で潰したのと、相手にさきに2点目を与えるフィルダースチョイスを犯してしまったのが痛かったです。
(0:54) カブスは2回裏1アウト2塁からのハビアー・バイエスの3盗失敗が痛かったです。ちょっと欲張ったかなと思います。左投手、右バッターでチャンスではあったのですが、じっくり行ってもよかったと思います。捕手はもちろん、ヤズマニ・グランダール。
ツイッターの動画も上がってましたので併せて載せます。
(3:46) 7回表、リッゾのフィルダースチョイス。これは1塁でアウトにしてほしかったですね。2点目が入り、ブルワーズの方に流れが動きました。
ジオ・ゴンザレス、2019年初勝利
何と言ってもブルワーズ先発のジオ・ゴンザレスの好投がよかったです。
6回途中、被安打2、失点0で1-0のリードを守り抜き、後半の攻撃の流れを作りました。
ジオ・ゴンザレスは2019年初勝利です!!
好守備のMIL2B、エルナン・ペレスとは
いい守備を見せてくれたエルナン・ペレス(Hernán Pérez)について記しておきたいと思います。
エルナン・ペレスは1991年3月26日、ベネズエラ生まれの28才。
2007年7月にアマチュアFAとしてタイガースと契約。メジャー・デビューは2012年、21才の時です。
2015年7月、ウェーバーにかけたところをブルワーズがクレーム(獲得)。この年はタイガースでもメジャーでプレーしていましたが(22試合)、ブルワーズでは90試合に出場。枠の関係でタイガースはマイナーへの降格を意図したと思いす。
2015年11月にFA。すぐにブルワーズが再契約し、現在に至っております。
MLB通算8年(現地2019年5月10日時点)で、573試合に出場、打率.255、OBP .284、SLG .389、HR 40、RBI 168、盗塁 66。
なお、2016年には34盗塁を決めております。
お読みいただき、ありがとうございました。
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