現地2019年8月4日、レッドソックス@ヤンキースの夏の4連戦最後のGame4が行われ、ヤンキースが3回に一挙6点を奪い、レッドソックスの追撃の意欲をくじき、7-4でヤンキースが勝利しました。
このゲーム、日曜なのにどうしてナイトゲームなのかと思ったら、前日はダブルヘッダーでしたね。さすがにダブルヘッダー翌日のデーゲームは鬼のスケジュールとなってしまいますので、ナイトゲームとなっておりました。
なおこのゲームは開始前45分ほどのレイン・ディレーがありました。
先発、プライスが崩れる
Game4の先発はヤンキースがJ.A.ハップ、レッドソックスがデービッド・プライスでした。
デービッド・プライスは前日までパタニティ・リーブを取得しており、このゲーム本当に投げるのかと心配していましたが、戻ってきましたね。
アーロン・ジャッジの技ありHR
先制点はヤンキース。初回、2番のアーロン・ジャッジが2−2からファウルで2球粘ったあとの2シームをライトスタンドへソロショット。ヤンキースが1−0で先制しました。
外へ逃げて行くボールのはずなのですが、まるでインコースをさばくような打ち方。ボールの内側の下を意識しているのでしょうが、打ったあと両腕がホームベースの形になって左肘を抜いておりました。こねたくなかったのかもしれません。それにしてもすごい打ち方だなと驚きました。
ヤンキース、3回に6連打
問題の3回なのですが、ヤンキースは6連打で6点を奪いました。レッドソックス目線から行くと、先頭のG・トーレスを三振、つづくA・ジャッジを四球、そしてD・グレゴリアスをLFフライに打ち取り、ジャッジを歩かせたとは言え、2アウトまで奪っていたのです。そこからの6連打でしたので、ちょっともったいなかったですね。
ジオ・アルシェラのHRから6連打なのですが、その前のトーレス、ジャッジ、ディディで気を使いすぎたところをアルシェラにガツンと持って行かれたというところでしょうか。
バスケス、チャビスの連続HR
レッドソックスは5回にクリスチャン・バスケスとマイケル・チャビスの連続HRが飛び出すもこれはソロ2発でした。6回にはアンドリュー・ベニンテンディーのタイムリーでさらに2点を還すもこの日はここまで。
ヤンキースが7−4で勝利しました。
なお2:57ではJBJのフェンス際のランニングキャッチ、4:57ではムーキーの背走+ジャンプの見事なプレーが収められております。
トーレス、アルシェラのケガ
このゲームでは今のヤンキースにとって欠かせない2人の選手のケガが出ております。
グレイバー・トーレス
グレイバー・トーレス(Gleyber Torres )は5回の打席で3Bゴロを放ち、1塁に駆け抜けた後股関節を抑えるような動きをしました。そのまま守備につき続け、結局8回の守備から下がったのですが、心配です。ブーン監督は”a core issue”という抽象的な言葉でトーレスが退いた理由を説明しましたが、ひょっとしたら深刻かもしれません。杞憂ならよいのですが。詳細を待ちたいと思います。
ジオ・アルシェラ
ジオ・アルシェラ(Gio Urshela )は自打球。6回の打席で1度目は右足。これはちょっとめずらしいのですね。奥側の足です。そして二度目は左足。悶絶でした。
カメラで抜かれたラファエル・デバースの顔にも注目です。なかなか他人事だけど痛さを共感している感が出ています。
アルシェラは打撲でDay to Dayかもしれませんが、トーレスが心配ですね。
ヤンキース5連勝
これだけのけが人が出ていながら、どうして勝てているのか本当に不思議なヤンキースですが、この日の勝利で5連勝。すでに70勝超えの72勝39敗です。2位レイズとのゲーム差は8.0。
レッドソックス、上位2チームとの連戦が終了
7月22日から続いたレイズ3連戦、ヤンキース4連戦、レイズ3連戦、ヤンキース4連戦の上位2チームとの14連戦(移動日もありました)の成績は、2勝1敗、3勝1敗、3連敗、4連敗の計5勝9敗で終えました。
その間相手チームに与えた失点は82、奪った得点は86。ボストンでのヤンキース戦で19得点と10得点という日がありましたから、+2が出ています。
正直プラスが出ているとは思って計算していなかったのですが、打線は本当に素晴らしいですね。
やはり先発がゲームメイクすれば内容の良い負け方をするので特にプライスとセールに頑張ってもらわないといけませんね。
- 8/4 プライス:2.2IP / 7 Runs
- 8/3 セール:3.2 IP / 8 Runs
- 8/3 B・ジョンソン: 3.0 / 3 Runs
- 8/2 E・ロッド 6.2 IP: 4 Runs
まだPSへの望みあり
現地2019年8月4日時点のワイルドカードの順位は以下の通りです。
- インディアンス:66-45
- レイズ:65-48
- アスレチックス:64-48
- レッドソックス: 59-55
残り2ヶ月弱、何が起こるかわからないし、圏内であることは確かなので先発のゲームメイクに期待したいと思います。誰かいいピッチングをすればまた続くと思うので。もう一度イオバルディをスタートに戻してみてはどう??ブランドン・ワークマンをクローザーにすると決めたのですし、イオバルディに刺激を与えてもらいたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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