レイズ@ヤンキース首位攻防3連戦
現地2019年5月17日、ア・リーグ東地区の首位攻防戦、レイズ@ヤンキースの3ゲームシリーズが始まりました。
まさに勝った方が首位に立つというシリーズです。
ゲーム前の現地16日のスタンディングはご覧の通り。
- レイズ:26-15 (.634)
- ヤンキース:26−16 (.619)
その大事な初戦ですが、ヤンキースが最終回に大逆転勝利をおさめました。
レイズはしっかりとゲームプランして臨んだのですが・・・
レイズはオープナー日
レイズの先発はライン・スタネック(Ryne Stanek)。オープナーの日です。一方のヤンキースはC.C. サバシア(CC Sabathia )。
K・モラレスがヤンキース移籍1号
90マイル後半のファストボールをガンガン投げるライン・スタネック。4月はそれこそ中1日、2日のペースで投げ続け、このゲームを含めてチームの試合消化数42に対して18試合に登板。うち先発は11試合。
リリーフも6試合あります。
オープナー日では5月1日のロイヤルズ戦で初回にモンデシーに3ランHRを浴びた以外は失点0が続いていたのですが、この日はそれ以来の失点に。
打ったのは5月14日にアスレチックスからトレードで移籍してきたばかりのケンドリス・モラレス( Kendrys Morales)。これは大きな当たりでした。
3階のブリーチャーまで届きましたね。
ヤンキースが1−0と先制しました。
C.C.サバシアは粘りの投球
一方のヤンキース先発のC.C.サバシアはヒットを打たれながらも粘りの投球。
4回表にウィリー・アダムス(Willy Adames)に同点HRを浴びましたが、6回まで投げて失点はこの1点のみ。
オープナー日の2番手、ヨニー・チリノスが好投
両チームともに投手が好投し、終盤8回に入りました。
特にレイズは2番手として3回からマウンドに上がったヨニー・チリノス(Yonny Chirinos)が7回2アウトまで計4.2イニングを投げ被安打4、無失点と素晴らしい投球を見せ、見事に中盤をコントロールしました。
レイズ、8回に勝ち越しに成功
その流れを受けてレイズは8回表、この回から代わったチャド・グリーンを攻め、ブランドン・ラウの2塁打とケビン・キアマイアーのタイムリーで2点を奪い、3−1と勝ち越しに成功。
その裏のヤンキースの攻撃もディエゴ・カスティーヨ(Diego Castillo)が3人で抑え、最終回に備えます。
ジョナサン・ホルダーが流れを作る
レイズが9回表に1点でも取ると、完全にレイズの勝利となる流れでしたが、ここはヤンキース5番手のジョナサン・ホルダー(Jonathan Holder)が三振、三振、3Bゴロといい流れをつくって最終回の攻撃に移りました。
この流れの分断も大きかったと思います。
レイズ、ホセ・アルバラードで崩れる
レイズは満を持して最終回のマウンドにホセ・アルバラード(José Alvarado)を送りました。
ホセ・アルバラードは5月はヒットレス中だった
信じられない軌道のシンカーを操る豪腕左腕のホセ・アルバラードですが、ここまで4月に自責点が2あるものの、5月は4度登板し、無失点であったとともにヒットさえ許していない状況でした。
信じられない軌道のシンカーです↓。
レイズとしては盤石のリレーだったのですが、この日は崩れました。
ルーク・ボイトが逆転の狼煙となるHR
そのアルバラードから、先頭打者のルーク・ボイト(Luke Voit)が右中間にHR。これは初球を叩いての一発でした。
なお、この一発は今季ホセ・アルバラードが初めて許したHRでした!ヤンキースは2−3と1点差に。
これでリズムが崩れたのか、ホセ・アルバラードはつづくゲイリー・サンチェスにはLF前シングルを打たれ、ノーアウトランナー1塁。
つづくモラレスは三振に仕留め1アウト。
落ち着くかと思われたのですが、グレイバー・トーレスにはあわやHRかと思われるLFフェンス直撃の2塁打を打たれ、1アウトランナー2塁・3塁。
クリント・フレイジャーを敬遠で歩かせ、1アウト満塁。レイズは同点を覚悟した守りになりました。
ワイルド・ピッチで同点に
つづくバッターはブレット・ガードナーでしたが、左打者ということでヤンキースは右打者のキャメロン・メイビンを代打に送りました。
満塁のプレッシャーからか、キャメロン・メイビンの時に、なんとホセ・アルバラードがワイルド・ピッチ。ヤンキースが同点に追いつきました。
1アウトランナー2・3塁でメイビンは3Bゴロに倒れ、3塁ランナーがホームに突っ込みアウト。これで2アウトランナー1・3塁に。
あとアウト1つだったのですが、最後はジオ・ウルシェラ(Gio Urshela )にセンターオーバーの2塁打を打たれ、ヤンキースが4−3で最終回に逆転して勝利をおさめました。
これで首位が交代。ヤンキースがけが人多数の中、ついにア・リーグ東地区首位に躍り出ました。
- ヤンキース:27−16 (.628)
- レイズ:26-16 (.619)
まめな補強がこの結果につながっていると思われます。
アーロン・ヒックスは復帰しましたが、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、ディディ・グレゴリアスが復帰後、ロスターをどうするのか見ものですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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