ニック・センゼル、MLB初HR
現地2019年5月4日、またしもいいルーキーが出てきました。
レッズの2016年1巡目指名(全体2位)のニック・センゼルがメジャー初HRを放っています!
前日のデビュー戦で1安打
ニック・センゼルのデビュー戦は前日の現地2019年5月3日のゲーム。いきなりの2番CFで出場となったニック・センゼルは9回裏の第5打席で、サード前に転がる内野安打でメジャー初ヒットを記録済み。
また、センターの守備において右中間の大きなフライ処理を見事にさばく好プレーも見せてくれています。
ちなみにセンゼルのデビュー戦となった3日のゲームはレッズが3回を終わって8−0で大量リードしていたのですが、ジャイアンツの猛攻に合い、12-11でレッズは敗れております。
よいデビュー戦を経験したセンゼルは、現地2019年5月4日、メジャー2戦目に臨みました。
1902スローバックジャージのレッズ
現地2019年5月4日のレッズは1902年のスローバックジャージを着用してのゲーム。
襟がついています。
ニック・センゼルは6番センターでスタートでした。
ケビン・ピラーの美技で1本目はキャンセル
2回裏、先頭打者として打席に入ったニック・センゼルの第1打席はレフトフライ。
そして、3回裏の第2打席、注目のプレーがありました。
レッズが序盤2回で5−0とまたしても大量リードを奪っていた状況だったので、2アウトランナーなし。すでに5失点を喫しているジャイアンツは先発のデレク・ロドリゲスのままでしたが、なんとかゲームを落ち着かせ3人で切りたかった場面でした。
センゼルの幻の初HR
センゼルはフルカウントまで粘り、7球目の4シームを強振。これがセンターへの大飛球に。完全にHRのあたりでしたが、ここに立ちはだかったのが名手ケビン・ピラー。
ケビン・ピラーはフェンスに足をかけてリーピング・キャッチ。ちょっと打球の勢いが足らなかったか、顔付近の高さで打球を処理し、見事にHRを防ぎました。
ちょうどイチローさんがマリナーズ時代に見せたリーピングキャッチと同じようなプレーでしたね。飛んだはいいものの、急な処理を要求されたプレーです。
さすがのケビン・ピラーというプレーでした。
このままズルズルといきそうな流れを守備で止めたというのはさすがでした。しかし、結果的には前日の打線爆発はなかったのですが、それでも流れを変えたのいいプレーだったと思います。
次の打席でリアルなメジャー初HR
4回裏に捕手のタッカー・バーンハートのHRが飛び出したレッズは、5−1とリード。
5回裏のレッズは5番2Bのデレク・ディートリッヒがソロHRを放ち6−1に。
そして、6番のニック・センゼルの第3打席です。
センゼルはこの日3度目の対戦となるデレク・ロドリゲスに対して早めの勝負をかけ、2球目の4シームを強振。今度はケビン・ピラーも追いつけない右中間へ打球となり、見事にメジャー初HRを放ったのでした!!
ジャイアンツ、この日は猛攻ならず
ニック・センゼルのHRなどで9点を奪ったレッズはこのまま9−2で逃げ切りに成功。前日の悪夢を打ち払いました。
この日はとにかく先発のタナー・ロアークがよかったです。2回に1点を奪われたものの、中盤にジャイアンツ打線に仕事をさせませんでした。
ジャイアンツは先発が乱調だったことと、2番手でマウンドに上がった両投げのパット・バンディットも1失点し、前日のように流れを引き込むことができませんでした。
センゼルのデビューでROYは混戦に
ニック・センゼルのデビューで、今季のNLROYはさらに混戦となりました。
正直、メッツのピート・アロンソが一歩抜け出ておりますが、パドレスのフェルナンド・タティス・ジュニア、クリス・パダック、ニック・マーゲビチアス、ナショナルズのカーター・キーブーム、ビクター・ロブレス、ドジャースのOFアレックス・ベルドゥーゴ。
さらにDバックスのクリスチャン・ウォーカーはまだルーキーステータスで強烈な結果を残しています。Dバックスの右腕ルーク・ウィーバーは2017年でルーキーステータスの要件を超えているので、彼は該当ではありません。
ブレーブスのトゥーキー・トゥーサン、チャド・ソボトカ、マイク・ソロカもルーキーステータス。
ナ・リーグだけでもこれだけおります。
FAで年俸の高い選手の契約が厳しくなっている中、若手の活性化がさらに激しくなっている様相です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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