マリアーノ・リベラが満票で殿堂入り
現地2019年1月22日、2019年のHall Of Fame(ホール・オブ・フェイム)、野球殿堂入りの投票が発表され、表題の4名が見事に殿堂入りとなりました。
Congratulations!
投票のルールなど
投票結果を記しておきたいと思います。
その前に殿堂入りとなる条件は下記に記しております。
簡単にまとめますと
- 得票率が75%以上を得た選手が晴れて殿堂入りとなる
- この際、得票率5%未満だった選手はその年限りで殿堂入りの機会は無くなる(^_^;)
- 得票率が5%から74%の間で、その年に選ばれなかった候補者は次年度の審査・選考に持ち越される。
- 持ち越しは最大10年(2014年にルール改正。それまでは15年だった)。11年目からはリストに名前がなくなる。
2019年のニューカマーの人たちは下記のリンクにまとめております。
投票結果
75%以上獲得(殿堂入り)
- マリアーノ・リベラ(Mariano Rivera): 425 票(100%) — 初年度
- ロイ・ハラデー(Roy Halladay ): 363票 (85.4%) — 初年度
- エドガー・マルチネス(Edgar Martinez): 363票 (85.4%) — 10度目
- マイク・ムッシーナ(Mike Mussina): 326票 (76.7%) — 6度目
74%〜5%(持ち越し)
- カート・シリング: 259票 (60.9%) — 6度目
- ロジャー・クレメンス: 253票 (59.5%) — 7度目
- バリー・ボンズ: 251票 (59.1%) — 7度目
- ラリー・ウォーカー: 232票 (54.6%) — 9度目
- オマール・ビスケル: 182票 (42.8%) — 2度目
- フレッド・マグリフ: 169票 (39.8%) — 10度目(ラスト)
- マニー・ラミレス: 97票 (22.8%) — 3度目
- ジェフ・ケント: 77票 (18.1%) — 6度目
- ビリー・ワグナー: 71票 (16.7%) — 4度目
- トッド・ヘルトン: 70票 (16.5%) — 初年度
- スコット・ローレン: 73票 (17.2%) — 2度目
- ゲイリー・シェフィールド: 58票 (13.6%) — 5度目
- アンディー・ペティット: 42票 (9.9%) — 初年度
- サミー・ソーサ: 36票 (8.5%) — 7度目
- アンドリュー・ジョーンズ: 32票 (7.5%) — 2度目
5%以下(今後投票にかけられない)
- マイケル・ヤング: 9票 (2.1%) — 初年度
- ラリー・バークマン: 5票 (1.2%) –初年度
- ミゲル・テハダ: 5票 (1.2%) — 初年度
- ロイ・オズワルド: 4票 (0.9) — 初年度
- プラシード・ポランコ: 2票 (0.5) — 初年度
- リック・アンキール: 0票 –初年度
- ジェイソン・ベイ: 0票 –初年度
- フレディ・ガルシア: 0票 –初年度
- ジョン・ガーランド: 0票 –初年度
- トラビス・ハフナー: 0票 –初年度
- テッド・リリー: 0票 –初年度
- デレク・ロウ: 0票 –初年度
- ダレン・オリバー: 0票 –初年度
- フアン・ピエール: 0票 –初年度
- ヴァーノン・ウェルズ: 0票 –初年度
- ケビン・ユーキリス: 0票 –初年度
殿堂入りとはやはり重い
75%以上獲得の選手
もうマリアーノ・リベラは文句なしですね。よくぞ自己主張の強いひねくれ者がいなかったものだと思います。よかったです。
エドガー・マルチネスは2018年の投票で70.4%であと一步のところで殿堂入りを逃しておりました。マイク・ムッシーナも63.5%の獲得であと一步のところで殿堂入りになれずにおりました。
2018 HOF Vallot (Baseball Reference.com)
持ち越しの人たち
守備の達人のオマール・ビスケルが48%を獲得しております。なんとかHOFに入ってもらいたいです。
5%以下の人の中に
マイケル・ヤング、ロイ・オズワルド、ケビン・ユーキリスが初年度で落ちてしまいましたね。
さすがに殿堂となるとどうかとは思ったものの、数年は持ち越しになると思っていただけにちょっと残念。
クレメンスとボンズ
禁止薬物の問題でかなり拒絶感の強かったボンズとクレメンスですが、毎年その拒否感が薄らいでいるように思います。10年かけて入れるつもりではないかと予想します。
禁止薬物は反則ですから、事実なら入れるべきではないですね。
追記:2019年7月22日
現地2019年7月21日、選ばれた4名のHOF入りのセレモニーが行われました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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