CLE、LADで長期離脱の怪我のニュース
現地2019年5月1日、ゲームで主要な役割を担っている二人の投手の怪我のニュースが入ってきています。
まずはインディアンスにとって痛すぎるコーリー・クルーバーのニュースからです。
コーリー・クルーバー、利き腕に打球直撃で骨折
現地2019年5月1日、インディアンスはマーリンズとのインターリーグの対戦。
エースのコーリー・クルーバー(Corey Kluber )は5回にブライアン・アンダーソンの打球が直撃。90.6mphの4シームに対して、Exit Velocityが102mphの打球が右腕に直撃しました。
そのままゲームを離脱しました。
右腕で打球の衝撃を吸収
VTRを見ていただいておわかりのように完全に右腕で打球の衝撃を吸収してしまっております。
地面に落ちる時にあれだけ勢いのあったボールがボトッと落ちているのがわかるのでやばいなというのが一目でわかりましたね。
尺骨を骨折
そのように強烈な打球の勢いを吸収してしまったコーリー・クルーバーの右腕ですが、どうやら前腕部の尺骨を骨折した模様です。
肘から先が前腕部ですが、手のひらを下に向けた場合に小指側にある大きな長い骨が尺骨です。そこにもろに当たったということですね(尺骨のイラスト=外部リンク)。
セカンドオピニオンも
念の為、セカンドオピニオンも聞くことになっていますが、診断はほぼ変わらないかと思います。
他に傷めている箇所がないか、精密検査をすることは二次災害を防ぎますので精密検査は必要ですね。
復帰は未定
体の中でも大きな骨にあたる前腕の尺骨の骨折ですので、復帰は今のところ未定です。リハビリ投球の期間も含めると今期中は難しいかもしれません。情報が更新するのを待ちたいと思います。追って、ご報告します。
それにしてもインディアンスは痛すぎますね。
もう一つの怪我のニュースです。
LADのA.J.ポロックが右肘手術で長期離脱
ドジャースにとっては攻撃力に影響の出るニュースです。
今オフ、ダイヤモンドバックスからFAとなり、4年5,500万ドルでドジャースと契約した外野手のA.J. ポロックが長期離脱となりました。
古傷の感染症除去で右肘手術へ
A.J.ポロックは今回、右肘を手術するのですが、投球に関わる腱などの手術ではなく、感染症予防でメスを入れる予定です。
A.J. ポロックに痛みなど何らかの自覚症状が出たことは確かだと思うのですが、詳細はちょっとわかりませんでした。
ただ、今回肘にメスを入れる要因となったのは過去の怪我です。
過去2回の肘の手術
A.J.ポロックは2010年ダイビングで打球を処理した際に右肘を骨折。この時に金属のプレートとネジを使用して処置しています。
さらに2016年に同じ箇所を再度骨折し、同じ処理をしたと報じられています。
非常に痛々しいですが、早い回復を目指してそのような処置をせざるを得なかったのでしょう。
今回、その埋め込んだプレートとネジがどうやら感染症を引き起こした模様で、手術に踏み切ることになりました。
今季中に復帰できるか
時間が経過しているので接合できてはいるかもしれませんが、うまく動いていたものを外すような処置となるのでやはり復帰には時間がかかる見込みです。
そして骨に合わせて大きさが変わる新しいプレートを入れる予定です。
ドジャースは今季中の復帰を見込んでいますが、シーズンエンディングになる可能性もあります。
ポロックはここまで28試合に出場、103−23で打率が.223、HR2、打点が14。2019年のここまでのWARは-0.7とよくはありませんが、左打者王国のドジャースの貴重な右打者ですので、ポロックの離脱は数字以上に大きな損失になるかもしれません。
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