噂通りのカーブ
2日連続取り上げることになりますが、これは取り上げざるを得ません。
クリーブランド・インディアンス内NO.21プロスペクトのジェームズ・カリンチャック(James Karinchak)が現地2019年9月14日のダブルヘッダーのGame2でメジャー・デビューを果たしました!
Game2の8回2アウトから登板
ジェームズ・カリンチャックのデビュー戦は、ダブルヘッダーのGame2、8回2アウトからでした。
あとで流れを記載したいと思いますが、ニック・グッディがミゲル・サノにグランドスラムを浴び、その後四球でランナーを出し、2アウト目を三振に取った後のマウンド。
2アウトランナー1塁での登板でした。
8回表はジェイソン・カストロをCFフライに抑えてチェンジ。
9回表、ジェームズ・カリンチャックはイアン・ミラー、マックス・ケプラー、ホルヘ・ポランコを三者連続三振!
とても初登板とは思えない素晴らしい結果に。
MAXは97.9
この日投じたMAXは8回表にジェイソン・カストロをCFフライに仕留めたボールで97.9mph(157.5548kmh)を計測。
球種
そして投じた球種と速度帯はファストボール(4シーム)が約97mph、スライダーが85-86mph(136.79-138.40kmh)、カーブが83-85mph(133.57-136.79)。
速度帯からすればまっすぐとカーブのどちらを絞るという対策になりそうですが、スライダーとカーブの軌道が違うので、打者からすれば実質3つの速度帯で張らなければならないかなと思います。
バーランダーよりちょっと落ち方が大きいのではないかというカーブです。
面白い逸材が最後に出てきましたね。
インディアンス、ダブルヘッダーで2敗!
さてゲームの方ですが、インディアンスがダブルヘッダーで連敗してしまいました。
Game1
ローカルタイムで13時すぎに始まったGame1ではインディアンス先発のマイク・クレビンジャーが好投。8回まで投げぬいたのですが、3回表に1アウトからマックス・ケプラーにシングルを打たれた直後、ホルヘ・ポランコに2ランHRを浴び、これが決勝点に。
インディアンス打線はツインズの小刻みなリレーに対応出来ず、5安打が精一杯。シャットアウト・リレーを許してしまいました。
Game SCORE (MIN 2-0 CLE)
Game2
Game2ですが、こちらは双方ともに短リレーを使用。インディアンスはなんとリリーフでしか見たことのないタイラー・クリッパードが先発。
ツインズのルイス・ソープが3.2イニングも投げているのでさすがにオープナーと呼ぶにはちょっと長いイニングかなと思いました。
いずれにせよ点の取り合いとなり、7回を終了して5−4とインディアンスがリード。
しかし、8回表ツインズはアダム・シンバーから先頭のジョナサン・スコープがシングルで出塁。その後、投手はベテランのオリバー・ペレスに代わりますが、1アウト後ホルヘ・ポランコがタイムリー・ダブルを放ち、5−5のタイに。
ネルソン・クルーズを敬遠した後、エディー・ロサリオには四球を与えてしまい、1アウト満塁の大ピンチに。
ここでインディアンスはオリバー・ペレスに代えてニック・グッディを起用。その代わりばなの初球に、ミゲル・サノにグランドスラムを打たれ5-9と逆転を許してしまいます。その後、2アウト目を取った後、ジェームズ・カリンチャックが出てきたという流れでした。
Game SCORE (MIN 9-5 CLE)
インディアンス、ピンチ
この日の結果により、ゲーム差は以下の通りに。
【ア・リーグ中地区】 2019年9月14日時点
- ツインズ:91-57
- インディアンス:86-63 (ゲーム差5.5)
インディアンスはワイルドカードも後退。
【ア・リーグワイルドカード】2019年9月14日時点
- アスレチックス:89-60
- レイズ:89-61
- インディアンス:86-63
- レッドソックス:78-70
インディアンスは現地2019年9月15日のツインズ戦Game3が最後の直接対決。
その後はタイガース、フィリーズ、ホワイトソックス、ナショナルズのそれぞれ3連戦で2019年は終了。
もう勝つしかないのですが、他のチームも最後の一踏ん張りをしているところですから恐らく勝ったり負けたりでゲーム差が縮まないと思います。よって、ツインズはペナントがそこまで見えてきたかなと思います。
残るはワイルドカードでインディアンスの連勝と上位2チームの連敗が重なればまだ望みはあります。
厳しい戦いが続きます。
お読みいただき、ありがとうございました。
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