レッドソックス、3人めの捕手を放出
現地2019年3月25日、ここ数日トレードが噂されていたレッドソックスのキャッチャー、サンディー・レオン(Sandy Leon)がウェーバー公示となりました。
クラブのHPのアクティブ・ロスターにはまだ捕手欄にレオンの名前が出ていますが、これはもうHP更新の問題です。
打撃成績が悪いレオン
サンディー・レオンは打撃が足を引っ張っています。2018年は265打数47安打で打率.177、OPSが.511。
2019年のスプリング・トレーニングでは16試合、30打数7安打、打率.233、HR1、RBI5。
選球眼がよくて肝心なところで四球を取れるといういいところもあるのですが、数字に現れないところが実に悔しい。
ちなみに2018年のWARは-0.4。キャリア通算で2.9。WARでもこの四球取りは表現されず。
今後のS・レオンの動向は?
これでウェーバー公示中に他クラブから声がかかれば、そちらに。
そして、仮に他クラブから声がかからなければ、レッドソックスの40manロスターから抜けて、つまりはメジャー契約でなくなり、その後はレオンに選択が委ねられます。
FAとなって新たなクラブを探すのか、それともレッドソックスに残ってマイナー契約を結ぶか。
これはちょっとエージェント(Octagon)に頑張ってもらわないといけません。
ただ、後述しますが手を上げるチームはあると思います。
追記:2019年3月27日
現地2019年3月26日、サンディー・レオンはレッドソックスに残ることを選択。
トリプルAのポーケット・レッドソックスでプレーします。
これはレッドソックスにとっては嬉しいことですが、本人はちょっとかわいそうですね。
28日からのマリナーズとの開幕ロスターはやはり、バスケスとスワイハートの2枚で挑みます。当然ですが、40manでもレオンの名前はなくなっています。
仕方ないことですが、アクティブには80試合サスペンションのスティーブン・ライトが入っています。
正捕手はC・バスケス
レッドソックスの正捕手はクリスチャン・バスケス。
これはもう堅いところですね。
まだ28才。2018年は捕手として75試合に出場。3Bとして2試合、DHとしても2試合に出場。サンディー・レオンとは出場をシェアしていましたが、バスケスの方が多かったです。
2番手のスワイハートはUTL
そしてレッドソックスは、2番手の捕手として、27才のブレイク・スワイハートを起用します。
スワイハートは2018年は82試合に出場。
本業はどこだったか?と考えてしまうくらいに捕手以外のポジションを守りました。
捕手では28試合でしたが、そのほかに2Bとして1試合、3Bとして3試合、1Bとして10試合、LFで9試合、RFで14試合、DHでも14試合に出場。
実はスワイハートのエージェントがレッドソックスに出場機会を求めたトレード要求を出していたようなのですが、レッドソックス側は当然彼を引き止めたのでした。
ユーティリティーのスワイハートの使い勝手の良さもサンディー・レオンの処遇に影響を与えたかもしれません。
レッドソックスは2人体制で行くつもりです。
ただ、そうは言うものの2人のうち1人がユーティリティーなら当然バスケスにかかる負担が多くなる訳で、一応3人めも用意しておかないといけません。
レッドソックスの3人めの捕手の候補は?
3人めの候補ですが、マイナーにはフアン・センテーノ(Juan Centeno/29才)がおります。2018年11月にレッドソックスとサインしていました。
2018年はレンジャーズで10試合、2016年のツインズ時代に55試合に出場しています。
3人めは年俸で決めるか?
センテーノはマイナー契約ということもありますが、2018年のサラリーが60万ドル。2019年はまだ出ていません。
S・レオンも決して高くないサラリーなのですが、贅沢税を考慮するレッドソックスはここは削減の対象にするかもしれません。
ちなみにサンディー・レオンの2019年のサラリーは247万5,000ドル。
もしFAとなった場合、バーゲンハンターとも言える動きをするクラブが出てきて獲得に走ると思われます。これだけ実績のある捕手がバックアップでいるというのは大きいですから。
サンディー・レオンは打てない可能性の方が高いですが、どうせ2人では持ちませんから、トレードデッドラインで誰かを獲得するでしょう。
今回の放出の判断基準がお金ならトレードデッドラインで高い年俸の選手を取ってしまっては元も子もなくなります。よって、ちょっと早まったのではないかとも思っております。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント