クリス・デービスVSハイド監督
現地2019年8月7日、ヤンキース@オリオールズ戦で事件が発生。オリオールズ・ダグアウト内での揉め事がバッチリとカメラに抜かれてしまいました。
トラブルとなったのはオリオールズのスラッガー、クリス・デービス(Chris Davis )とブランドン・ハイド監督(Brandon Hyde)。
選手交代後に口論
この日クリス・デービスは8番1Bでスタメン出場。
ヤンキース先発のジェームス・パクストンは1回に1奪三振、2回には2奪三振を上げる完璧な立ち上がりで、3回裏に回ってきた8番クリス・デービスの第一打席も空振り三振。
そして5回裏に回ってきたクリス・デービスの第2打席でブランドン・ハイド監督はジェイス・ピーターソンを代打に送りました。
その後に起こったシーンがこちらです。
00:03で画面一番右のパーカーを着た後ろ姿を見せてすぐに画面から消えていくのがハイド監督。「逃げるように消えて行く」と書くのが人物特定にわかりやすいのですが、そう書くと監督の名誉にかかわるので、画面から消えて行くということで。ダグアウトの通路に引っ込こもうとしたところをクリス・デービスが追いかけようとしているシーンです。
止めに入ったのはヒッティング・コーチのドン・ロング(Don Long)とIL入りのチームメイト、マーク・トランボ(Trumbo, Mark (DH))。
同じ角度からの映像ですが、筆者的には「何事?」という感じで2人を見つめる背番号50のミゲル・カストロ(Miguel Castro)の表情が事件感を物語っている映像かなと思います。
双方語らず
ブランドン・ハイド監督はゲーム後の通常の記者会見に臨みましたが、この件に関しては”Private”ということで名言を避けました。
一方のクリス・デービスはゲーム終了前に球場を後にしました。
2019年のクリス・デービス
今季のクリス・デービスの現地2019年8月6日までの成績は83試合、打率.183、OBP .270、SLG .321、HR9 、RBI 31、WAR-1.0。
かなり悲惨な成績です。
春先の4月半ばには前年から続くヒットレス記録で話題となったくらいです。下記のリンクでは「一転、安打マシーンに」と書いておりますが、安打マシーンになったのは1試合のみ。
契約は2022年まで
また気になるコントラクトの方ですが、2016年1月16日に合意した7年$161Mの大型契約。クリス・デービスが30才となった2016シーズンから36才となる2022シーズンまで続きます。2019年は約$21M。
なお、$161Mのうち$42Mが2023年から2037年まで繰延払いとなります。2037年の51才の時でも$1.4Mもらえる素晴らしい内容!繰延払いした選手は本当に賢いと思います。
監督から何か言ったか?
口論内容は結構えげつない言葉だったのではないか?ということとしかも監督から吐いたのでは?と推測します。あくまで推測です。
ハイド監督も1年め。必死です。クリス・デービスの今の成績とサラリーを考えると一言二言は言いたくなるのが人情かもしれません。
いずれにせよ、負けが混むとこういう事態が起こってしまうものですね。
ヤンキースがBALをスイープ
現地2019年8月7日はかなり悲惨な負け方で、ジョン・ミーンズ(John Means)が先発でも勝てませんでした。ジョン・ミーンズは3回までは完璧な立ち上がりだったのですが、4回につかまりました。結局、3.2 イニングで被安打5、失点4。この被安打と失点は全て4回に許したものです。急変ゆえに変えざるを得ませんでした。
以降、ヤンキースが15安打、14得点を奪い、14-2で勝利しています。
カイル・ヒガシオカが2HR
故障中のゲイリー・サンチェスに代わり、オースティン・ロマインと交代でマスクをかぶっているカイル・ヒガシオカ(Kyle Higashioka )はこのゲームで2HR。
2018年までは打撃力に難のある捕手だったのですが、今季はここまで3HR、打率.256。進化しています。
ヤンキース、複数のレコードを達成
まずはカムデン・ヤーズでは2018年からつづく記録で15連勝。
さらに
- 1シーズン、特定の相手からのHR記録(今回はBAL):52HR
- フランチャイズ史上、3連戦での最多HR:16HR
- 1シーズン、特定のビジターの球場で放ったHR記録(今回はBAL):43HR
- 1試合5HR以上を1シーズンで3回達成は、1977年のBOS以来
などを達成。
ヤンキースはこの勝利で8連勝。2位レイズと10.0ゲーム差となっています。
グレイバー・トーレスのケガ
このゲームは下半身、おそらく鼠径部か?にケガの疑いのあるグレイバー・トーレスは出場しませんでした。MRIを撮るようです。深刻な結果にならなければよいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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