トライブ、またしても見事な戦い
現地2019年8月12日からインディアンスはレッドソックスとの対戦です。
フランミル・レイエスとヤジエル・プイーグが入った今のインディアンス打線ならある程度の得点は計算できるものの、やはりこのシリーズのポイントは打ちまくっているレッドソックス打線をどう抑えるか、インディアンス投手陣に注目しておりました。
フランミル・レイエスが先制HR
レッドソックスがエドゥアルド・ロドリゲス、インディアンスがザック・プリサック(Zach Plesac)の先発で始まったこのゲーム。ザック・プリサックのフォームがシェーン・ビーバーのそれと似すぎていて、最初はシェーン・ビーバーが投げているのかと思った次第です。
先制はインディアンスで、ツーアウトから四球のカルロス・サンタナを1塁に置いて、新戦力フランミル・レイエスが豪快は一発。もうバッターボックスの姿がでかすぎてモンスターと対戦しているような印象を受けるレイエスですが、そのとおりに大きな一発を放ちました。インディアンスが2−0。
今のレッドソックスを象徴している感じがする一発でした。四球の直後にHRとはなんとも辛いところですね。
ホセ・ラミレスが微妙な判定後に3ランHR
レッドソックスは2回表にアンドリュー・ベニンテンディのタイムリーダブルで1点を返し2−1。
よいペースだったのですが、3回裏、1アウトからカルロス・サンタナとフランミル・レイエスの連続シングルでランナーを貯めた後、打席はホセ・ラミレス。
1−2とE・ロッドは追い込んでいたのですが、4球目のボールをホセ・ラミレスが空振り。これで三振だったかもというシーンだったのですが、捕手のバスケスがファウルチップをアピールするも認められず、さらに1塁塁審のチェックスイングもセーフの判定。
その直後でした。ホセ・ラミレスがLFへ3ランHR。
これがツイてるチームとスキがあるチームの差かと思えるようなシーンでもありました。インディアンスが5−1とリード。
ネイキンのフェンス際プレーが駄目なこともある
その後レッドソックスはJ.D.マルチネスとJBJの技ありのHRなどでじわりじわりと8回終了まで5−4と1点差まで追い上げます。この辺はやはり「打つなあ」と関心するレッドソックス打線でした。
迎えた9回表、インディアンスはクローザーのブラッド・ハンドをマウンドに。ただ、ブラッド・ハンドは7月は9試合で3失点を許しただけだったのが、前回のツインズ戦で2失点を喫しており、絶好調ではありません。
1アウト後、ムーキーに四球を出し、当たっているラファエル・デバースを三振に取り2アウトまでこぎつけていたのですが、つづくボガーツにあわやHRかという大きなRFフライを打ち返されてしまいます。
この日RFに入っていたタイラー・ネイキン。8回表にはJ.D.マルチネスのあわやの当たりをギリギリでリーピングキャッチ。
しかし、9回のボガーツの当たりはややジャンプのタイミングがずれて、残念ながらキャッチならず。これでムーキーがホームインし、2アウトから5−5の同点に追いつかれてしまいます。
ただ、ブラッド・ハンドは後続をよく抑え、最小失点で切り抜けたと思います。
9回裏、カルロス・サンタナがWalk OFF HR
そして9回裏、レッドソックスのマウンドには8回途中から登板のマーカス・ウォルデン。今もっとも信頼できる投手でもありますが、この日は打たれてしまいました。
先頭のカルロス・サンタナが2ストライクまで追い込まれながらもスライダーを打ち返し、これがどんどん伸びてサヨナラHRとなりました。
スコアは5−4(BOX SCORE)。
インディアンスはこの勝利でゲームのなかったツインズに0.5ゲーム差をつけ、ア・リーグセントラルの単独首位に立ちました。
スコア以上に紙一重の差
スコアは5−4と互いに3点以上を取り合った結果となりましたが、内容は紙一重というシーンが多かったと思います。
ホセ・ラミレスのチェックスイングとファウルチップかどうか判定のあとの3ランHRはまさにその典型だったと思います。
5回表にボガーツがLFフェンス直撃の当たりを放つも二塁でアウトになったり、8回表のJ.D.マルチネスの当たりがギリギリでタイラー・ネイキンにキャッチされるなど、インディアンスにはいいプレーと同時にたしかにツキもありましたね。
Game2はクリス・セールとマイク・クレビンジャーの投げあいです。クリス・セールは前回良いピッチングを見せてくれましたが、インディアンス相手に前回と同じ投球を見せられるかどうか。
レッドソックスは結構正念場です。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント