シャーザー、またしても好投
現地2019年6月25日、ナショナルズのマックス・シャーザー(Max Scherzer)が鼻骨骨折後2度めのマウンドに上がり、またしても圧巻の投球を見せました。
8回、被安打5、失点1、10奪三振
マーリンズ戦のマウンドに上がったシャーザーはもうまったく危なげない投球を見せました。8回を投げて被安打5、失点1、与死球1、与四球0、奪三振10。
フォアボールがなかったのがまたよかったですね。8回の深いイニングまで投げて94球です。
ジョーダン・ヤマモトの好投以降、調子のいいマーリンズ打線をまったく寄せ付けませんでした。さすがですね。
バントも決める!
シャーザーは打っても3回に回った打席ではシングルヒットを放ち、4回に回ってきた第二打席では1アウトランナー1塁の状況だったため、ベンチはバントのサイン。
シャーザーはこれを見事に決めました。そしてマーリンズの内野がベースカバーをミスし、記録的にはバントヒットになりました。打っては3打数2安打、2得点を上げています。
1試合10Kが89試合に
シャーザーはこの試合で1試合当たり10三振を奪った試合が通算89試合目となり、現役最多を更新です。圧巻ですね。
ナショナルズはトレイ・ターナーの3ランHRなどで6点を奪い、6−1でマーリンズを下しました。
マーリンズ・パーク、ガラガラ
あまり揶揄したくないのですが、VTRを見てもスタンドのガラガラ具合が目についたと思います。観客は7,327人という発表でした。
ちょっと寂しいですね。
ナッツ、ますますWCチャンスに手が届く状況に
ナショナルズはこの日の勝利で38勝40敗となり、5割まであと2つ。
現地2019年6月25日現在のワイルドカードの状況
- ブルワーズ:42−37
- ロッキーズ:41−38
- フィリーズ:41−38
- カージナルス:40-38
- ダイヤモンドバックス:40-41
- パドレス:39−40
- ナショナルズ:38−40
順位を出すとまだまだ先が長そうですが、ナッツの連勝と上位の連敗が重なれば3-4日でワイルドカード圏内に入る位置まで来ています。
何が言いたいかというと、まだ「売り」に出す決断は早すぎるということです。
マックス・シャーザーをトレードデッドラインに出すという噂は消えていません。むしろニューヨーク当たりが狙っているという声が日増しに強まっていると思いますが、この状況で「売り」に出すのは早すぎると思うんです。
ロスターの更新
ナショナルズの動きを見ていると、とにかくオールスターまでは狙いに行くという決断をしているのは間違いないところです。
オールスター前にワイルドカード圏内の2位に入っているかどうかを一つの基準にしているのではないかと思います。
2018年もまだまだ望みがあったのに、ブライス・ハーパーを出そうしました。事実、アストロズに決まっていたところをオーナーがやめさせたので成立とはなりませんでしたが、結構思い切った決断をしてきます。
オールスターまでは諦めていない証拠に、ロスターを更新しています。
ローゼンタールがDFAに
カージナルス時代無双だったトレバー・ローゼンタールは今季トミー・ジョン復帰後最初の年でしたが、1アウトが取れずに悪夢のシーズンを過ごしてしまいました。
ナッツはローゼンタールを6 月23日付けでリリース。
ロドニーとベンターズがメジャーへ
ナショナルズは6月初めにアスレチックスをDFAになったフェルナンド・ロドニーとサイン。
ロドニーはさっそくシャーザーの後をリリーフして、1回を無失点に抑え仕事をしています。
また、5月18日にブレーブスをリリースされたジョニー・ベンターズとは5月29日にサイン。現地2019年6月25日、ロドニーと一緒にベンターズもアクティブ・ロスターに入れました。
課題のショーン・ドゥーリトルまでのセットアップをどうするか。ここが整理できれば、ナ・リーグ東地区をまだまだ取れる位置ではあります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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