OAK、NYM、CLEに動き
現地2019年1月25日、3件の良いディールが成立しております
マルコ・エストラーダがアスレチックスと合意
まずはブルージェイズからFAとなっていた変幻自在のライティー、マルコ・エストラーダ(Marco Estrada)がアスレチックスと契約合意しました。
合意内容は1年400万ドルの格安ディールです。
マルコ・エストラーダとは
マルコ・エストラーダは2019年7月に36才になるベテラン右腕。所属チームは以下のような変遷を経ております。
所属クラブ
- ナショナルズ(2008−2009)
- ブルワーズ(2010-2014)
- ブルージェイズ(2015-2018)
MLB通算11年で62勝66敗、ERA 4.24。勝利数のキャリアハイは2015年の13勝8敗。この年は181.0イニングに登板。
2016年にオールスター出場。
球種
球種はファストボール、チェンジアップ、カーブ、カット。
ファストボールのMAXが90マイルそこそこ(144km前後)。チェンジアップとカーブが77−79mph(124 km−128 km)、カットが86-87mph(138km-140km)。
MLBの投手の中でかなり遅い部類に入りますが、数字以上にキレがあります。
被本塁打は高め
この球速帯が災いしてか、被本塁打は高め。2014年には被本塁打29でナ・リーグワーストを記録したことがあります。ちなみに2017年は31本、2018年は29本。
責任投球回数を無失点に抑えることは難しいものの、5回まで3点以内にゲームメイクすることを求めればかなりの高い確率でゲームメイクできる投手とも言えるでしょう。
オークランドは打線がいいので、適任かもしれません。
オークランドの2019ローテーション
ショーン・マナエアは夏以降
2018年にNO-NOを達成したショーン・マナエアは9月に左肩を手術。順調に回復しているようで2019年に復帰できそうですが、時期は夏を過ぎてからという見込み。
肝心な時に戻ってきてくれればクラブとしてはありがたいですね。
右投手がずらり
よってマナエアは当初から一旦考慮に入れないで陣容を確かめると、右腕のマイク・ファイヤーズ(Mike Fiers)と今回獲得のマルコ・エストラーダを軸に、ダニエル・メンデン(Daniel Mengden)、ポール・ブラックバーン(Paul Blackburn)、フランキー・モンタス(Frankie Montas)、アーロン・ブルックス(Aaron Brooks)、ヘスス・ルサルド(Jesus Luzardo)で回しそうです。
FAのエドウィン・ジャクソンをもう1度獲るかもしれませんね。
この中で左腕はプロスペクトのヘスス・ルサンドのみ。あとは右腕です。
オークランドは左右のバランスなど言ってられない金銭的事情がありますので、ローテーションは右投手メインで回していくでしょう。リリーバーに左腕が入ればいいという考え方だと思います。
またオープナーも使うでしょうね。
日本開幕戦も楽しみ
日本開幕戦を控えるオークランド。楽しみです。
なお、新スタジアムは2023年オープン予定。
メッツがカブスからFAのJ.ウィルソンを獲得
メッツのワゲネンGMがまた動きました。
カブスをFAとなっていた左腕のリリーバー、ジャスティン・ウィルソン(Justin Wilson )を獲得です。
2年1,000万ドル。
ジャスティン・ウィルソンの投球は豪快
ジャスティン・ウィルソンは2019年8月に32才になる左腕リリーバー。もともとはパイレーツでデビュー(2012年)。その後、ヤンキース、タイガース、カブスに在籍。
2018年は71試合に登板。通算ERAは3.33。
持ち球はファストボール、スライダー、カットボール。とにかく角度のある速いボールを投げ込んできます。ファストボールは95-96mph(152.8kmhから154.49kmh)を常時計測。
豪快です。
メッツのペイロールは3.6Mにアップ
今回、メッツがジャスティン・ウィルソンを獲得したことで2019年のペイロールが$183.6Mにアップ。2019年の贅沢税の基準$206Mまで$22.4Mのところまで迫ってきました。エドウィン・ディアスがまだ$1Mに達していないゆえ、まだこれだけ余裕があります。
インディアンスがオリバー・ペレスと再契約
そのほか、インディアンスが左腕リリーバーのオリバー・ペレス(Oliver Pérez)と再契約しております。
1年250万ドル、2020年はベスティング・オプション。55試合から59試合登板で275万ドル、60試合以上登板で300万ドル。
2019年8月で38才になるベテランですが、いい仕事をします。
噂
パドレスがリアルミュート、マチャード戦に参戦
A.J.ポロックのドジャース入りでリアルミュートとドジャース間のディールはほぼ決まりだろうと思っていたのですが、ここでオフの雄、パドレスが参戦してきました。
しかもパドレスはマニー・マチャードの獲得にも同時に参戦。どうしても来てもらいたいホワイトソックスを焦らせる状況となっております。
果たしてどうなるのか。
見守りたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント