実績ある2人がマイナーディール
現地2019年2月16日、実績のある野手2人のディールが決まりました。
2015ワールドシリーズSSのA・エスコバー
非常に厳しい!というのがこのディールの第一印象です。
ロイヤルズからFAとなっていたSSのアルシデス・エスコバー(Alcides Escobar)がオリオールズと契約が成立しました。
なんと、マイナーディールです。
実績があり、まだ若いにもかかわらず
アルシデス・エスコバーは2018年12月に31才になったばかりで今がピークと言っても過言でない年齢の選手。
アルシデス・エスコバーがマイナーディールとは驚きました。
アルシデス・エスコバーの実績
アルシデス・エスコバーはベネズエラ出身で、2008年、21の時にブルワーズでメジャーデビュー。
2010年、ザック・グレインキがロイヤルズからブルワーズへ移籍したトレードの見返りでロイヤルズに移籍。
この時、アルシデスとともにロイヤルズに移ったのが、同じく2015年のWS戦士のロレンゾ・ケイン、2018年のブルワーズのブルペンのキーマンのジェレミー・ジェフレス、現ツインズのスターターのジェイク・オドリッジ。これはいいトレードでしたね。
なお、ジェレミー・ジェフレスはブルワーズに計3度在籍しております(MIL→KCR→TOR→MIL→TEX→MIL)。
スタッツとアウォード
アルシデス・エスコバーのスタッツとアウォードはなかなかすごいです。
(Award)
- 2015 オールスター出場
- 2015 ゴールドグラブ賞受賞
- 2015 ワールドシリーズチャンプ
- 2015 ALCS MVP
(Stats)
- 162試合出場:3度(2014, 2-16-17)
- 177安打達成:2012年
- 150安打以上を放ったシーズン:5度
- 30本以上二塁打を放ったシーズン:3度
- 30盗塁以上のシーズン:2度
- 通算:AVG .258/ OBP .293 / SLG .343、41HR、1,367安打
通算のOBPは.300を割っておりますが、守備の貢献度も含めて非常にいい選手なのは間違いありません。
ロイヤルズはモンデシーをSSに
筆者はアルシデス・エスコバーが大好きなのですが、ロイヤルズは今回、再契約しないだろうと思っておりました。理由は、プロスペクトの台頭。
ロイヤルズにはアダルベルト・モンデシー(A. Mondesi)がおりまして、今季はMLB4年め(23才)のシーズンで飛躍が見込まれております。
足が速く、運動能力が素晴らしいです。
アダルベルト・モンデシーは、野茂さん時代のドジャースのCF、ラウル・モンデシーの息子さんです。
フルネームが”Raul Adalberto Mondesi(ラウル・アダルベルト・モンデシー)”なので、ラウル・モンデシーとも呼ばれますが、ここではお父さんと区別するため、ミドル・ネームを使用したアダルベルト・モンデシーを使っております。
なお、ロイヤルズにはDバックスからノンテンダーFAとなったクリス・オーウィングス(C. Owings)がおり、2BとSSのバックアップとして起用される見込みです。
オリオールズのSS争い
オリオールズは、SSにルール5ドラフトで獲得したリッチー・マーティンを起用する見込みで、アルシデス・エスコバーはバックアップ的な扱いになるのかと思います。
マリナーズのC・メイビンがSFGへ
2018年、マーリンズとマリナーズでプレーしたキャメロン・メイビン(Cameron Maybin)がジャイアンツと契約しました。こちらもマイナー契約です。
キャメロン・メイビンは2018年、両チーム合わせて129試合に出場。打率.249、OBP .326、SLG .336。HR4本、打点28、盗塁10。
2011年には40盗塁を記録したことがあります。
クリス・ショー、スティーブン・ダガー、ドリュー・ファーガソン、ジェラルド・パーラとポジションを争います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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