ルメイヒューとマーティンが合意!
驚きましたね。
前日の記事内にも噂として情報を入れておいた、ロッキーズからFAのD.J.ルメイユのディールが確定した模様です。
D.J.ルメイヒューの契約内容
現地2019年1月11日、ヤンキースはD.J.ルメイヒュー( DJ LeMahieu)と2年2,400万ドルで合意したとの報道。 現在はフィジカル・チェック待ちでヤンキース側もコンファームを出しておりませんが、近々オフィシャルに発表となる見込みです。
ルメイヒュー合意の裏話
前日の記事で書かせていただいたジャイアンツですが、ルメイユには正式にオファーを出していたようです。
ジャイアンツも獲得を狙っていた
よってジャイアンツがオファーを出した後にヤンキースも交渉に臨んだのですが、結果としてヤンキースが勝ってしまったと。
そもそもジャイアンツがルメイユ獲得に動いたのは2Bのジョー・パニック(Joe Panik #12)の懸念。もともとはいい選手には違いないのですが、2018年のスタッツがキャリア・ワーストとなってしまったことにジャイアンツは一抹の不安を抱いた模様。
そしてルメイユにおいては、かなり計算出来る打撃力があることと、守備面においても内野のユーティリティーとしてどこでも守れる使い勝手の良さがあることから獲得に動いていたのでした。
D.J.ルメイヒューとは
有名な選手ですが、簡単にプロフィールを書いておきたいと思います。
D.J.ルメイヒューは2019年7月に30才になります。2009年カブス2巡目指名でプロ入り。D.J.は”Daniel John”の略です。
カブスでデビューしていた
2011年、22才の時にカブスでメジャーデビュー。しかし、その年のオフの2011年12月にカブスがイアン・スチュアート(2014年LAAがメジャー最後の年)を獲得したトレードでロッキーズへ移籍。以降、2018年までロッキーズに在籍しておりました。
アウォードとスタッツ
- オールスター: 2度(2015/2017)
- ゴールドグラブ賞:3度(2014, 2017-18)
- NL AVG (首位打者 AVG.348):1度(2016)
- 最多安打(192本):1度 (2016)
- 100 Run以上:1度(2016)
MLB8年で打率 .298、OBP .350、SLG .406、1,026 安打、49 HR、349RBI。
2019年のプロジェクション(予想成績)は、打率 .292、OBP .353、SLG .424、11HR、146 安打。
やっぱり守備に打撃に双方で安定している選手です。
合意後の見込み
ヤンキースでのポジションは?
まずSSのディディ・グレゴリアスはご存じの通り、トミー・ジョン手術リハビリ中で、遅く見積もれば7月のオールスター空けの復帰で、開幕はアウト。よって、開幕SSは先日獲得したトロイ・トゥロウィツキーが有力。ただし、足の状態いかんという要素もあります。
そのほか内野手は、3Bにミゲル・アンドゥハー、タイラー・ウェイド(左打ち)、2Bにグレイバー・トーレス(右打ち)もしくはタイラー・ウェイド、1Bがルーク・ボイト(右打ち)、グレッグ・バード(右投げ左打ち)がおります。
捕手はゲイリー・サンチェス、オースティン・ロマイン、カイル・ヒガシオカでこれだけ野手がいれば1Bを守りそうにないので、上記のメンバーの中にルメイヒューが入ることになります。
ルメイヒューは名手だけに、2B以外も守れますから、2Bにはグレイバー・トーレスを固定しておいて、3B当たりに回りそうに思います。
トゥロウィツキーにもしなにかあれば、ルメイヒューが2B、グレイバー・トーレスがSSという布陣になりそうです。いずれにせよ、昨季大谷選手と新人王を争ったミゲル・アンドゥハーの立場がちょっと微妙です。
ルメイヒュー獲得の影響
NYYはマチャード獲得戦線から離脱か
こうなると、ヤンキースがなぜD.J. ルメイヒューを獲得したのか?という背景に焦点が当てられるのですが、どうもマニー・マチャード争奪戦から降りたように思います。
贅沢税の問題もあるでしょうし、かなり信憑性は高いかなとは思います。
なお、ヘイマンさんの情報によると、マチャードは仲良しのヨンダー・アロンソ、ジョン・ジェイのキャンプ仲間に話したこととして、ホワイトソックス、フィリーズを含めたミステリーチームに行くと話したそうです。結局、今までの情報と変わりませんが、この中にヤンキースの名前がないのは、そういうことかなと思います。
筆者はマチャードはヤンキースがかたいと思っていたんですけど、外れそうですね(^^)
ルメイヒューは非常に好きなタイプの選手なので、ぜひヤンキースでも活躍して欲しいと思います。
レッドソックス戦では暴れないでねと言っておきたいところです。
ラッセル・マーティンがドジャースへ
もう一つディールが決まっております。ドジャースがベテラン捕手のラッセル・マーティン(Russell Martin )を獲得しました。
ラッセル・マーティンの契約内容
ラッセル・マーティンは2019年がブルージェイズとのファイナル・イヤーで2,000万ドルもの年俸が残っていたのですが、このうちブルージェイズが1,640万ドルの金銭(キャッシュ・今シダレーション)をつけてドジャースにトレードに出します。
ブルージェイズはトゥロウィツキーの件といい、またしても他クラブでプレーする選手にお金を払うことになりました。
トレードの内容
ドジャースからブルージェイズにはマイナー右腕のアンドリュー・スポコ(Andrew Sopko )とSSのロニー・ブリト(Ronny Brito)が動きます。
ドジャースの正捕手は?
ヤズマニ・グランダールがブルワーズに移籍し、ラッセル・マーティンが入ったドジャースですが、正捕手はワールドシリーズでも活躍したオースティン・バーンズになり、ラッセル・マーティンはバックアップに回りそうです。
新たに捕手を獲得したということは?
R・マーティン獲得の影響
ドジャース、J.T.リアルミュート争奪戦から離脱というふうに考えていいと思います。リアルミュート、ますます行き先が狭くなってきました。FAではないので最悪、マーリンズに残れるので、もったいないことにはならないのですが、どうなるかですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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