平均年俸32.5 Mドルで野手最高額へ
現地2019年2月26日、オフィシャル情報として景気のいいお話が入ってきました。
ロッキーズはノーラン・アレナドと契約延長(イクステンション)に合意。
その額、8年$260M(2億6,000万ドル)、フラットで算出するAAV(Annual Average)は$32.5 M(3,250万ドル)となり、MLB野手最高年俸となりました。
アレナドは現地2019年2月26日に記者に向けてコメントを出す予定です。
契約はアレナドに最大限の考慮
今回の契約延長の内容は、8年$260M(2億6,000万ドル)のほかに、3年後のオプトアウト条項、さらにフル・ノートレード条項もついています。
選手にとって夢のような内容です。
MLBの年齢表記は開幕を迎えた時点での実年齢で表記することが多いです。ただ、4月の開幕近辺で誕生日を迎える選手に関しては、そのシーズンの表記は新しい表記になることもあります。この基準はサイトなどで違うようです。
4月16日に誕生日のアレナドは27才で2019年の開幕を迎え、すぐに28才になるので、Baseball Reference.comなどは28才のシーズンとしています。
3年後は旬の時期
3年後のオプトアウトとはアレナドが実質31才になるシーズン。シーズン前なら30才ですね。
この旬の時期に、ロッキーズに残るかあるいは他のクラブに行くかの見極めをアレナドが握っている内容であることは大きいです。
さらにノートレード条項が入っているというのは、少なくともクラブ側が勝手にトレードを決めるなよ!ということでもあるので、アレナドが自らの運命をコントロールしているという言い方も出来ます。
すごい内容です。
調停でも一旦年俸は上がっていた
アレナドは調停有資格者で、2月初旬に調停有資格者史上最高額の$26M(2,600万ドル)の契約を勝ち取っていました。
しかし、今回はその金額を上書きするような形での延長になっております。
野手最高額に
今回のアレナドの平均年俸3,250万ドルは、ミゲル・カブレラが2004年にタイガースと結んだ8年2,400万ドル、年平均3,100万ドルを抜いて野手史上最高額となりました。
投手を含めると、カーショウが今オフに結んだ3年9,300万ドルの1年平均、3,100万ドルをも上回っています。
MLBの平均年俸の最高額はDバックスのザック・グレインキの3,440万ドルがトップです。
ここ4年の成績がすごすぎる
これだけの実績があればこの延長も金額も納得出来ますね。
- RBI 130 以上:3度
- 40HR以上:2度
- シーズン170安打以上:4度
- 40本以上の二塁打:2度
- 打率.290以上:3度
- シルバースラッガー賞:4年連続
- ゴールド・グラブ賞:デビュー以来6年連続
ちなみに、マチャードとハーパーとの比較のWARはご覧に通りです。
しかし、ロッキーズはこれから支払いをどうするのか、3年後に注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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