シャーザー、今季はスライダーが進化
本日は久しぶりにマックス・シャーザー(Max Scherzer)の話題です。
前のFC2のブログでシャーザーのことを書きすぎたという反省から、新しいブログに移動してからはちょっと控えていたのですが、今回はレコードに関する話題なので、書かせていただこうと思います。
キャリア通算2,500K!
現地2019年4月26日になりますが、ナショナルズのマックス・シャーザーがパドレス戦に先発。7回を投げて被安打4、自責点2、奪三振10でキャリア通算2,500奪三振を達成しました!
Congratulations!
2,500Kを達成したのは、6回表。先頭のマニュエル・マーゴットから奪った三振が記念すべき2,500Kとなりました。
史上3番めの早さでの2,500K到達
マックス・シャーザーはキャリア通算344試合目で2,500Kを達成。
試合数でも3番めの早さ
これはランディー・ジョンソンの313試合、ノーラン・ライアンの338試合に次ぐ史上3番めの早さ。ペドロとクレメンスより早いペースで達成しましたね。
イニング数でも3番めの早さ
また、どれだけ短いイニングで2,500Kを達成したかでは、ランディー・ジョンソンがトップで2,017回2/3、ペドロ・マルチネスが2位で2,152回2/3、マックス・シャーザーは3位で2,155回1/3、ノーラン・ライアンが4位で2286回1/3。
今季はスライダーが進化
昨シーズンまでシャーザーの決め球として多かった変化球はチェンジアップ。
ファストボールとのギャップから打者はクルクルと三振していたのですが、今季は決め球にスライダーをもってくるケースが増えています。
昨シーズンよりも曲がり方が進化。打者の手元でグイッとビデオゲームのように曲がるようになっています。
シャーザー、3,000Kクラブへ
キャリア12年め、2,500奪三振を記録したシャーザー。今季は34才のシーズン。
年平均で251個のペースで三振を取り続けています。2016年以降はその恐ろしいペースで三振が増えており、2018年に至っては300Kを記録。
- 2014: 252 K
- 2015: 276 K
- 2016: 284 K
- 2017: 268 K
- 2018: 300 K
- 2019: 54 K (6試合:現地2019年4月26日時点)
ナショナルズとの契約も2021年まで残っていますので、まずは今季に加えて向こう2年はマウンドに立ち続けられます。
今季はここまで1試合9個のペースで三振を奪っていますので、33試合に登板したとすると、297個のペース。2018年と同じような数字を達成しそうです。
そうなると、今季終了時点で2,746個が見込まれます。もっとも、先のことを考えてはいけませんが、ペースだけでいけば、2020年には3,000Kに到達しそうな勢いです。
歴代3,000K投手
一応、歴代の3,000K以上の投手を列挙しておきます。
- ノーラン・ライアン:5,714 K
- ランディー・ジョンソン: 4,875 K
- ロジャー・クレメンス:4,672 K
- スティーブ・カールトン: 4,136 K
- バート・ブライレブン(Bert Blyleven): 3,701 K
- トム・シーバー: 3,640 K
- ドン・サットン:3,574 K
- ゲイロード・ペリー:3,534 K
- ウォルター・ジョンソン:3,508 K
- グレッグ・マダックス:3,371 K
- フィル・ニークロ:3,342 K
- ファギー・ジェンキンス(ファーガソン・ジェンキンス):3,192 K
- ペドロ・マルチネス:3,154 K
- ボブ・ギブソン:3,117 K
- カート・シリング:3,116 K
- ジョン・スモルツ:3,084 K
ノーラン・ライアンとランディー・ジョンソンがいかにすごいかがよくわかりますね。
シャーザー、まずはペドロを超えるかどうか!?ますます応援したくなります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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