スプリング・トレーニングも終盤!
現地2019年3月14日、スプリング・トレーニングもいよいよ追い込みの時期にはいってきました。3月28日の開幕まであと2週間。
マイナー・ディールで契約し、招待選手としてメジャーキャンプに参加していた選手も次々にマイナーへの降格、あるいはリリースという通達が渡され始めております。
有名選手のマイナー行き
ティム・ティーボウ(NYM)
NFLの元QB、メッツのティム・ティーボウはトリプルAに。今季はMLBに近かったので残念ですが、まだ上がるチャンスがあるのであの太い腕を見せてもらいたいと思います。
ダスティン・アックリー(SEA)
また、かつてマリナーズのプロスペクトとしてファンを大いに期待させたダスティン・アックリーは今季マリナーズとマイナー契約を結んでいたものの、残念ながらマリナーズをリリースに。FAとなりました。
J.P. クロフォード(SEA)
その他、マリナーズのSSとして期待されたJ.P.クロフォードは調子が上がらず、まだ早い!とばかりにトリプルAに。
マイケル・チャビス(BOS)
レッドソックスのマイケル・チャビスはチーム1の4HRを放っていたにもかかわらず、こちらも打率の低さとポジションの関係からトリプルA行きとなりました。
プロスペクトの中では1月のランキング100の発表時点で1位だったヴラディーミル・ゲレロ・Jr.はハムストリングを傷め、3週間ほどの欠場。
そのような状況の中、ルーキーがメジャーに残って結果を出しています。
クリス・パダックに注目です!
しっかりと結果を出しているのが、パドレスのプロスペクト、クリス・パダック(Chris Paddack)です。
”Thor”をも上回る奪三振数NO.1
クリス・パダックは今スプリング・トレーニングにおいて、現地2019年3月14日時点で4試合に登板。12.1イニングでERA 2.13、奪三振が20!
この奪三振は、メッツの”Thor”こと、ノア・シンダーガード(Syndergaard, N)の19を上回る数字。
現地2019年3月14日時点での2人の数字はこちら。
C・パダック | シンダーガード | |
Gm | 4 | 4 |
IP | 12.2 | 14.1 |
ERA | 2.13 | 1.88 |
SO | 20 (1位) | 19 (2位) |
ルーキーがなんとかサバイブしようと必死に頑張っているのがすがすがしいです。
クリス・パダックとは
クリス・パダックは1996年1月8日生まれの23才。
高卒時の2015年にマイアミ・マーリンズから8巡目指名を受け、プロ入り。
翌年の2016年6月30日、パドレスがフェルナンド・ロドニーをマーリンズに送ったトレードで、そのの交換要員としてクリス・パダックがパドレスに移籍。
2016年夏にトミー・ジョン手術
しかし、パドレスに移籍して1ヶ月後の7月31日、UCLに大きなダメージがあることが発覚し、トミー・ジョン手術を受けることになりました。
2017年はフルシーズンをリハビリに費やし、満を持して2018年に復帰。シングルAからダブルAプラスまで経験。17試合、90イニングを投げ、7勝3敗、ERA 2.10、奪三振120を記録。
完全に復活しました。
MLB.comのPre-2019のプロスペクトランキングでは34位、ベースボール・アメリカでは66位、ベースボール・プロスペクタスでは37位に入っています。
ファストボール、チェンジアップ、スライダー、カーブなどを操り、緩急の使い方がうまい投手です。193cmの高い身長からの角度を活かした投球と言えると思います。
このまま残ってもらいたですね!
お読みいただき、ありがとうございました。
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