トレードデッドライン・ムーブ開始
現地2019年7月27日、いよいよトレードデッドラインに動きが出てきました。オフのFA同様に遅めの動きとなっていた2019年夏の市場ですが、ようやく動き出しました。
トレード詳細(追記あり)
このトレードの選手の動きはこちら。
【ツインズGet】
- セルジオ・ロモ(Sergio Romo)RHP/RP 36才
- クリス・バリモント(Chris Vallimont )RHP 22才
後日指名の選手(PTBNL:Player To Be Named Later)→変更:マーリンズからツインズへ金銭。
現地2019年9月2日、トレードがファイナライズされました。PTBNLの選手は変更でマーリンズからツインズへのCash Consideration(金銭)で決定です。金額は出ておりません。
【マーリンズGet】
- ルーウィン・ディアス(Lewin Diaz)1B 22才 左投げ左打ち
ツインズがGetした3人
セルジオ・ロモ(ツインズへ)
セルジオ・ロモは2019年でキャリア12年目のベテラン・ライティー。通算681試合登板で40勝31敗、126セーブ。
2019年は38試合に登板し、2勝0敗17セーブ、ERA 3.58。
ジャイアンツ退団後
ロモと言えば、クローザーとして2010、2012、2014とジャイアンツのワールドシリーズ制覇に貢献した投手ですね。2016年11月にFAとなり、2017年2月にドジャースとサイン。2017年7月のトレードデッドラインでレイズへ移籍。レイズに移籍してからはケビン・キャッシュ監督のオープナー、3塁起用など再びその名を球界に轟かせるような存在に。2017年オフに再びFAとなり、レイズと再契約。
2018年終了後に再びFAとなり2019年2月にマーリンズとサインしておりました。
ジャイアンツ最後の年の2016年に登板数が40試合まで落ち、長年の披露の蓄積が出たりました。
ファストボールがmid 80
一時はナックルボーラーとして活路を見出そうしましたが、以前通りのスライダーのいい投手を維持しています。
ファストボールのMaxでも87mph(140.0kmh)ほどしか出ないロモ。シンカーも同じくらいの速度帯です。そしてチェンジアップが80mph(128.74kmh)ほど、スライダーが79mph(127.13kmh)ほど。
登板イニングと同じくらいの被安打は許しますが、安定しているのがロモの真骨頂。グランドボウルアウトが34%、インフィールド・ポップフライアウトが14%。
役割
マイク・モリン、マット・マギル、アダルバルト・メヒア、ブレイク・パーカーを戦力から外したツインズは、テイラー・ロジャース、ライン・ハーパーがブルペンの中心になりました。ロモはそんな彼らをサポートする役割になると思います。
クリス・バリモント(ツインズへ)
マーリンズからツインズへ移籍するクリス・バリモントは2018年マーリンズ5巡目指名の投手。2019年はシングルAマイナスとシングルAプラスでプレー。双方のレベルを合わせて現地2019年7月27日時点で6勝7敗、ERA 3.16。96mphのファストボールとスライダーが魅力の投手です。
残り一人は金銭に変更
あとの一人は投手はPTBNL(Player To Be Named Later)で後日指名ということでしたが、金銭に変更となりました。
マーリンズへ
ルーウィン・ディアス(マーリンズへ)
ツインズからマーリンズへ移籍するルーウィン・ディアスはドミニカ共和国出身で2013年にサイン。左投げ左打ちです。2019年はシングルAプラスとダブルAでプレー。ダブルAでは32試合、打率.309、HR 6、RBI 25。なかなか魅力的な構えです。
ロモ獲得後のツインズ
ツインズ、インディアンスの追撃を交わせるか
6月半ばで2位に10ゲームを空ける大差でリードしていたツインズでしたが、現地2019年7月27日時点で、2位インディアンスと1ゲーム差にまで縮まってきました。
ツインズはまだ補強を考えているので、逃げ切れるか注目しています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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