ア・リーグ中地区の好調な2人の右腕
What a nice outing for Odo’s return to The Trop!
— Minnesota Twins (@Twins) June 2, 2019
His second 9-strikeout outing in a row. 🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥#MNTwins pic.twitter.com/nT6sxVMDuL
現地2019年6月2日は日曜日ということでデーゲームが多かったですね。
そしていよいよ現地2019年6月3日からMLBドラフトが始まるということでドラフト前最後のフルカードというところでした。
3日は4カードしかありません。
そんな中、ア・リーグ中地区の好調な右腕2人がこの日もいいピッチングを見せてくれました。まずは以前も取り上げたこの人からです。
ルーカス・ジオリト、無双状態に突入
インディアンスとのゲームに登板したルーカス・ジオリト(Lucas Giolito)はこの日も抜群の安定感を披露。
8回途中1アウトまで投じ、インディアンス打線を散発5安打、9三振を奪う投球を見せてくれました。
連打なし!
ところどころで安打は許すものの、この日は連打なし!打たれた次の回は3人で斬るなど、締め方も抜群です。
【現地2019年6月2日、CLE戦のジオリトの投球概略】
- 1回表:被安打1
- 2回表:三者凡退
- 3回表:被安打1
- 4回表:三者凡退
- 5回表:被安打1(初の長打:2塁打)
- 6回表:被安打1もダブルプレーで三人で斬って取る
- 7回表:三者凡退
- 8回表:1アウト後にシングルを許したところで交代
ジオリト、直近は6戦登板で6連勝
ルーカス・ジオリトは5月は6度登板し、5勝0敗。5月2日のレッドソックス戦でチームは6−4で勝利したものの、この日は勝ち星はつかず。
その次の5月7日からこの日の登板まで6戦に登板し、6連勝と絶好調です。
もう今のジオリトは無双状態ですね。
この日の勝利でルーカス・ジオリトは8勝目(8勝1敗)。ERAは2.54です。
ジェイク・オドリッジ、レイズを6回無失点
そしてア・リーグ中地区でもう一人、好調な投手がいます。それがツインズのジェイク・オドリッジ。
現地2019年6月2日時点で40勝18敗となり、勝利数では西地区トップのアストロズと並んでいるものの、勝率でア・リーグトップに立っているツインズ(アストロズは40勝20敗)。
その好調ツインズを守りの面で支えているのがジェイク・オドリッジ(Jake Odorizzi)、29才。
この日、降板後にリリーバーが攻められ、終わって見れば9−7での勝利となりましたが、6回まで登板したジェイク・オドリッジはレイズ打線を被安打3、無失点、9三振を奪う好投。
見事なゲームメイクを披露しました。
ジェイク・オドリッジとは
ジェイク・オドリッジは26才になったばかりの右腕で、2008年ブルワーズ1巡目でプロ入り。
2010年にブルワーズとロイヤルズ間で発生したトレードでロイヤルズへ移籍。
このときのトレードはザック・グレインキがブルワーズへ移ったトレードです。ブルワーズは2015年のロイヤルズのWSチャンプを後押ししたようなトレードとなりました。
【2010年12月19日のトレード】
ブルワーズ Got | ロイヤルズ Got |
ザック・グレインキ ユニエスキー・ベタンコート | ジェイク・オドリッジ ロレンゾ・ケイン アルシデス・エスコバー ジェレミー・ジェフレス |
その後、2012年12月のトレードでレイズへ。
【2012年12月9日のトレード】
ロイヤルズ Got | レイズ Got |
ウェイド・デービス ジェームズ・シールズ エリオット・ジョンソン | ジェイク・オドリッジ ウィル・メイヤーズ マイク・モンゴメリー パトリック・レナード |
そして2018年2月にマイナーの選手とのトレードでツインズに移籍していました。
冴え渡るツーシームとスプリット
ジェイク・オドリッジは2シーマーです。そう呼ぶには球種が豊富なのですが、ファストボールの基本はツーシームです。
持ち球はツーシーム、4シームに加え、スライダー、カーブ、カットボールそしてスプリット。
ツーシームの割合が一番多く、あとは4シームとスライダーとスプリットが同じようなその1/2ほどの配球でそれぞれは同じ割合。カットボールとカーブはごくたまに投げる程度。
横の変化に加えて縦のスプリットまであるのですから、幻惑されますね。
直近9戦で8勝
ジェイク・オドリッジは開幕して3戦は勝てず、黒星が2つ先行しましたが、4月17日のブルージェイズ戦からこの日のゲームまで9戦に登板し、8勝。5月20日のエンゼルス戦で勝ちがつかなかっただけで、こちらも絶好調です。
この日の勝利で今季8勝目です(8勝2敗)。ERAはなんと2.16!
ツインズ、投手王国化
ツインズはジェイク・オドリッジに加え、エースのホセ・ベリオス、カイル・ギブソン、マーティン・ペレスといずれも7勝か6勝を上げています。
ツインズはいつの間にやら、投手王国となっていますね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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