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【MLB2019開幕1週間まとめ!】やりくり上手なブルワーズが好スタート!デグロム、ベリンジャーが輝く

MLB2019 開幕1週間の状況まとめ

現地2019年4月5日、MLBの2019年レギュラーシーズンは開幕1週間が経過。3月28日に開幕(東京分は一旦除いて)ですから、正確には8日が経過しています。

この1週間の動きをまとめてみたいと思います。

4月1週目の水木スタートのムード

毎年開幕が早まっているMLB。

本来と言っていいのかわかりませんが、長年継続してきたスケジュール感で言えば、4月1週目の週半ばの水曜か木曜にオープニングナイトで1試合か2試合が開催され、その翌日と翌々日に全カードがそろうということが多かったと思います。

  • 2019開幕: 3/28 (東京開幕3/20) 
  • 2018 開幕: 3/29
  • 2017開幕: 4/2、3
  • 2016開幕: 4/3、4/4
  • 2015開幕: 4/5、4/6

NPBより1週間ほど遅い開幕というイメージでしたね。

3月中の開幕ということでMLBもさすがに可能な限り気温の低くないところでの開催を企図していましたが、中にはミネソタでの低温ゲームというのもありました。

思ったのは、どこか4月1週目の週半ばくらいからが本来のスタートであるというムードです。どうも高額サラリーのクラブほど、そのような認識でシーズンに入っているような気がしてならないです。

最終的には実力が現れてくるので、焦る必要もないかとは思います。ただ、日本の本州で桜が咲く時期からが本格的な開幕だというムードがあることも事実かと思います。

順位

2019年の開幕1週間の順位です。こちらは現地2019年4月5日(金)終了時点での成績です。

【ア・リーグ東地区】数字は Win-Lose/ 得点-失点=得失点差

  1. TBR: 6-2 / 27-13=+14
  2. BAL: 4-3/ 29-34 = -5
  3. NYY : 3-4/ 28-24=+5
  4. TOR: 3-6/ 26-24=+2
  5. BOS: 2-7/ 41-67= -26

【ア・リーグ中地区】

  1. MIN: 4-2/  28-25=+3
  2. DET: 5-3/ 17-21=-4
  3. CLE: 4−3/ 20-26=-6
  4. CWS: 3-3/ 36-32=+4
  5. KCR: 2-4/ 30-32= -2

【ア・リーグ西地区】

  1. SEA: 7-2/ 64-49=+15
  2. TEX: 5-3/ 46-41=+5
  3. OAK: 6-5/ 43-35=+8
  4. HOU: 3-5/ 18-24=-6
  5. LAA: 2-6/ 20-32=-12

【ナ・リーグ東地区】数字は Win-Lose/ 得点-失点=得失点差

  1. PHI: 5-1/ 49-26=+23
  2. NYM: 5-2/ 37-30=+7
  3. ATL: 4-3/ 29-34=-5
  4. WSH: 3-3/ 29-34=-5
  5. MIA: 2-6/ 26-38=-12

【ナ・リーグ中地区】

  1. MIL: 7-1/ 41-35=+6
  2. PIT: 3-3/ 21-16=+5
  3. STL: 3-4/ 33-33=0
  4. CHI: 1-6/ 46-59=-13
  5. CIN: 1-6/ 11-21=-11

【ナ・リーグ西地区】

  1. LAD: 6-2/ 65-40=+25
  2. SDP: 5-3/ 28-27=+1
  3. ARI: 4-4/ 56-62=-6
  4. COL: 3-5/ 23-35=-12
  5. SFG: 2-6/ 19-29=-10

大型補強、延長契約が盛んなBOS/NYYが苦戦

前年のWS覇者レッドソックスは先発がゲームメイクできず。後述しますが、ERAが大変です。それに得失点差-26は両リーグ通じてワースト。

ヤンキースはけが人続出でプラン変更を余儀なくされましたが、またそのうち上がって来そうです。

この2チームが苦戦しているところが興味深いです。

フィリーズ、メッツ、パドレスが補強成功

大きく補強したフィリーズメッツがいいスタートを切っています。メッツはほどほどですが、先発ローテーションがいいのとクローザーがいいので安定しています。

そしてフィリーズは補強効果が出ました。得失点差+23は猛打ドジャースに次ぐ成績。この2チームは本当にいい補強をしたと思います。

そして、マチャードを獲得したパドレスも前年のような寂しい雰囲気はなく、プロスペクトも活躍しているので非常に活気が出て面白いです。

やりくり上手なレイズ、ブルワーズが躍進

レイズは知恵者2名が他クラブの監督になったので、さすがに苦戦するかと思ったのですが、投手力がいいのと打線が好調なので上がっています。

得失点差が+6。もっとも面白いゲームを展開しているのが、ブルワーズではないでしょうか? リリーバーのキーマン2名が故障しつつもこの成績はさすがとしかいいようがありません。ブルワーズは補強も成功と言っていいと思います。

同じやりくり上手はアスレチックスは東京での2連敗が響きましたが、ここはクリス・デービスとブレイク・トライネンがいるので上がってきそうです。

CLがいいパイレーツが面白い

そして、パイレーツは勝率5割ながらも、クローザーのフェリペ・バスケスが打てそうもないボールを投げているので面白そうです。打線もよいと思います。

チームスタッツ

こちらのスタッツは現地2019年4月6日時点のものです。

打撃AVGトップ5

チーム打率トップ5です。カブスが打線好調でトップ。

好調マリナーズは4位。

  1. CHC: .307
  2. ARI: .304
  3. LAD: .303
  4. SEA: .274
  5. PHI: .272

打撃AVGワースト5

打てていないクラブです。レッズはここまで打撃の補強効果が出ておりません。スクーター・ジェネットの怪我も響いてはおります。インディアンスはやはりというような数字ですね。

  1. CIN: .165
  2. CLE: .180
  3. DET: .182
  4. TOR: .191
  5. LAA: .201

打撃HR数トップ5

マリナーズが好調なのはここですね。

  1. マリナーズ:24(東京開催分が入っているので2試合多い)
  2. ドジャース:22
  3. Dバックス:19
  4. ブルワーズ:18
  5. カブス:16

投手ERA TOP5

チーム防御率の上位5チーム。タイガースは後述しますが、クローザーがいいです。パイレーツもレイズもそうです。やはりしっかりしたクローザーがいるところはいいERAを出しています。

  1. TBR: 2.09
  2. DET: 2.44
  3. PIT: 2.45
  4. HOU: 2.49
  5. TOR: 2.69

投手ERA ワースト5

レッドソックスがワーストかと思っていたのですが、ワーストはカブスでした。Dバックスは得失点差こそ-6ですが、得点と失点の数そのものが大きすぎて派手なゲームを展開しているのがよくわかります(56-62)。

  1. CHC:7.87
  2. BOS: 6.97
  3. ARI: 6.89
  4. CWS: 5.70
  5. WSH: 5.66

チームエラー

チームのエラー数も出しておきたいと思います。マリナーズはやはりという感じですね。ここは改善できる箇所なので頑張って改善してもらいたいところです。

  1. マリナーズ:16
  2. カブス:12
  3. レッドソックス/ホワイトソックス/ヤンキース:9

個人スタッツ

個人で輝いている選手を見てみたいと思います。

HR

ベリンジャーの勢いが止まらず。

  1. コーディ・ベリンジャー(LAD):6
  2. ジェイ・ブルース(SEA)/クリス・デービス(OAK)/ポール・ゴールドシュミット(STL):5

なお4HRが複数人いるのですが、その中にティム・ベッカムとドミンゴ・サンタナがおりますので、マリナーズの強さがここでも出ております。

投手セーブポイント

クローザーとしてすでにいい数字を上げているのは以下の投手達です。

  1. シェーン・グリーン(DET):6
  2. カービー・イェーツ(SDP):5
  3. エドウィン・ディアス(NYM)/ジョシュ・ヘイダー(MIL)/ ケンリー・ジャンセン(LAD):4

投手奪三振

始まったばかりなので、投手の一つの指標としての奪三振を上げておきます。

  1. ジェイコブ・デグロム(NYM):24
  2. マシュー・ボイド(DET):23
  3. マックス・シャーザー(WSH):21
  4. ゲリット・コール(HOU):19
  5. コービン・バーンズ(MIL):18

まだまだ終盤のイニングの得点力やリリーバーのERAなど細かく見ていく指標はたくさんありますが、1週間の概要としては上記のような感じです。

もしまとめるなら、ナ・リーグはブルワーズが一歩リード。フィリーズ、ドジャース、パイレーツ、ブレーブスが続く感じでしょうか。

ア・リーグは5月当たりに打撃のよいチームが躍進してきそうに思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

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