俊足のJ・ビヤー、シングルを二塁打に!
現地2019年8月5日、素晴らしい記録が生まれました。
ヤンキース@オリオールズ戦でオリオールズのリードオフを打つ、ショートストップのジョナサン・ビヤー(Jonathan Villar )がサイクルヒットを放ちました!
Congratulations!
ジョナサン・ビヤー自身、今回がキャリア初のサイクルヒット。オリオールズのクラブ史上としては約11年ぶりの達成で、2019シーズンのMLBでは5回目の達成となりました。
本人は記録達成に初めてサイクルに気づく
ジョナサン・ビヤーの成績です。5-4-2RBI。本人はサイクルがかかっていたことを9回にシングルヒットを放ち、ベースに到達し1塁コーチャーから伝えられるまで気づいていなかったそうです。
- 三振(1回裏:田中投手)
- トリプル(3回裏:田中投手)
- ダブル(5回裏:田中投手)
- HR(6回裏:T・ケインリー)
- シングル(9回裏:A・チャップマン)
3打席目のダブルですが、1塁を回ったところでジャッジの体勢が悪いと見るや、いきなりギアを上げてダブルにしましhた。まさに「俊足」を活かした好走塁。サイクル達成に寄与したスキルでした。
9回裏までどうしてほとんどのお客さんが残っていたのかを考えてなかったんですかね(笑い)。
拮抗した展開
それも本当かもしれないと思ったのが、拮抗したゲーム展開。3回を終えて1−1のタイスコアだったゲームは、5回にヤンキースが3点を追加、さらに6回にはブレット・ガードナーとマイク・トークマンの2本のソロHRで2点を追加し、6回表を終了し、ヤンキースが6−1でリードしていたのでした。
6回裏に5得点で同点に
その裏、オリオールズ打線は田中投手を捉えます。
先頭のレナート・ヌネスが二塁打で出塁した後、ジェイス・ピーターソンが2ランHRを放ち3-6に。さらにハンサー・アルバートがシングル、チャンス・シスコがダブルを放ち、ノーアウト2・3塁となったところでクリス・デービスが犠牲フライを放ち4-6に。田中投手はここで降板。
そしてトミー・ケインリーに代わって1アウトを取られた後、チャンス・シスコを塁に残してジョナサン・ビヤーが2ランHRを放ち6-6の同点に追いついたのでした。
ただ、8回表にオリオールズのリリーバーが崩れ、マイク・トークマンにこの日2本目のHRを許すなど3点を奪われ、6−9に。
お客さんはこれでゲームが決まったことを感じていたのですが、あとは9回裏に回ってくるジョナサン・ビヤーの打席でサイクルが達成されるのを待っていたという素敵な状況だったということです。
ビヤーにすれば、本気でゲームを取りに行っていて、集中していたのでしょう。
ちょっとイイ話だと思いました。
ジョナサン・ビヤーとは
サイクルヒットを達成したジョナサン・ビヤーは2008年5月にアマチュアFAとしてフィリーズとサイン。
2010年のトレードデッドラインでフィリーズがアストロズからロイ・オズワルトを獲得したトレードでJ.A.ハップ等とともにフィリーズからアストロズへ移籍。
2015年11月にアストロズからブルワーズへトレード。
2018年のトレードデッドラインでブルワーズがジョナサン・スコープを獲得したトレードでオリオールズへ移籍。現在はオリオールズの攻撃の核のような役割を担います。
2016年は62個で盗塁のタイトルを獲得しています。
ヤンキース、トーレスは出場
なお、前日のレッドソックス戦で途中退場したグレイバー・トーレスとジオ・アルシェラですが、症状が重いのでは?と思われたトーレスがDHで出場。打撲だからひどくなければ出るだろうと思われたジオ・アルシェラが欠場しました。打撲がひどかったようです。よって、ルメイユが3B、2Bにはブレイビック・バレラ(Breyvic Valera )が入りました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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