ロングビーチ・エンゼルスの可能性
現地2019年2月26日のお話になりますが、カリフォルニア州のロングビーチがエンゼルスに球場建設の候補地を提示しています。
今のスタジアムは2020年まで
エンゼルスの現フランチャイズは2020年までのリース期間となり、エンゼルスはあと2年でクラブの未来を決めなければなりません。
何回ものリノベーションを経て、現在でも素晴らしいボールパークを維持していますが、MLB4番めの古さとなっており、老朽化や市の思惑などがあり現スタジアムの使用は期限が決められてしまっております。
アナハイムに引き止めの動きがないような
ディズニー・リゾートやNHLのアナハイム・ダックスなど市に収益をもたらす資源があるせいか、アナハイムはエンゼルスに対して「残ってくれ!」という姿勢ではないようですね。普通は引き止めるはずですが、代替地の手配が難しいゆえか、どうも請願がないのが気になります。
地元はオレンジ郡(よくオレンジ・カウンティーと言いますが)で、リタイア後の裕福な人が過ごしているという豊かな土地柄もあるのかもしれません。
ロングビーチのロケーション
候補地のロングビーチはアメリカ西海岸の港湾都市で、国際物流の一大拠点でもあります。
ウォーターフロント地区の開発が進んでおり、活用出来ていないエリアもあるようです。
現在のアナハイムとの位置関係はこのような感じです。
赤丸で囲った中に緑のフラッグが立っているのがそれぞれエンゼルスタジアム、ドジャー・スタジアム、そしてロングビーチの候補地の周辺です。
ドジャー・スタジアムの位置もつけたのは、比較的、ロスの市街地にあるのでつけております。サンタモニカも有名なので下線を引いて載せています。
- アナハイム から ロングビーチへ:約34キロ、ハイウェイを使って約30分ほど(渋滞を考慮せず)
- アナハイム から ドジャー・スタジアムへ:約50キロ、ハイウェイを使ったほぼ直線となるルートで40分弱(渋滞を考慮せず)
候補地
候補地は中央の円形の建物の右側のグレーのエリア。現在はパーキングロットです。場所取りが難しい形なので、どうするのでしょうか??
もしこの空き地のままなら、変形パークになりそう
ツイートに現状のスタジアムを当て込んだ方がいらっしゃいます。
縮尺が正しいかどうかの疑問はありますが、ほぼこのような形になり、このままだとフェンウェイ・パークやオラクル・パーク(SFG)のような相当な変形パークにしないと敷地に収まらないように思います。
今のエンゼル・スタジアムの敷地は周囲の駐車場も含めて非常に広いです。
たいがいの人はセブンスイニング・ストレッチをやって早々に家路に着こうとしますので、終了時に大混雑するわけではありませんが、それでもパーキングロットを出る時は若干混みます。
しかし、ドジャー・スタジアム経験者によると、まったくましだそうです。ドジャー・スタジアムの場合は、丘に球場がめり込んでいるように設計されていますが、丘から降りる時の道が確か1本道のためハイウェイに乗ったりするのに非常に時間がかかるそうです(筆者はドジャー・スタジアムの経験はありません)。
市街地にあるペトコパーク
いずれにせよ、ロングビーチのベイエリアとは言え、結構な市街地に移転することになるので、参考までに結構な市街地にあるペトコパークの建設の模様を貼っておきます。
現状のペトコの写真を見たとき、あまりに市街地にありすぎて驚いたことがあるのですが、建設着手前と現在の画像が上がっておりましたので、載せさせてもらいます。
ペトコパークの場合は、野球場が出来て、そのあとに周辺にビル群が建ったという順番のようですね。本当にオフィス街に球場があるみたいで驚きました。
建設中の画像のついでに、レフトポール際の会社の建物をこのように残して建設していったようです。
やはり正方形となる土地に越したことはありませんね。かりにロングビーチの現候補地で決定となったなら、自動車がないと不便きわまりないロスなので、駐車場をどうするんですかね??
なお、まだロングビーチに決まったわけではありません。ロングビーチ市がかなり推しているようで、具体的な候補地まで出ましたので記事にしてみました。
新スタジアムの顔としてトラウトが残るか
このペースで行くと、2020年までに完成するかどうか微妙ですね。
大谷選手の投手復帰はエンゼルスタジアムのラストイヤーということになりそうです。そして2020年が契約最終年となるマイク・トラウトが新スタジアムの顔として残るのか?この辺も注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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