条件付きながらも3大都市がOKを出す
現地2020年5月19日、プロスポーツ・ファンにとっては非常に喜ばしいニュースが飛び込んで来ました。
アメリカの中でも大きな州であるカリフォルニア州、ニューヨーク州、テキサス州の各知事が、6月からのプロスポーツ開催に前向きな発言を行いました。
カリフォルニア州
まず、アスレチックス、ジャイアンツ、ドジャース、エンゼルス、パドレスのフランチャイズがあるカリフォルニア州ですが、現地2020年5月19日、ギャビン・ニューサム州知事がプロスポーツ開催OKを表明。
「このまま新型コロナウィルスの新型コロナウィルスのレートが下がり続けるなら、6月第一週をめどに無観客で開催を許可する」というものです。原文はこちら。
if the current rates of progress in fighting COVID-19 continue, pro sports could return in the “first week or so of June without spectators and modifications and very prescriptive conditions.”
感染者数というのは具体的には出せないと思いますので、新規患者数ということになるかと思いますが、これが今のペースで下がり続けるならという条件です。
また、やはり無観客での開催となります。
その他の条件は細かく特定してはおりませんが、MLBがメディカル・プロトコルを定めようとしているように、なんらかの医療当局の基準をもとに開催していくということになりそうです。
ニューヨーク州
そしてヤンキース、メッツを抱えるニューヨーク州においても、アンドリュー・クオモ州知事がやはり解禁を宣言。
“New York state will help those major sport franchises to do just that,” saying, “whoever can reopen we’re a ready, willing and able partner.
「ニューヨーク州はそれらのメジャー・スポーツのフランチャイズが開催に向け動こうとするのを支援します。」
ニューヨーク州はまだまだ感染収束に関して段階的に設定したプログラムの基準に落ち着いていないにもかかわらず、このような宣言を出しました。これはかなりいろいろな意見が飛び交いそうで、クオモ知事の初動に関する判断の是非もある中、非常に強気な態度を示したことになります。
テキサス州
レンジャーズ、アストロズを抱えるテキサス州はもっとも前のめりの宣言を出しました。プロ・ゴルフ、オートレース、ベースボール、ソフトボール、テニス、サッカーの開催を希望する場合、5月31日から再開可能と。
MLB開催も大きく前進
以上の3大州知事の発言により、プロスポーツ開催が大きく前進したと言ってよいと思います。
ただ、ニューヨーク州は知事の前向き発言があったものの、選手たちも心配になるレベルではないかと思います。
いずれにせよ、各種産業からのロビーもあったと想像しますが、とにかく前向きな発言で、アメリカ全体も元気が出るかもしれませんね。
モデルナ社がアメリカ、世界に貢献するか?
米国立衛生研究所(NIH)と共同で新型コロナウイルス対策ワクチンの開発を進めている米バイオテクノロジー企業のモデルナは、初期の臨床試験で有望な結果が出ていることを明らかにした。モデルナの最高医療責任者タル・ザクス氏はCNNの取材に対し、早ければ来年1月にもワクチンを実用化できるかもしれないとの見通しを示した。
新型コロナワクチン臨床試験で有望な結果、被験者に抗体確認 米モデルナ CNN.co.jp
このニュースがかなり影響してきたかもわかりませんね。
NFLは8月からのプレシーズン以降のスケジュールをすでに5月頭に発表しています。これはトランプ大統領もNFLはスケジュールを崩さないで開催するよう希望していたのと同じです。
MLBはますます「お金」の問題に本腰を入れないといけなくなりましたね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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