2回以降、ブルペン7人で無失点リレー
現地2019年6月13日、フェンウェイ・パークにてレンジャーズ@レッドソックスの4連戦最後のゲーム行われました。
このシリーズは3戦を終わって1勝2敗とレンジャーズが勝ち越し。レッドソックスとしてはなんとか2勝2敗のタイに持ち込みたいところでしたが、先発のデービッド・プライスがピリッとしませんでした。
デービッド・プライスが炎上
レッドソックスの先発デービッド・プライスは、立ち上がりから乱調。1番のChooに死球、2番のデシールズには四球。そしてアンドラスとペンスにはそれぞれタイムリーを許し、2失点。
ハンター・ペンスの当たりは一旦はHRコールされましたが、判定が覆り2ベースに。この時点でかなりやばかったですね。
また、ローガン・フォーサイスにも2点タイムリーを許し、初回に計4失点。
2回にはChooに2打席連続死球、デシールズとアンドラスにタイムリーを許し、ここで降板。
デービッド・プライスは1.1イニングで被安打5、失点6、与四球1、与死球2、奪三振2。
プライス、直近2戦はナイスピッチング
この日は大乱調だったデービッド・プライスですが、実は直近2試合は非常によかったんです。
6月2日のヤンキース戦では、7回途中2失点で勝利投手。
また、6月8日のレイズ戦では6回を1失点に抑える好投で勝利投手に。
ここ2戦で強豪相手に2連勝と素晴らしい投球を見せてくれていただけにかなり残念な結果となりました。
レッドソックスはHRの攻勢で反撃
一方のレッドソックスはHRで応戦。
レンジャーズ先発のエイドリアン・サンプソンは前回の6月8日のアスレチックス戦で被安打4、失点1で完投勝利を上げ、調子の良い投手。
そのサンプソンからまず1回にJ.D.マルチネスがソロHRを放ち、反撃開始。
1−6となった2回裏の攻撃でも先頭のボガーツ、つづくバスケスが連打を放ち、ランナーが貯まったところで、ジャッキー・ブラッドリー・ジュニアが3ランHRを放ち、4−6と2点差に。
これでわからなくなりましたね。
4回裏にはマイケル・チャビスが膝がつくほどのフルスイングでソロショットを放ち、5−6と1点差に。
さらに、5回裏はラファエル・デバースがタイ・ゲームとなるソロHRを放ち、ついに6-6の同点に追いつきました。
7回裏、今度はザンダー・ボガーツが勝ち越しとなるソロHRを放ち、ついに7−6と逆転に成功。
レッドソックスは一発攻勢で逆転したのでした。
ブルペン7人で無失点リレー
逆転の影にはリリーバーのナイスリレーがありました。プライスを降板後、7人で無失点リレーを見せました。
(プライス降板後のリレー)
- マイク・シャワリン: 2.1 IP、被安打0、与四球2、奪三振2
- コルテン・ブルワー:0.1 IP、被安打0、与四球1、奪三振0
- トラビス・ラーキンス: 1.0 IP、被安打0、与四球2、奪三振1
- マーカス・ウォルデン:1.0 IP、被安打2、与四球0、奪三振1
- ブランドン・ワークマン:1.0 IP、被安打1、与四球2、奪三振2
- マット・バーンズ:1.0 IP、被安打1、与四球0、奪三振2
- ジョシュ・A・スミス:1.0 IP、被安打0、与四球1、奪三振1
荒れた立ち上がりだったので、それを引きずることもままあることなのですが、よくこれだけ持ちこたえたなと思います。しかも7人全員がいいピッチングを見せたのはさすがのブルペン力と言わざるを得ないです。
しかも全員右腕です。
最後にマウンドに上がったジョシュ・スミスはメジャー初セーブを上げました。ジョシュ・スミスは31才。2010年レッズ21巡目指名の右腕です。
2018年はマイナーで今季は2017年以来のマウンドです。
マイク・シャワリン、ERA 1.08!
中でも2番手でマウンドに上がったマイク・シャワリンがいいですね。24才のルーキーで6月7日にデビューしたばかり。
2016年レッドソックス5巡目指名。
ここまで4試合、8.1イニングを投げ、ERA 1.08、奪三振が13。
11日のレンジャーズ戦で投げた際の動画です。
レッドソックスにルーキーの投手が出てくるのは新鮮ですね。
先発が打たれ、リリーバーが凌いでいる間に打線が追いつくという2019年のレッドソックスを象徴するようなゲームでした。
先発さえ落ち着けばこの打線ならなんとかするので、ここが前半戦までに改善するかというところですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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