4月後半トレードをまとめました
2019年4月後半の選手の動きをトレースしておきたいと思います。
開幕して1ヶ月が経過したということで、開幕前に準備したロスターが怪我をしたり、思うような活躍をしなかったりということでかなり動きが出ていますので整理しておきたいと思います。
ヤンキース、キャメロン・メイビンを獲得
現地2019年4月25日になりますが、ヤンキースはインディアンスから外野手のキャメロン・メイビン(Cameron Maybin)をトレードで獲得しました。
ヤンキースからインディアンスには人が動かず、キャッシュが支払われています。
SFG(Minor)→CLE(Minor)→NYY(MLB)
キャメロン・メイビンは2019年2月にジャイアンツとマイナー契約。スプリングトレーニングの招待選手としてメジャーキャンプに参加していました。ところが、打率.163と奮わず、開幕直前の3月23日にリリースとなりFAに。
その後3月29日にインディアンスとマイナー契約。開幕してからはトリプルAで過ごしておりました。
マイナーでの生活が続いていましたが、なんとヤンキースに移って即メジャー契約!
相次ぐけが人ゆえの奇跡のNYY外野ロスター入り
ヤンキースはルイス・セベリーノを10 Day ILから60 Day ILに移してメイビンを40Manロスターに加えました(ILに移せば、40人枠のスペースを空けられます)。
最も層が厚いとされるヤンキースの外野に納まるという奇跡のロスター入りを果たしております。
もっとも、これはヤンキースの相次ぐけが人の発生がその理由。
アーロン・ヒックス、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンともう外野のレギュラー3人がIL入り。
さらに内野手でもミゲル・アンドゥハー(5月3日に復帰予定)、トロイ・トゥロウィツキー、グレッグ・バード、さらにはD.J. ルメイユ、ジオ・ウルシェラ(彼はメイビン復帰後の怪我ですが)がIL入り。
ここまで来ると、攻撃力そのものを補強しなければということになるので、GMが即動いたということです。
すでにゲーム出場
キャメロン・メイビンは現地2019年4月26日のジャイアンツ戦から出場。4-1、2−1、2−1とすでに3安打を放ち、戦力となっています!
2018年はマイアミとシアトルの2チームで129試合に出場したメイビン。打率は.250、HRは10本ほどの数字が見込まれる選手ですが、守備力もありますし、ここでチャンスを掴んでこのままシーズン後半まで出続けたら、結構なストーリーとなるので期待しています。
ブルージェイズが名手、ベン・リベアを獲得
現地2019年4月28日、ブルージェイズはベテラン外野手のベン・リベア(Ben Revere)とマイナー契約を結びました。
ベン・リベアは2018年MLB出場なし
ベン・リベアは2018年2月にレッズとマイナー契約を結んだものの、開幕直前の3月25日にリリース。
直後にエンゼルスがリベアを拾い、トリプルAで調整させていましたが、結果を出せずにトリプルAからもリリース(7月26日)。2018年はそのままシーズン終了となりました。
よって、2018シーズンはMLBの出場はありません。MLB最後のゲームは2017年10月1日のゲーム(当時エンゼルスに在籍)。
2019年に入り、2月にレンジャーズとマイナー契約を結ぶもおよそ一ヶ月後にリリース。MLBの機会を探っていたところです。
2014年は184安打
ベン・リベアは2015年にフィリーズからブルージェイズへ移籍していますので、今回は再入団ということになります。
2014年には184安打、打率.306、盗塁49を記録しているすごい選手だったのですが、2016年から打撃がグンと下がってしまいました。
2013年のスーパープレー
筆者はベン・リベアが好きなのですが、それは忘れられないプレーがあるからです。
それがこのプレー。
トラウトやロレアーノのリーピングキャッチもすごいですが、筆者の中では未だにこのプレーを超える外野のスーパーキャッチは出てきておりません。
背面で追うのに右投げならレフトの方向へ追うのは割と追いやすいのですが、リベアがやったのは、右中間で右肩越しにボールを追うというもの。
この方向はグラブを奥から出しますし、とにかく追いにくい!しかも、ドンピシャのタイミングでジャンプし、ダブルプレーまで取ってしまったという3つも4つも要素が重なったスーパープレー。
まだ31才のシーズンです。リベアはエクステンディット・スプリングトレーニング(単純にスプリングトレーニングの延長)のゲームに4月30日まで出場し、MLBのブルージェイズに合流する見込みです。頑張って欲しい。
ブレーブスが左腕のブレビンスを獲得
現地2019年4月28日、ブレーブスはアスレチックスから左腕のジェリー・ブレビンス(Jerry Blevins)を獲得しました。
ジェリー・ブレビンスは35才。FAとして2月にアスレチックスとサインしておりました。今回はトレードで、ブレーブスからアスレチックスへは金銭と後日指名の選手が動くことになっています。
ジェリー・ブレビンスは2015年から2018年までメッツに所属。直近の3年間は2016年は73試合、2017年は75試合、2018年は64試合に登板。
主に1ポイントでの起用になりますが、ゲームの肝心なところで起用したくなる投手です。
12年のキャリアで通算登板試合数が564試合と、野手並みの数字となっております。
ブレーブスのブルペンに厚みが出ればいいなと思います。
なお、ジオ・ゴンザレスに関しては下記の記事に追記しました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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