ツインズ、AL最速で50勝に到達
現地2019年6月22日、ミネソタ・ツインズが延長10回の末、粘るロイヤルズを退け、5−3で勝利。
ア・リーグ50勝到達一番乗りを果たしました。
強いツインズ
昨日時点でツインズはマーウィン・ゴンザレスとバイロン・バクストンを10 Day ILで欠いているものの、特に影響を感じさせない強さがあります。
現地2019年6月21日時点の打撃陣はSSでオールスターのプライマリーラウンドでもファイナリストに入ったホルヘ・ポランコ(.326/11HR)を中心に、とにかく穴がありません。長打力のあるC.J.クロンは期待どおり16HRを放ちつつも、打率も.279を記録しているのは大きいですね(レイズはどうして出した??)。
エディー・ロサリオ、ネルソン・クルーズ、ジョンサン・スコープ、そして19HRのマックス・ケプラーとタレントが豊富です。
強烈なスターター陣
さらに、すごいのスターター陣。現地22日に先発したホセ・ベリオスは延長での勝利で勝ち星はつかなったものの、6連続クオリティー・スタートを記録。
ホセ・ベリオスだけではありません。10勝を上げているジェイク・オドリッジなどとにかくこの仕事ぶり。安定したゲームメイクができるので強いですね。
レッドソックスが目指していたローテーションですね。
- ホセ・ベリオス:8勝3敗、ERA 2.86
- マーティン・ペレス(LHP):7勝3敗、ERA 4.28
- ジェイク・オドリッジ:10勝3敗、ERA 2.58
- カイル・ギブソン:7勝4敗、ERA 4.18
- マイケル・ピネダ:4勝3敗、ERA 4.76
(現地2019年6月21日時点)
リリーバー陣
リリーバーは現地2019年6月21日時点でともに9セーブを記録している左腕のテイラー・ロジャース、ブレイク・パーカーがゲーム後半を支えます。
テイラー・ロジャースに至ってはERAが1.91。ブレイク・パーカーは4点台です。
- テイラー・ロジャース(L):28試合、2勝1敗、ERA 1.91、9SV
- ライン・ハーパー:33試合、3勝0敗、ERA 2.35、1SV
- トレバー・メイ:31試合、1勝1敗、ERA 3.55、1SV
- ブレイク・パーカー:27試合、0勝2敗、ERA 4.26、9SV
- マット・マギル:21試合、2勝0敗、ERA 5.57、0SV
- タイラー・ダフィー:18試合、1勝1敗、ERA 1.99
- マイク・モリン:17試合、0勝0敗、ERA 1.65、1SV
守備
こういうプレーが出来ているのは意識付けがしっかり出来ている証拠。
1BのC.J.クロンがランナーが戻ったときのためのベースカバーを指示しているのもちらっと映っております。
攻撃、スターター、守備、ブルペンの中でどこか弱いところを上げるとすると、ブルペンかと。実際、延長戦は3勝1敗(このゲーム込)、1点差ゲームは13勝5敗と圧倒的な数字も出しているので、ブルペンが弱いわけではありません。
疲弊するポジションなので補強は必要かと思います。
そこで手を打ちました。
ツインズ、コディー・アレンを獲得へ
ツインズは2019年6月22日、インディアンスの元クローザーのコディー・アレンとマイナー契約を結びました。
コディー・アレンは現地2019年1月17日に1年850万ドルでエンゼルスとディールが成立。インディアンス時代にご覧のような実績を作っていました。
- 30セーブ以上を3シーズン(2015-2017)
- 70試合登板以上が4シーズン(2013−15, 2018)
- 2013-2018で最低登板数が2016年の67試合、キャリアハイが2013年の77試合
- 通算で440.2イニングで564奪三振
- 通算SO9は11.5
ところが、2019年、エンゼルスでは25試合、0勝2敗、ERA 6.25、4SVと奮わず、現地2019年6月15日にエンゼルスをDFAとなり、18日にリリースされていました。
今季は数字が出ていませんが、クローザーとしての実績は文句のない投手ですから、チューンアップできれば、戦力になると踏んだのでしょう。
ツインズはこういう選手の再生は上手ですから、ひょっとすると、シーズン後半からポストシーズンにかけてキーマンになるかもしれません。
ちょっと注意しておきましょう。
ツインズはとにかく、手を打つのが早いです。
このまま行けばWCカード勝ち抜き組とのALDSです。ALCSを勝ち抜くために着々と手を打っています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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