デグロム、右肘のMRI検査へ
現地2019年4月19日、ちょっと心配なニュースが飛び込んでまいりました。
メッツのローテーションの中心で2018年サイヤング賞右腕のジェイコブ・デグロムが右肘痛のため、現地2019年4月20日のカージナルス戦の先発を回避しました。
MRI検査へ
現地2019年4月20日(土)のカージナルス戦に登板予定だったジェイコブ・デグロムは18日(木)にキャッチボールをしたところ、右肘にはじめて経験するような痛みに襲われたとのことで急遽練習を取りやめ。
そのままニューヨークに戻り、MRIの精密検査を受けることに。
ちょっと重大かもしれません。
2010年にトミー・ジョン手術
ジェイコブ・デグロムのスローイング・アームの故障履歴としては、2010年のトミー・ジョン手術があります(2011年とするメディアもありますが、2010年に手術、2011年全休です)。
また2016年9月に同じ箇所に痛みを発症し、そのままシーズンエンド。この時は神経が傷んでいたようで手術となったものの、2回めのトミー・ジョンではありませんでした。2017年は4月の開幕から投げております。
そして今回のちょっと心配になるニュースです。すべてはMRIの検査結果次第。場合によってはセカンドオピニオンも。
クオリティー・スタートの2019
デグロムは2019年はここまで4ゲームに先発。
特に開幕から2戦連続しての無失点、二桁奪三振はさすがのサイヤング賞投手と思わせる貫禄ぶりでした。
【メッツ2019】ジェイコブ・デグロムが26試合連続クオリティー・スタートを達成!打ってはHR、投げては14K!
- 3/28 @WSH: 6.0 IP/ Hit 5/ Run 0/BB 1/ SO 10
- 4/3 @MIA: 7.0 IP/ Hit 3/ Run 0/BB 1/ SO 14
- 4/9 MIN: 4.0 IP/ Hit 8/ Run 6 /BB 1/ SO3 /HR 3
- 4/14 @ATL: 5.0 IP/ Hit 5/ Run 3 /BB 4/ SO9 /HR 2
ところが、ここ2戦はかなり別人の投球。奪三振の少なさからもスピードかコントロールが乱れているのは明らかで、その原因は故障か?との見方もありました。
特に4戦目のブレーブス戦は中4日しか空いておりませんでした。この日のアトランタはゲーム開始時で摂氏19.4℃。ナイトゲームで気温が下がってきましたので、おそらく12−14℃くらいの中での登板だったのではないかと思います。
一桁の中で投げるよりマシですが、ちょっと肘に負担がかかったのかもしれませんね。
ミッキー・キャラウェイ監督は経過はまだわからず、通常の痛みかもしれないとことわった上で、“He’s been under the weather, his elbow is a little barking” 「気温の低い中投げていたので、彼の肘が少し悲鳴を上げている」とコメントしています。
だから、2度のトミー・ジョン手術をしたネイサン・イオバルディが今季ナイトゲームでも半袖で投げるのはやめて欲しいものです。
5年1億3,750万ドルで契約延長したばかり
メッツとデグロムは現地2019年3月26日に今季を含めた5年の契約延長に同意したばかり。5年目の2023年はクラブ・オプション。
もしもトミー・ジョン手術となると、早くて来年後半の復帰になるので、メッツとしてもかなり痛いところです。
いずれにしても検査結果が重要ですね。
追記(現地2019年4月22日)
ジェイコブ・デグロムの続報ですが、MRI検査の結果、肘へのダメージはなかったことが判明しました。ではなぜ痛くなったのか?ですが、ここは詳細は出ておりませんでした。結論だけです。
トミー・ジョン手術は人工的に腱を橋渡しするような施術ですので神経を圧迫したりするのかもしれません。これは推測でしかありません。
22日にはすでにブルペン・セッションが実施されており、24日もブルペンが予定されています。
24日の様子が問題なければ早々に戻ってきそうです。
一番ホッとしているのはワゲネンGMかもしれませんね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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