ヒウラ、ついに次のステップへ
現地2019年7月27日、カブス@ブルワーズのナ・リーグ中地区のアツいゲームが行われ、ケストン・ヒウラがクレイグ・キンブレルからサヨナラHRを放ち、ブルワーズが5−3でカブスに競り勝ちました。
アツいナ・リーグ中地区
カブスのデレク・ホランド獲得の記事内でも書かせていただのですが、現地2019年7月27日時点でナ・リーグ中地区の首位はカージナルス。ゴールディの活躍に比例して、カブス・ブルワーズの首位争いの中にカージナルスも参戦。ついに単独首位に立っています。
カブスとブルワーズは2位・3位争いな訳ですが、ゲーム差がほとんどないので三つ巴の首位争いですね。
リッゾが先制2ランHR
カブスがジョン・レスター、ブルワーズがチェイス・アンダーソンのスタートで始まったゲームはカブスが先制。
3回表、アンソニー・リッゾの先制2ランでまずはカブスが2点を奪いました。
ジョン・レスターが7回スコアレス投球
カブス先発のジョン・レスターは大事な1戦で素晴らしい投球を披露。7回を投げ、ブルワーズ打線を被安打4、無失点に抑える好投。ブルワーズ打線は翻弄されましたね。
8回裏、レスターの後を継いだスティーブ・シーシェックが誤算でした。先頭のピンチヒッターのベン・ギャメルにセンターオーバーのソロHRを打たれ、2−1に。
ホランドがゲームを落ち着かせる
続くロレンゾ・ケインにも二塁打を許し、荒れそうな状況になったところでマッドン監督は3番手にデレク・ホランドを起用。ホランドはイェリッチ対策。これは奏功しました。イェリッチはセンターフライ。
ホランドは1ポイントで交代。タイラー・チャットウッドがマウンドに。
ヒウラ、同点二塁打
ライアン・ブラウンを1Bポップフライに打ち取ったのはよかったのですが、つづくケストン・ヒウラにライトへの二塁打を許し、2−2の同点。ヒウラは同点打も放っていたのでした。
カブスはチャットウッドの後のローワン・ウィックが好投。8回途中から9回裏まで抑えました。
迎えた延長10回表、ブルワーズのマウンドは9回からイニングまたぎのフレディー・ペラルタ。
先頭打者のアルバート・アルモラ・Jr.がソロHRを放ち、カブスが3−2と勝ち越しに成功。ブルワーズはしょっちゅうジョシュ・へイダーを出せないのでこれは致し方ありません。
10回裏、カブスのマウンドにはクレイグ・キンブレルが上がりました。このまま逃げ切りたいところでしたね。
イェリッチ、ヒウラでWalk OFF
先頭はクリスチャン・イェリッチ。
イェリッチは2球目の95マイルのファストボールを振り抜き、これがLFスタンドに入る同点HRに。36号です。非常に劇的な展開です。
フレディー・ペラルタのところで代打はタイラー・サラディーノ。キンブレルはボール先行。3−2まで持っていきましたが、最後はカーブが外れ四球に。
ノーアウト1塁でバッターはケストン・ヒウラ。
ヒウラはナックル・カーブ、4シーム、4シームで1−2と追い込まれます。4球目。外にナックルカーブが来たところをこれは読んでいたと思います。見事な流し打ちを披露。なんとこれがライナーでライトのスタンドに入り、劇的なサヨナラ2ランHRとなりました。
ヒウラ、持っていますね。
ブルワーズが5−3で勝利。ブルワーズが連勝し、次のゲーム次第では順位が入れ替わる状況を作りました。
現地2019年7月27日時点ではまだカージナルスが首位で順位は変わりません。
- カージナルス:56-48
- カブス:55-49
- ブルワーズ: 56−50
それにしてもヒウラの勝負強さは素晴らしいですね。体型も日本人と変わらないのに、すごい活躍です。
もう選手として次の段階に入ったのではないかという成長ぶりです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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