STLはコンバインド1ヒッター達成
本日は久々にカージナルスの話題です。
現地2019年8月19日、カージナルスのルーキー、ダコタ・ハドソン(Dakota Hudson)がナ・リーグ中地区で首位争いをしているライバル、ブルワーズを相手に7回途中降板ながら、ノーヒットピッチングを披露してくれました。
もう「うまい!」としかいいようのない投球です。
ダコタ・ハドソンのピッチング
この日のダコタ・ハドソンの投球成績は6.2イニングで被安打0、無失点、与四球4、奪三振7。
意識していたであろうクリスチャン・イェリッチには1回の第1打席、4回の第2打席でいずれも四球。それぞれ7球、6球を費やしフルカウントまで行っての四球で、逃げてはおらず。
2回、3回、5回は三者凡退。
7回表2アウト後にエリック・テームズに四球を与えたところでジオバニー・ガジェゴスに交代。投球数は111球を数え、カージナルスベンチも「投げさせたいのは山々だが、もう限界だ、お疲れさん」ということでスイッチしました。
ファストボールは93−95mph(149.66-152.88kmh)、ほとんどがシンカーです。その他、チェンジアップ、カーブ、スライダーでチェンジアップとスライダーの比率が多め。
タイプとしては結構多いタイプとしか言いようがないのですが、カットボーラーではありませんが、左右に動かすという点ではアダム・ウェインライトやマイルズ・マイコラスと似ているタイプと言えるでしょう。
ダコタ・ハドソンとは
ここまでナ・リーグのルーキーはピート・アロンソやフェルナンド・タティス・ジュニアなど打者が注目を浴びる機会が多かったですが、このダコタ・ハドソンは開幕から地味に勝ち星を積み重ね、この日の勝利で12勝目。
2016年カージナルス1巡目指名の投手で、今季は24才(1994年9月15日生まれ)のシーズンです。
マイナーでの3シーズンは25勝9敗、ERA 2.69。
デビューは2018年で、26試合に登板しました。ただし、すべてリリーフです。27.1 イニングを投げ、4勝1敗、ERA 2.63。50イニング未満なので、2019年もルーキーステータスです。
2019年は開幕からスターターとして登板。今季2戦目となった4月3日のパイレーツ戦だけはリリーフとして登板しセーブを1つ上げています。それ以外はすべてスタート。
計25試合に先発し、134.0 イニング、12勝6敗、ERA 3.63、奪三振104、WHIP 1.51(現地2019年8月19日時点)。
ポール・デヨングにHR
ゲームは5回裏、カージナルスがノーアウト1・3塁のチャンスでコルテン・ウォンの2Bゴロダブルプレー崩れの間に、3塁ランナーが還ってまず1点。さらにデクスター・ファウラーにもタイムリーが出て2−0。
6回裏にはポール・デヨングの大きなHRが飛び出し、カージナルスが3−0とリード。
ダコタ・ハドソン降板後は、ジオバニー・ガジェゴスが1.0イニング、最後はアンドリュー・ミラーが1.1イニングでリレー。惜しくもガジェコスが8回表にヤズマニ・グランダールにグランドルールダブルを打たれ、コンバインドNO-NOとはなりませんでしたが、素晴らしいリレーでした。
なお、このゲームで3人の投手をリードしていたのはもちろん、ヤディアー・モリーナです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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