長年のライバル、BOSが止めるしかない
現地2019年6月20日、レッドソックスはゲームがありませんでした。21日からトロントでのブルージェイズ戦に備え、移動です。
さて、レッドソックスの前にヤンキースの情報です。
ヤンキースはレイズをスイープ!
レイズとの首位攻防戦(17日から19日)をスイープで片付けたヤンキース。
Game3では2018サイヤング賞のブレイク・スネル相手でも勝ちましたね。
もっとも、これに関してはブレイク・スネルが半ば自滅により早期に交代した面がありました。
なおかつ彼はエンゼルス戦に続き、2戦連続でKOとなったのですが、ヤンキース打線への意識がなかったかと言えば、当然あった訳で、ヤンキース打線の相手投手に与える無言のプレッシャーは半端ないですね。
AL西地区アストロズ戦も粉砕するか
そのヤンキースは現地2019年6月20日から地元ヤンキースタジアムでア・リーグ西地区首位のアストロズとの4連戦。
現時点でのア・リーグのパワーランク上位の対戦になります。
ゲーム中盤に37分のレイン・ディレーなどあり、投手のコンディショニングが難しいゲームになりましたが、ヤンキースがアストロズ先発のフランバー・バルデスを攻め、4回途中までに5得点を奪いノックアウト。
10−6でGame1に勝利しました。
この日のアストロズの先発は谷間と言っていいタイミングでしたので、このゲームだけでは判断出来ませんが、アストロズを軽く粉砕したところがヤンキースらしいです。
Game2以降のヤンキース打線の様子も見てみたいところです。21日のGame2の先発はB・ピーコック(A)とパクストン(Y)、22日のGame3はウェイド・マイリー(A)と田中投手(Y)、23日のGame4はバーランダー(A)とハップ(Y)が投げます。
アストロズに対してもスイープ!というようなことになると、もうヤンキースは止まりません。
それに対して「独走など片腹痛し、行かせぬわ」と抵抗できるのは、やはりレッドソックスになりますね。
レッドソックスはツインズ戦に勝ち越し
現地17日から行われたツインズとの3連戦は非常に興味深かったですね。
上昇傾向にあるレッドソックスがア・リーグ中地区を独走するツインズに対してどれくらいのゲームを見せるのかという点を見てみたかったからです。
結果的には、良い内容でしたね!!
2勝1敗で勝ち越した結果もさることながら、3連勝の芽がかなり高かったことなど、内容と結果が伴っていたと思っています。
Game2は勝ちゲームを逃したか?という感もありました。しかし、出てくる投手が全て結果を出さないと勝利につながらないという絶対的守護神がいないがゆえの綱渡り的なリレーの脆さをよく粘り強く耐え忍んだという点が評価に値すると思います。
本当にブルペンはすごいと思います。
Game2のリキャップを。
【ツインズ戦】
レッドソックスに逆転の芽はあるか?
ツインズ戦でよい戦いを演じたレッドソックスですが、スタッツ的にヤンキースを苦しめる要素があるかというところですが、現地2019年6月20日までのレッドソックスの主要なチームスタッツはご覧の通りで、飛び抜けた根拠など出てまいりません。
チームスタッツ
- AVG: .262 (AL-3位)
- Hits :703(AL-TOP)
- HR:109 (AL-7位)
- Runs Score 得点: 408 (AL-5位)
- Runs Allowed 失点 : 353 (AL-7位)
- 1点差ゲーム:11勝9敗
よく打ってはいますし、失点もかなり抑えられています。良い傾向ではありますが、やはり投手の問題が残ったままですね。
ヤンキースとは渡り合えますが、厳しい戦いは強いられます。
課題は5人目とレイト・イニングのリリーバー
現地2019年6月20日時点でのレッドソックス投手陣の成績です。
【先発】
- セール: 3勝7敗
- ポーセロ : 5勝6敗
- E・ロドリゲス: 8勝4敗
- プライス: 4勝2敗
【ブルペン】
- R・ブレイジャー: 33試合、2勝3敗、7SV、ERA 3.52
- M・ウォルデン: 29試合、6勝0敗、1SV、ERA 2.43
- B・ワークマン:37試合、5勝1敗、2SV、ERA 2.82
- M・バーンズ: 32試合、3勝1敗、4SV、ERA 3.16
- C・ブルワー: 29試合、1勝2敗、0SV、ERA 4.22
- H・ハンブリー(10 Day IL): 31試合、1勝0敗、1SV、ERA 2.51
- T・ソーンバーグ(10 Day IL): 16試合、0勝0敗、0SV、ERA 7.71
課題は5人目のローテーションとゲーム終盤のリリーバー。
このブルペンは本当によくやっていると思います。ただ、予算の関係でキンブレルを獲れなかったがゆえにゲーム後半で苦しんでいるのも事実ですね。
このトレードデッドラインでレッドソックスの噂はあまり出ていないのですが、リリーバーは数人獲得しそうです。
ネイサン・イオバルディのCL待望論
右肘の関節ネズミの除去手術でIL入りとなっているネイサン・イオバルディがまもなく復帰してきます。
それに伴い、今のゲーム後半の状況を改善するべく、ネイサン・イオバルディをクローザーに起用してはどうかとの意見が出ております。
今オフの延長の契約でローテーションとして使うということが明記されていたものの、肘の関節ねずみの手術で状況が変わったのではないか?ということで「とりあえず聞いてみよう」という発想でもあります。
2018年のポストシーズンで好投したのは記憶に新しいところです。
その質問をずばり聞いてきた記者に対して、デーブ・ドンブロウスキ社長は、明快に「NO」と応答しました。「イオバルディは先発である」と。
スペシャルな対応のときはあり得るかもしれませんが、故障がちなイオバルディは先発で起用して登板間隔を空けた方が良いでしょうね。
よって、5番目の先発はイオバルディの復帰でクリアーになるも、レイト・イニングは今まで通り、原則2日に一度のローテーション(破られることもありますが)で連投を避けさせ、ブレイジゃー、ウォルデン、ワークマン、バーンズで回しそうですね。
なんと言っても打線の好調維持が大前提
ヤンキースに対しては打ち勝つしかありません。よって、今かなり打っている打線が好調をキープしているのが大前提。マイケル・チャビスという新しい力も出て来ました。
そう言えば、毎年固め打ちをするムーキー・ベッツが今季はまだ爆発していませんね。
ムーキーにも期待しましょう。
よって、スタッツは必ずしもすごい根拠を持ってはいないが、ツインズ戦で見せたゲーム展開に持ち込めれば、今後もヤンキースにくらいついていけそうです。
東地区のライバルと西地区の首位が圧倒されているので、もうレッドソックスがやるしかなさそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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