2019若手のスプリングでの成績は?
スプリング・トレーニングのゲームが始まって1週間ほど経過しましたが、現地2019年3月2日時点での2019年のトップ・プロスペクト、あるいはすでにルーキーステータスを超えてはいるものの、活躍している若手の状況を記しておきたいと思います。
パドレスのタティス・Jrはかなりやりそう
後述しますが、パドレスのSS、フェルナンド・タティス・Jrはかなりやりそうです。
ブラディミール・ゲレーロ・Jr.の状態
MLB.comのPre-2019のトッププロスペクトランク100で1位に選ばれたゲレーロ・Jr.。
現地2019年3月2日の時点3試合に出場。9打数2安打で打率.222、HR 0、打点1という状態です。
GMは「彼はまだメジャーリーガーには見えない」
ブルージェイズGMからは、“I just don’t see him as a major league player.”、「まだメジャーリーガーには見えない」との見方も。
異常に早いスイング・スピードなどキラリと光るものは見せてくれてはいるものの、結果がついてきていない状態です。まだ10試合ですからね。しかもまだ19才。
もう少し長く成長を見守った方がよさそうです。スライディングもいまひとつです。
若手のHR数(現地2019年3月2日時点)
ルーキーステータスを超えたはいるものの、まだまだMLBでの経験の浅い選手も含めて、若い野手が結果を出しておりますので、ご紹介したいと思います。
4本:チャンス・シスコ(BAL)C
ルーキーステータス超え
オリオールズの若手、チャンス・シスコ(Chance Sisco)は今スプリング・トレーニングで現地2019年3月2日時点で両リーグ通じてトップの4本のHRを放っており、かなり好調です。
4試合、8打数5安打、打率.625、OBP.700、SLG 2.125、OPS 2.825!
チャンス・シスコは24才の捕手。右投げ左打ちで、2013年、オリオールズのアマチュアドラフト2巡目指名の選手です。
デビューは22才の時の2017年9月で、2019年はすでにルーキー・ステータスを超えております。
MLB2年間で73試合、打率.197、HR4本、RBI 20本。
オリオールズにとってはマット・ウィータースの時のように期待できる捕手の台頭です。
3本:ルイス・ブリンソン(MIA)
ルーキーステータス超え
マーリンズのルイス・ブリンソン(Lewis Brinson)は24才の外野手。右投げ右打ち。
デビューは2017年6月で、ブリンソンも2018年でルーキーステータスを超えております。
2018年は108試合に出場、打率が.199ながらHRは11本を放っています。スプリング・トレーニングの動画ではありませんが、2018年にとんでもない飛距離のHRを放ったことがある選手です。
トレード歴
2012年アマチュア・ドラフトのレンジャーズの1巡目指名(全体29位)。
2016年8月1日にレンジャーズ-ブルワーズ間で発生したトレードでブルワーズに移籍。ブルワーズがジェレミー・ジェフレスとジョナサン・ルクロイを獲得したトレードです。
2018年1月にマーリンズ-ブルワーズ間で発生したトレードでマーリンズに移籍。ブルワーズがクリスチャン・イェリッチを獲得し、マーリンズがジョーダン・ヤマモトらを獲得しています。
3本:マイケル・チャビス (BOS)1B/3B
2019年:ルーキーステータス
レッドソックスのマイケル・チャビス (Michael Chavis)は23才。
2014年レッドソックス1巡目(全体26位)指名。Pre-2019で79位にランクイン。右投げ右打ちです。
2018年は最高でトリプルAでプレー。マイナー通算5シーズン、ルーキーからトリプルAまででプレーし、65HR。
2本:フェルナンド・タティス・Jr.(SDP)
2019年ルーキーステータス
噂のタティス・Jr.(Fernando Tatis Jr. )です。Pre-2019のランクは3位。2019年1月2日でまだ20才になったばかりのSS。
マチャードとの三遊間で成長の機会を得るであろう、もう伸びしろしか見えない選手。今スプリング・トレーニングの打率は.357。(現地2019年3月2日時点)
ボビー・ダルベック(BOS)もかなりいい
2019年ルーキーステータス
レッドソックスのボビー・ダルベック(Bobby Dalbec)もマイク・トラウトのようなパワーがあってかなりいいです。フォームなどは結構意識しているのかもしれません。
2016年レッドソックス4巡目指名の3B。右投げ右打ちの23才。2018年はマイナーのシングルAアドバンスとダブルAの2つのレベルを合わせて32HR!
現地2019年2月22日に行われた大学チームとのオープン戦で強烈な当たりを放っております。
こちらはアマチュアとのゲームゆえ、グレープフルーツ・リーグのスタッツにはカウントされておりません。
現地2019年3月2日時点のスプリングトレーニングの成績は、7試合、10打数3安打、HR 0、打点 1。
追って投手編も書きたいと思います。
トッププロスペクト2019の10位から1位
お読みいただき、ありがとうございました。
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