ローリングスのゴールドグラブ賞が決定
現地2021年11月7日、2021シーズンのゴールドグラブ賞が発表されました。特筆すべきは、カージナルスから5人も選ばれた点ですね。
ゴールドグラブ賞とは?
ゴールドグラブ賞の詳細については下記の2018年の受賞者発表の記事で詳しく書かせていただいています。ぜひご覧ください。
では早速、2021シーズンの受賞者を見ていきたいと思います。上記の通り、カージナルスが旋風を巻き起こしましたが、キャッチャーはなかなかしぶい人選となっています。
2021年受賞者
2021年の受賞者は太字。2行目は他のファイナリストを記載しています。
アメリカン・リーグ
- C:ショーン・マーフィー(アスレチックス)初
- M・マルドナード(HOU)/ サルバドール・ペレス(KCR)
- 1B:ユリ・グリエル(アストロズ)初
- マット・オルソン(OAK) / ジャレッド・ウォルシュ(LAA)
- 2B:マーカス・セミエン(ブルージェイズ)初
- デービッド・フレッチャー(LAA)/ W・メリフィールド(KCR)
- 3B:マット・チャップマン(アスレチックス)2019年以来3度目
- ホセ・ラミレス(CLE)/ ジョーイ・ウェンドル(TBR)
- SS:カルロス・コレア(アストロズ)初
- J.P.クロフォード(SEA)/ アンドレルトン・シモンズ(MIN)
- LF:アンドリュー・ベニンテンディ(ロイヤルズ)初
- R・アロウザリナ(TBR)/ ルルデス・グリエル・Jr(TOR)
- CF:マイケル・A・テイラー(ロイヤルズ)初
- ケビン・キアマイアー(TBR)/マイルズ・ストロー(CLE)
- RF:ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ→ヤンキース)2年連続2度目
- ハンター・レンフロー(BOS)/カイル・タッカー(HOU)
- P:ダラス・カイケル(ホワイトソックス)2018年以来5度目
- ホセ・ベリオス(TOR)/ザック・グレインキ(HOU)
MLB American League Gold Glove Award Winners
ナショナル・リーグ
- C:ジェイコブ・ストーリングス(パイレーツ)初
- ヤディアー・モリーナ(STL)/J.T.リアルミュート(PHI)
- 1B:ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)4年ぶり4度目
- フレディー・フリーマン(ATL)/ マックス・マンシー(LAD)
- 2B:トミー・エドマン(カージナルス)初
- オジー・アルビーズ(ATL)/ コルテン・ウォン(MIL)
- 3B:ノーラン・アレナード(カージナルス)9年連続9度目
- マニー・マチャード(SDP) / ライアン・マクマホン(COL)
- SS:ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)4年ぶり4度目
- フランシスコ・リンドーア(NYM)/ケビン・ニューマン(PIT)
- LF:タイラー・オニール(カージナルス)2年連続2度目
- デービッド・ペラルタ(ARI)/A.J. ポロック(LAD)
- CF:ハリソン・ベイダー(カージナルス)初
- ブライアン・レイノルズ(PIT)/ J・ブラッドリー・Jr.(MIL)
- RF:アダム・デュバル(マーリンズ→ブレーブス)初
- ムーキー・ベッツ(LAD)/マイク・ヤストレムスキー(SFG)
- P:マックス・フリード(ブレーブス)2年連続2度目
- ザック・デイビーズ(CHC)/ ザック・ウィーラー(PHI)
MLB National League Gold Glove Award Winners
Brandon Crawford has won his fourth Gold Glove Award at shortstop! @kron4news #resilientsf pic.twitter.com/2ZP2UMNzu9
— Kylen Mills (@KylenMills) November 8, 2021
カージナルス、史上初の5人受賞
さて、カージナルスの5人受賞ですが、これは史上初のこと。内野で1B、2B、3Bと3人ですから、それだけでもすごいのですが、LF、CFも受賞で計5人。
捕手に新鮮な2人
両リーグ通じて捕手は初受賞。アスレチックスのショーン・マーフィーは、27才になったばかり。2016年アマチュアドラフトのアスレチックスの3巡目指名。2019年にデビューし、2020年はROY4位に入った逸材。今季のDRS(Defensive Runs Saved)は10。マルドナードとサルバドール・ペレスを抑えての受賞です!おめでとうございます!
パイレーツのジェイコブ・ストーリングスは、31才。ドラフトは2012年のパイレーツの7巡目指名。今季はメジャー6シーズン目で、初めて正捕手としてマスクをかぶる機会を得ました。そして今季のDRSはなんと21です。
GG賞にありがちなこと
当然のことながら、贔屓のクラブの選手がファイナルにも入っていないとか、色々とありますね。贔屓でなくとも、いいと思っている選手が入っていないなどのギャップは必ずあります。
例えば、どうしてレッドソックスのキケ・ヘルナンデスがファイナルにも入っていないのか?とか、エンゼルスのデービッド・フレッチャーはよかったけれども、たしかにマーカス・セミエンが相手だとこれは致し方ないとか。
そのようなことを言いつつも、今回の2人の捕手のようにしっかりと仕事が評価されているのを見ると嬉しくなりますね。
それにしてもちょっとカージナルスが多すぎましたね。今季は3Bはマチャードかと思いましたが、やはりアレナドでした。そして1Bはフレディー・フリーマンだろ??と思ってしまうようなこともGG賞のあるあるですね。
また、ついつい打撃に注目が行きがちなジョーイ・ギャロを2年連続で受賞者したのは、なかなかよく見てるなとも思います。
追記:プラチナが決定
現地2021年11月11日、ゴールドグラブ賞受賞者の中からベストを選ぶ、プラチナ・グラブ賞が発表され、ア・リーグはアストロズのSSのカルロス・コレアが、ナ・リーグはカージナルスの3B、ノーラン・アレナドが受賞しました。
カルロス・コレアは初受賞。このオフのFAの契約に箔が付きそうです。
The defense that earned @TeamCJCorrea a Platinum Glove ⬇️ pic.twitter.com/g8FMXVNGIy
— MLB (@MLB) November 13, 2021
一方のノーラン・アレナドは、2017年から5年連続の受賞。すごいですね!!
*Scheduled tweet*
— MLB (@MLB) November 12, 2021
For the 5th straight year, the NL Platinum Glove belongs to Nolan Arenado! pic.twitter.com/SAn2mEyXmq
なお、プラチナ・グラブ賞は2011年からスタート。ちょうど10年前ですね。2011年はALがエイドリアン・ベルトレ、NLはヤディアー・モリーナが受賞しました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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