カブス、レッズに連敗
2019年レギュラーシーズンも残りあと10試合ほどになってきました。
ナ・リーグ中地区はカージナルス、カブス、ブルワーズの争いが熾烈を極めていおり、それぞれのファンの方は気が気でない毎日となっています。
アミール・ギャレット、乱闘はもうこりごり
息の抜けないナ・リーグ中地区ですが、ちょっとホッとするシーンがありましたので、先にご紹介します。
このシーンは9回裏、カブスの攻撃でスコアは2−2の同点。2アウトランナーなしで一発のあるレフティーのカイル・シュワーバーを迎えたところでレッズのデービッド・ベル監督は左腕のアミール・ギャレットを起用。
アミール・ギャレットといえば、現地2019年7月30日に起こした敵のパイレーツ・ベンチへ直行した大乱闘が記憶に新しいところです。
そのアミール・ギャレットはカイル・シュワーバーを左腕投手独特の外に逃げるスライダーで三振に取り、サヨナラ負けを防ぐナイスピッチングを見せました。
しかし、その後カイル・シュワーバーが苛立ちを隠せず、アミール・ギャレットを口で挑発。あわや!というシーンでしたが、アミール・ギャレットは前回の乱闘で8試合のサスペンションをくらい、散々な思いをしたことをしっかりと学習。
見事な立ち居振る舞いでこの挑発をスルーしたのでした。
これは笑ってしまったと同時に、反省したんだなというのがよくわかる動きでした。
17日(火)はダルビッシュ投手が好投も敗戦
さて、前日の2019年9月17日(火)、カブスは先発のダルビッシュ投手が素晴らしい投球を見せました。
レッズ先発のソニー・グレイとの投げ合いでしたが、8者連続を含む13奪三振の好投。すごかったですね。
頼りになるエースと言った感が漂っていました。しかし、このゲームは初回の3失点が響き、2-4でレッズに敗戦。パイレーツ戦で打ちまくった打線もこの日は沈黙でした。
17日はカージナルスも敗れていたので勝っておきたいところでしたが、思うように行かず。また、3位のブルワーズが勝利し、カブスはブルワーズに並ばれてしまいました。
【2019年9月17日終了時点の順位】
- カージナルス:84-67
- カブス:82-69
- ブルワーズ:82−69
そして18日のレッズとのGame3。19日から始まるカージナルスとの直接対決に備え、少しでも勝ちを増やしておきたいところでした。
18日(水)、カブス延長で落とす
そのGame3の先発はカブスは左腕のジョン・レスターを起用。一方のレッズはタイラー・マーリー(Tyler Mahle)。カブスとしてはエース級を出したわけですから、落としたくないゲームでした。
しかし、カブスはこの日も打線が機能しませんでした。
レッズのタイラー・マーリーに6回を被安打1、失点1に抑えられる展開に。
一方のジョン・レスターは5回を被安打6ながら1失点に抑え、ゲームメイクには成功しました。
2-2のタイスコアで、上記のようにアミール・ギャレットが9回の3アウト目を奪い、延長にもつれます。
ホセ・イグレシアスが勝ち越し打
延長10回表、レフティーのジョーイ・ボットを迎えるにあたり、カブスは左腕のデレク・ホランドを起用。ホランドはジョーイ・ボットをLFフライに打ち取り、1アウト。
つづくユーへニオ・スアレスを迎えたところでカブスは、ジェームズ・ノーウッドを起用。この起用もずばり当たり、スアレスをSSゴロに抑えて2アウト。
そうです。2アウトまで奪っていたんです。
ノーウッドはそのまま続投。つづいて一発のあるアリスティディス・アキーノ(Aristides Aquino )と対戦しましたが、アキーノにはLF前シングルを許し、2アウトランナー1塁。
つづくジョシュ・バンミーターにはなんと四球を与え、2アウトランナー1・2塁に。
バッターはホセ・イグレシアス。今季.288と非常に当たっています。ホセ・イグレシアスは2球続いたファストボールにうまく反応。RF線に長打となり、これでアキーノが生還し、レッズが3−2と勝ち越しに成功。タイムリーダブルとなりました。ホセ・イグレシアス、いい仕事でしたね!
その後もランナーを出すも1点どまり。
10回裏のカブスの攻撃にはライセル・イグレシアスが登板。ビクター・カラティニにダブルを浴びて失点のピンチでもありましたが、後続を抑えゲームセット。
最後のニコ・ホーナーの痛烈なライナーがライト正面だったのは非常に残念でした。まるで阪神のゲームを見ているかのような錯覚に陥りました。
スコアは3−2でレッズの勝利。カブスはジョン・レスターだったので勝っておきたかったですね。
ユーへニオ・スアレスが48号
なお、このゲームで4回表にレッズの先制点となったのはユーへニオ・スアレス(Suarez, E)の今季48号HRでした。
同じ日、メッツのピート・アロンソ( Alonso, P)が49号HRを放っているのでスアレスは2位です。
順位
18日を終えた順位です。この日、カージナルスはナショナルズに5−1で勝利。ブルワーズはパドレスに1−2で敗戦。
【現地2019年9月18日終了時点】
- カージナルス:85-67
- カブス:82-70
- ブルワーズ:82−70
カブス、ブルワーズは並んだままです。
【ナ・リーグワイルドカード】
- ナショナルズ:83-68
- カブス:82-70
- ブルワーズ:82−70
- フィリーズ:78−92
- メッツ:79-73
下手をすると、ナ・リーグ中地区の3チームがポストシーズンへ進出することもありえますね。
さあ、いよいよカージナルス@カブス (4連戦)が始まります!
お読みいただき、ありがとうございました。
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