ルイス・セベリーノが右肩に炎症を発症
現地2019年3月5日、ヤンキースのベースボール・オペレーションが慌てております。チームのエース、ルイス・セベリーノ(Luis Severino)が右肩の炎症を発症。
開幕は”highly unlikely”
まずは2週間のノースローで様子を見ますが、28日の開幕まで20日あまり。
ヤンキースのアーロン・ブーン監督はセベリーノの開幕での登板に関し、”highly unlikely”、「高い確率で難しそうだ」と話していることから、ほぼ「ない」と見込んだほうが良さそうです。
痛めた箇所はローテーター・カフ
セベリーノが痛めたのはローテーターカフ(回旋筋腱板)。投手の肩痛と言えばもうここになります。
ローテーター・カフは肩関節を支える4つの筋肉の総称で、膝で言えば十字靭帯にあたるような役割の箇所。もっと細かく見れば、ローテーター・カフのどこが傷んだかいうことになるのでしょうが、今のところ詳細は出ておりません。
ちょっとやっかいな場所で、つまり休んで即回復とはなりにくい場所です。
セベリーノのスタッツ
セベリーノは2018年、32スタート、191.1イニングで19勝8敗、ERA 3.92。奪三振は220を数えます。
いつ復帰するかですが、仮に長期離脱となるとこの穴は大きすぎますね。
ヤンキースのローテーション
ローテションNO.1のセベリーノが離脱する可能性があるということで、ヤンキースはオープニングをジェームス・パクストンか、田中投手に任せると見られています。
(ヤンキースローテーション2019)
ルイス・セベリーノ- 田中将大
- C.C.サバシア(L)
- ジェームズ・パクストン(L)
- J.A.・ハップ(L)
主要投手がサイドラインに下がる見込みということで、ヤンキースは補強に乗り出しそうです。
候補にジオ・ゴンザレス、エドウィン・ジャクソン
候補にはブルワーズからFAでまだ契約が決まっていないジオ・ゴンザレス(Gio Gonzalez )とアスレチックスからFAのエドウィン・ジャクソン(Edwin Jackson)の名前が上がっています。
ヤンキースは即座にジオのエージェントであるスコット・ボラスにコンタクトを取り、契約に向けて動き出しています。
ダラス・カイケルはなさそう
ファンからは「ダラス・カイケル(Dallas Keuchel)にいけ!」という声も上がっていますが、コストの面でジオやエドウィン・ジャクソンを大きく上回る点でなさそうです。
さらに、ヤンキースは1月半ばにD.J. ルメイユと2年$24Mで契約した時点で、2019年の実際のペイロールが$212Mに達しているとも言われており、そうであれば2019年の贅沢税の基準額である$206Mをすでに超えているため、その点でもなさそうです。
なお、ペイロールの決定時期はシーズン終了後に決まります。上の$212Mは1月半ば時点での概算の金額であり、贅沢税の決定額ではありません。
一つの目安であることは間違いはないのですが。
内部からのアサインは?
さらに内部からはドミンゴ・ヘルマン(Domingo Germán)、ジョナサン・ロアイシガ( Jonathan Loaisiga )が候補として名前が上がっています。
まさか延長の金額が低かったのは予見していた??
ヤンキースとルイス・セベリーノは現地2019年2月15日に4年4,000万ドルの契約延長に合意。
エース級に年平均1,000万ドルとはちょっと渋いなという声も多かったと思いますが、ひょっとしてまめにフィジカルをチェックしているがゆえにこれを予見した上での金額だったのか??
これはあくまでも筆者の想像です。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント