H・ラミレスがメジャー復帰へ第一歩
現地2019年2月23日、2018シーズン途中でレッドソックスをリリースとなったヘインリー・ラミレスがインディアンスとマイナー契約を結んだことが明らかとなりました。
2018年のヘインリー・ラミレス
ヘインリー・ラミレスがレッドソックスをDFAとなったのは現地2018年5月24日。成績は5月終盤を終わって、打率.254、HR6、RBI 29と低迷。
レッドソックスは、この頃ムーキー・ベッツが16HRを放ち、J.D.マルチネスが15HR、ミッチ・モアランドが打率.311を残しており、一人蚊帳の外という状態で悪い意味で目立ってしまっておりました。
ヌネスとホルト
なお、ヘインリーがDFAとなったことで、エデュアルド・ヌネスとブロック・ホルトの出場機会が増え、これが2018年のワールドシリーズ制覇に大きく貢献したことを考えると、ヘインリーには悪いですが、クラブ強化策としては吉が出たということになると思います。
またあの美しいフォームが見られるか
ヘインリー・ラミレスと言えば、MLBでは珍しいくらいに足を高く上げてタイミングを取る打撃ファームがトレードマークと言ってもいいかもしれません。
ドレッドヘアーも魅力の一つですが、髪型は変わるので。
このフォームが非常にかっこいいんですね。
しかももともとはSSを守っていたというのが、また魅力的でセンスの塊のような選手でした。
キャリア
ヘインリー・ラミレスは2005年にレッドソックスでメジャーデビュー。21才の時です。この年は2打席だけの経験でした。
2005年11月にヘスス・デルガド、アニバル・サンチェスらとともにトレードでフロリダ・マーリンズへ移籍。レッドソックスはこのトレードでジョシュ・ベケットとマイク・ローウェルらを獲得しました。
直後の2006年シーズンは打率.292、HR 17、盗塁51でNL ROYを獲得。
2009年には打率.341を記録。
2012年7月のトレードデッドラインでドジャースに移籍。この時、ドジャースからマイアミ・マーリンズにネイサン・イオバルディが動きました。
2014年オフにFAとなり、11月にレッドソックスと契約。2018年の5月にDFA→リリースとなっていたのでした。
スタッツ
2006年のNL ROYの他に下記のような成績を残しています。
- オールスター出場:3度(2008-2010)
- NLシルバースラッガー賞:2度 (2008 & 2009)
- NL Batting Average 1位: 2009
- NL Runs Scored 1位:2008
- 20-Home Run 以上: 7度 (2007-2009, 2012, 2013, 2016 & 2017)
- 30-Home Run 以上: 2度 (2008 & 2016)
- 100 RBI 以上: 2度 (2009 & 2016)
- 100 Runs Scored 以上: 4 (2006-2009)
- シーズン200 安打:1 度 (2007)
- 50 盗塁: 2度 (2006 & 2007)
輝かしい成績を残していますね。
レッドソックス退団後
5月にレッドソックスを退団後、11月にドミニカ・ウィンター・リーグに参加すするまでの期間は個人で調整をしていた模様です。
独立リーグの記録にはありませんでした。
DWLの実戦では18試合、打率.266、HR3本を記録。実戦に触れられたのはよかったと思います。
インディアンス入団後も厳しいサバイバルが続きますが、ぜひあの美しい打撃フォームを見せてもらいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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