2017ポストシーズンも佳境です。残り1試合か、2試合か。
現地2017年10月31日、ワールドシリーズGame6がドジャー・スタジアムで行なわれました。
ファーストピッチではトミー・ラソーダとオーレル・ハーシュハイザーが登場。1988年ワールドシリーズ・チャンピオンを獲った時の監督とエースです。
それにしてもハーシュハイザー、年を取りました。蛇足ながら、筆者の中のヒーローの一人です。
【動画】Dodger legends toss first pitch
さて、Game6ですが いい投手戦になりました。
この日、賞賛したかったのはなんと言ってもドジャースの投手陣です。いいリレーで僅差の勝利をものにしました。あのスイング・スピードの凄すぎるアストロズ打線を相手に、すばらしいピッチングをみせてくれました。
とは言え、この日は中盤まではアストロズが押していたと思います。押していたというよりも、ドジャース打線はバーランダーに攻略のいとぐちを見つけられなかった状態でした。
それくらい、この日のジャスティン・バーランダーは、気力も充実し、生き物のようなボールを投げ込んでいました。5回を終わって、打たれたヒットは2回に浴びたプイーグのシングル1本のみ。それ以外は3人で締めるというピッチングを見せてくれました。
アストロズは3回表にジョージ・スプリンガーに今シリーズ4本目となるソロショットが出て、1−0とリードしていました。
完璧なピッチングをみせていたバーランダーですが、6回表、飛ばしてきた疲れか、コントロールを乱します。
先頭の当たっているバーンズに2塁打、チェイス・アトリーには死球を与え、ノーアウト1・2塁のピンチに。ここでコーチがマウンドに行き、一泊を置いたのですが、流れを止められませんでした。クリス・テイラーにはダブル、コーリー・シーガーにはシングルを許し、1−2と逆転されてしまいます。
バーランダーは6回でマウンドを降りました。後を継いだマンスグローブが7回にジョク・ピダーソンに一発を浴び、1失点。その後のグレガーソン、リリアーノはぴたりと抑えただけに、6回の失点は結果的に響いてしまいました。
ドジャースの投手陣ですが、5回表にリッチ・ヒルがピンチに。先頭のブライアン・マッキャンにシングル、つづくマーウィン・ゴンザレスに2塁打を打たれ、ノーアウト1・3塁のピンチ。レディックとバーランダーを三振に仕留めたものの、ジョージ・スプリンガーには敬遠の四球を出し、2アウト満塁に。
リッチ・ヒルはここでマウンドを降りました。ベンチにかえってからも悔しがっていましたね。ヒルは男前なのに顔つきが怖いので、ベンチであれをやられると周囲は引きますね。それだけ気持ちが乗っていたのでしょうね。
その後、リレーしたブランドン・モローはうるさいアレックス・ブレグマンを打ち取り、このピンチを無失点に抑えました。ドジャースとしては非常に危ういゲーム展開だったことが見て取れると思います。この時点ではアストロズが1−0でリード。
ドジャースはモローの後に登板したワトソンが荒れ気味でしたが、6回を無失点で切り抜けます。7回表、ワトソンが先頭にフォアボールを出したところで前田投手に交代。前田投手は1安打されたものの、後続をしっかりと抑え、無失点投球を披露。
その後、ジャンセンが8回から登板し、2イニングを打者6人のパーフェクトで締め、ドジャースが3−1で勝利しました。バーランダーもヒルも素晴らしかったです。
最終戦、Game7はダルビッシュ投手とランス・マッカラーズJRが先発です。泣いても笑ってもあと1試合です。
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