トレードデッドラインを7月末一本へ
現地2019年3月13日、MLBとMLBPA(選手会)との会合にて、2月初旬にMLB側が提案した様々な事項の詰めの会議を行い、複数の事項を決定しました。
決定事項
今回のシーズン突入前最後の会合では、以下の事項が決定しております。
2019年から8月末のトレードデッドラインを廃止
現在、ノンウェーバーのトレードデッドラインは7月末に設定されており、また、ウェーバー公示の手続きが必要なものの、この期限内に移籍すればポストシーズンに出場できるという8月末期限のものと2つがあります。
今回の決定は、8月末のトレードデッドラインを廃止し、7月末のトレードデッドライン一本にするというもの。
8月末期限のものは、ウェーバー公示など手続きが煩雑なので、もういっそうのこと7月にまとめましょうというもの。
ポストシーズン出場資格も7月末に繰り上がるということでよいようです。
こうなることで、7月末のトレードデッドラインの動きがさらに活発化しそうです。
2018年もジョシュ・ドナルドソン、ジオ・ゴンザレス、カーティス・グランダーソン、アンドリュー・マッカッチェンが8月末トレードで動いております。
オールスター’Election Day’ Formatの採用
何をする制度かというと、ファン投票は通常通りに行うのですが、そのファン投票の結果から各ポジションで上位3人をピックアップ。
”Election Day”というのを定めて、実地とオンラインで投票を行い、3人のうちでもっとも票を得た選手がスターターとして出場するという制度です。これも2019年からスタートです。
ホームランダービーの勝者に$1M
今回新たにテーブルに上がったのが、オールスターのホームラン・ダービーのインセンティブ。勝者には100万ドルが授与されることになりました。
これはMLBの顔と呼べる打者の参加の促進を狙ったものです。
3バッターミニマムは2020年から
こちらも決定事項のようですね。これは選手会側が反発しないといけなかったのでは??と思います。
アクティブ・ロスターを26人にするのも2020年から
ロスター・イクスパンションも2020年からスタートとなります。
セプテンバー・コール・アップは28人に
ロスターイクスパンションにより、セプテンバーコール・アップも現状の40人から28人に減少となります。これもトリプルAクラスの選手の出場機会が減ることになるので選手会は頑張らないといけなかったのでは??と思います。
その他のゲーム内での重要事項は引き続き検討ということになっています。
まとめ
2019年3月1日の記事でまとめた表を更新します。
2019年3月15日更新
現状 | 提案内容 | 2019 導入 | 施行/延期 |
クロックなし | 20秒ピッチクロック | NO | 2022まで延期 |
1バッターでも可 | 3バッターミニマム | NO | 2020まで延期 |
現状25人枠 | ロスターを25人から26人へ 投手を13人に | NO | 2020まで延期 |
9回で6度まで 延長は1度/1回 | マウンドビジット制限 5度/9イニングで | YES | 2020は4度に |
ローカル:2:05 全米放送:2:35 | (放送とも関連) イニング間のインターバル 一律1:55に | STで試験 | 未決 |
7/31 | Nonウェーバートレード期限 ASG休み前に | NO | 未決 |
8/31 | 8月末のトレード期限 廃止に。7末にまとめる | YES | 決定 |
なし | ASG ‘Election Day’ Format 各ポジションの上位3名から 最多得票者がスターターへ | YES | 決定 |
景品 | ASG HRダービー 勝者に100万ドル | YES | 決定 |
無制限 | 投手、野手、2-wayで登録 野手の登板は9回以降 or 7点差以上なら6回から可 | NO | 未決 |
規定のサイズあり | マウンドを低く | NO | 未決 |
お読みいただき、ありがとうございました。
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