2019主要タイトルのリーダーが確定
2019年レギュラーシーズンが9月29日(現地)で終了し、個人タイトルが明らかとなりました。
バッターはニューフェイスが多く、投手はバーランダー、ゲリット・コールの繰り返しが続くといった結果となっています。
見方
投手と打者、ア・リーグとナ・リーグの成績がわかるように1ページにまとめてみました。
バッターのタイトルからピッチャーのタイトルへ移行していき、それぞれのタイトルのア・リーグとナ・リーグの数字を並べています。
選手名のリンクはBaseball Reference.comの個々の選手のページです。
バッター
打率
【AL】 | 1. ティム・アンダーソン(Anderson) CHW:.335 2. D.J. ルメイユ(LeMahieu) NYY:.327 3. ヨアン・モンカダ(Moncada) CHW:.315 4. マイケル・ブラントリー(Brantley)HOU: .311 4. ラファエル・デバース(Devers) BOS: .311 6. ネルソン・クルーズ(Cruz) MIN : .311 |
【NL】 | 1. クリスチャン・イェリッチ(Yelich)MIL:.329 1. ケーテル・マルテ(Marte)ARI:.329 3. アンソニー・レンドン(Rendon )WSH:.319 4. ジェフ・マクニール(McNeil)NYM: .318 5. ノーラン・アレナド(Arenado )COL:.315 |
ティム・アンダーソンがやりましたね。D.J.ルメイユはわずかに届かず。モンカダが成長して嬉しい限りです。ナ・リーグはイェリッチが2年連続のタイトルです。2018年はムーキー・ベッツが .346、イェリッチが.326。
HR
【AL】 | 1. ホルヘ・ソレアー(Soler)KCR :48 2. マイク・トラウト(Trout )LAA: 45 3. ネルソン・クルーズ(Cruz)MIN: 41 3. アレックス・ブレグマン(Bregman)HOU:41 3. ジョージ・スプリンガー(Springer )HOU:41 |
【NL】 | 1. ピート・アロンソ(Alonso)NYM: 53 2. エウヘニオ・スアレス(Suarez )CIN:49 3. コディー・ベリンジャー(Bellinger)LAD:47 4. クリスチャン・イェリッチ(Yelich )MIL:44 5. ノーラン・アレナド(Arenado )COL:41 5. ロナルド・アクーニャ・Jr.(Acuna)ATL:41 |
ホルヘ・ソレアーが初タイトル。マイク・トラウトは途中欠場でも2位を確保。そしてピート・アロンソはすごかったですね。エウヘニオ・スアレスもあと1本で50本でした。2018年はK・デービスが48、N・アレナドが38。
RBI
【AL】 | 1.ホセ・アブレイユ(Abreu) CHW: 123 2.ホルヘ・ソレアー(Soler) KCR:117 3. ザンダー・ボガーツ(Bogaerts ) BOS:117 4. ラファエル・デバース(Devers )BOS:115 5.アレックス・ブレグマン(Bregman) HOU:112 |
【NL】 | 1.アンソニー・レンドン(Rendon) WSN:126 2.フレディー・フリーマン(Freeman) ATL:121 3. ピート・アロンソ(Alonso) NYM:120 4. ノーラン・アレナド(Arenado ) COL: 118 4. エドゥアルド・エスコバー(Escobar )ARI:118 |
ホセ・アブレイユが初タイトル。HR同様、ホルヘ・ソレアが2位にランクイン。BOSからはボガーツとデバースがTOP5に入りました。前年はJ.D.マルチネス(130)とハビアー・バイエス(111)でした。
盗塁
【AL】 | 1.マレックス・スミス(Smith)SEA:46 2.アダルベルト・モンデシー(Mondesi ) KCR:43 3.ジョナサン・ビヤー(Villar) BAL:40 4.エルビス・アンドラス(Andrus) TEX:31 |
【NL】 | 1.ロナルド・アクーニャ・Jr. (Acuna) ATL:37 2.トレイ・ターナー(Turner) WSN:35 3.クリスチャン・イェリッチ(Yelich) MIL:30 3. ジャロッド・ダイソン(Dyson) ARI:30 |
盗塁はマリナーズのマレックス・スミスが初タイトル。2018年も40個で2位に入っていました。トレイ・ターナーは2年連続とならず。ビリー・ハミルトンの名前が無くなってしまいましたね。
OPS
【AL】 | 1.マイク・トラウト(Trout) LAA:1.083 2.ネルソン・クルーズ(Cruz )MIN:1.031 3.アレックス・ブレグマン(Bregman) HOU:1.015 |
【NL】 | 1.クリスチャン・イェリッチ(Yelich) MIL:1.100 2.コディー・ベリンジャー(Bellinger )LAD:1.035 3.アンソニー・レンドン(Rendon) WSN:1.010 |
HITS
【AL】 | 1.ウィット・メリフィールド(Merrifield) KCR:206 (右) 2.ラファエル・デバース(Devers) BOS:201(左) 3.D.J. ルメイユ(LeMahieu)NYY:197(右) 4.ザンダー・ボガーツ(Bogaerts) BOS:190(右) 5.マーカス・セミエン(Semien) OAK:187(右) |
【NL】 | 1.オジー・アルビーズ(Albies ) ATL:189(両) 2.ケーテル・マルテ(Marte) ARI:187(両) 3.ノーラン・アレナド(Arenado) COL:185(右) 4.チャーリー・ブラックモン(Blackmon) COL:182(左) 5.アメッド・ロサリオ(Rosario )NYM:177(右) |
右打者が多いのに驚いています。
投手
WINS
【AL】 | 1.ジャスティン・バーランダー(Verlander) HOU:21 2.ゲリット・コール(Cole) HOU:20 3.エドゥアルド・ロドリゲス(Rodriguez)BOS:19 4.ドミンゴ・ヘルマン(German) NYY:18 |
【NL】 | 1.スティーブン・ストラスバーグ(Strasburg) WSN:18 2.マックス・フリード(Fried) ATL:17 3.クレイトン・カーショウ(Kershaw) LAD:16 3. ダコタ・ハドソン(Hudson) STL:16 5.ルイス・カスティーヨ(Castillo)CIN:15 |
バーランダーは2009(19勝)、2011(24勝)以来のタイトルです。ア・リーグは16勝にC・モートン(TBR)、L・リン(TEX)、M・ゴンザレス(SEA)の3人が並んでおりました。
マックス・フリード、よかったですね。特にカーブがしびれました。ルーキーのダコタ・ハドソンが健闘。
2018年、ALはB・スネルが21勝でタイトル、NLはジョン・レスター、マックス・シャーザー、マイルズ・マイコラスの3人が18勝で並んでおりました。
ERA
【AL】 | 1.ゲリット・コール(Cole) HOU:2.50 2.ジャスティン・バーランダー(Verlander) HOU:2.58 3.チャーリー・モートン(Morton) TBR:3.05 4.シェーン・ビーバー(Bieber) CLE:3.28 5.ルーカス・ジオリト(Giolito) CHW:3.41 |
【NL】 | 1.リュウ(Ryu)LAD:2.32 2.ジェイコブ・デグロム(deGrom ) NYM:2.43 3.マイク・ソロカ(Soroka) ATL:2.68 ルーキー 4.ジャック・フラハーティー(Flaherty) STL:2.75 5.ソニー・グレイ(Gray) CIN:2.87 6.マックス・シャーザー(Scherzer ) WSN:2.92 |
ゲリット・コールがERA初タイトル。バーランダーは2011年以来(2.40)のタイトルを逃しました。
すごいのがナ・リーグ。2点台が6人もいます。ずっとひっぱってきたドジャースのリュウの影響もあったと思いますが、すごい数字が並びました。
2018年はブレイク・スネルが1.89、ジェイコブ・デグロムが1.70でした。
STRIKE OUTS
【AL】 | 1.ゲリット・コール(Cole) HOU:326 2.ジャスティン・バーランダー(Verlander) HOU:300 3.シェーン・ビーバー(Bieber )CLE:259 |
【NL】 | 1.ジェイコブ・デグロム(deGrom)NYM:255 2.スティーブン・ストラスバーグ(Strasburg )WSN:251 3.マックス・シャーザー(Scherzer) WSN:243 |
ア・リーグの奪三振のすごさときたら!ゲリット・コールは2タイトル目。ナ・リーグはデグロム、シャーザーとも途中離脱がありながらこの数字。
2018年のア・リーグはバーランダーが290でタイトル、ゲリット・コールが276で2位でした。ナ・リーグはシャーザーが300でタイトル、デグロムが269で続きました。
SAVE
【AL】 | 1.ロベルト・オスーナ(Osuna ) HOU:38 2.アロルディス・チャップマン(Chapman) NYY:37 3.ブラッド・ハンド(Hand) CLE:34 |
【NL】 | 1.カービー・イェーツ(Yates) SDP:41 2.ジョシュ・ヘイダー(Hader) MIL:37 3.ライセル・イグレシアス(Iglesias) CIN:34 3. ウィル・スミス(Smith) SFG:34 |
今季は飛び抜けた数字が出ませんでした。これもオープナーほかショート・リレーの影響でしょうか。R・オスーナは安定していました。カービー・イェーツはやりましたね。
2018年はエドウィン・ディアス (SEA)が 57、ウェイド・デービス (COL)が 43でした。
WHIP
Walks & Hits per IP
【AL】 | 1.ジャスティン・バーランダー HOU:0.803 2.ゲリット・コール HOU:0.895 3.シェーン・ビーバーCLE:1.054 |
【NL】 | 1.ジャック・フラハーティー(Flaherty) STL:0.968 2.ジェイコブ・デグロム(deGrom) NYM:0.971 3.リュウ(Ryu) LAD:1.007 |
ジャック・フラハーティー、やはりいい数字を残していました。
2018年はジャスティン・バーランダー(HOU)0.90、マックス・シャーザー(WSH)0.91と元デトロイト・コンビが達成。
IP(Innings Pitched)
タイトルには直接関係ありませんが、Awardの選出のファクターの1つになります。
【AL】 | 1.ジャスティン・バーランダー(Verlander) HOU:223.0 2.シェーン・ビーバー(Bieber)CLE:214.1 3.ゲリット・コール(Cole): HOU:212.1 4.マイク・マイナー(Minor )TEX:208.1 4. ランス・リン(Lynn) TEX:208.1 6.エドゥアルド・ロドリゲス(Rodriguez ) BOS:203.1 7.マルコ・ゴンザレス(Gonzales)SEA:203.0 8.ホセ・ベリオス(Berrios) MIN:200.1 |
【NL】 | 1.スティーブン・ストラスバーグ(Strasburg ) WSN:209.0 2.マディソン・バンガーナー(Bumgarner) SFG:207.2 3.ジェイコブ・デグロム(deGrom)NYM:204.0 4.アーロン・ノラ(Nola) PHI:202.1 5.パトリック・コービン(Corbin) WSN:202.0 |
両リーグの200イニング超えを全て挙げてみると、13名もおりました。同時に2019年の注目すべきスターター一覧ができたというほどのラインナップになりました。
Game Played
タイトルには関係ありませんがブルペンの投手への敬意を込めまして。
【AL】 | 1.ヤスメイロ・ペティット(Petit) OAK:80 2.ジェイク・ディークマン(Diekman)KCR/OAK:76 3.ライアム・ヘンドリクス(Hendriks)OAK:75 4.ブランドン・ワークマン(Workman)BOS:73 4. バック・ファーマー(Farmer )DET:73 4. アダム・オッタビーノ(Ottavino)NYY:73 7.タイ・バットリー(Buttrey) LAA:72 7. トミー・ケインリー(Kahnle) NYY:72 9.チャズ・ロー(Roe) TBR:71 9. ホアキム・ソリア(Soria)OAK:71 9.ハンセル・ロブレス(Robles) LAA:71 |
【NL】 | 1.アレックス・クラウディオ(Claudio)MIL:83 2.ワンダー・スエロ(Suero)WSN:78 3.アンドリュー・チャフィン(Chafin) ARI:77 4.クレイグ・スタメン(Stammen) SDP:76 5.アンドリュー・ミラー(Miller )STL:73 5.カイル・ライアン(Ryan)CHC:73 5.マイケル・ローレンツェン(Lorenzen)CIN:73 8.ジャレッド・ヒューズ(Hughes)CIN/PHI:72 8.ジュニオール・ゲラ(Guerra)MIL:72 8.リチャード・ロドリゲス(Rodriguez)PIT:72 |
毎年、70試合以上投げる投手はかなりいますが、今季80試合オーバーが2人もおりました。これは労いたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント
他サイトになってしまいますが…
http://blog.livedoor.jp/wasigasodateta/archives/21730633.html
2019年に生まれた珍記録…みたいな翻訳記事があればぜひ読んでみたいです。
(そういう記事があれば、ですが…)
コメントありがとうございます。
面白いですよね。
今のところまだ見つかりませんでした。
独自でやると少し時間がかかるので少々お待ち下さい。
オリオールズとかネタは色々ありますので。