ロナルド・アクーニャ、勝負強い
快調にナ・リーグ東地区首位を走るブレーブス。
現地2019年8月22日のマーリンズ戦では終盤までリードを許す展開であったにも関わらず、ベテランの一振りで同点に追いつき、そして最終回に劇的なサヨナラHRで勝利を得ました。
ブレーブス、強いです。
A・エチェバリアが先制打
このゲームの先発はマーリンズがルーキーでオールスターにも出場したサンディー・アルカンターラ(Alcantara, S)、一方のブレーブスはこちらもルーキーながら二桁10勝をすでにあげているマイク・ソロカ(Soroka, M)。
初回は両投手ともに打者3人ずつで斬って取る立ち上がり。
先制点は2回裏のブレーブス。
先頭のジョシュ・ドナルドソン(Donaldson, J)がSジョン・ベルティ( Berti, J)のエラーで出塁。つづくマット・ジョイスがシングルでつづき、スコアリングポジションにランナーを置いたところで、バッターはアデイニー・エチェバリア(Hechavarria, A)。アデイニー・エチェバリアは8月9日にメッツからDFAとなり、リリース。8月16日にブレーブスとサイン。
そのエチェバリアがLFへシングルを放ち、1−0とブレーブスが先制。
エチェバリアは古巣からの先制打でした。
その後、両投手が好投。ランナーを出しながらも6回までは危なげないピッチング。
S・カストロの二塁打でマーリンズ逆転
しかし7回表、マイク・ソロカは先頭のブライアン・アンダーソン( Anderson, B)、次打者のニール・ウォーカー(Walker, N)に連打を許します。大事なところゆえ、ここで一旦コーチのマウンドビジットが入りました。
しかし、つづくスターリン・カストロ( Castro, S)にタイムリーダブルを打たれ、2−1と逆転を許します。マーリンズは1チャンスをものにしました。
マイク・ソロカは後続をきちんと取りました。この日の成績は7回を投げきり、被安打5、失点2、奪三振5。
一方のサンディー・アルカンターラも味方に時々足を引っ張られながらも7回を1失点に抑える好投。待望の5勝目なるか?というところでした。
F・フリーマンが同点ソロ
8回裏、マーリンズのマウンドは2番手のライン・スタネック(Stanek, R)。このトレードデッドラインでレイズから移籍してきました。オープナーの人ですね。
逃げ切りたいレイズでしたが、1アウト後、スタネックはフレディー・フリーマン( Freeman, F)に自慢の4シームを叩かれ、これが同点となるソロショットに。左打者のアウトローへコントロールミスなどではないのですが、よくこれをHRにしたなと思います。
その後、後続を斬ったのはさすがでした。
R・アクーニャがサヨナラシングル
2−2のタイスコアの9回裏。ブレーブスは先頭のアデイニー・エチェバリアがダブルで出塁。次打者のラファエル・オルテガ(Ortega, R)は三振、タイラー・フラワーズ( Flowers, T)四球で1アウト1・2塁。
ピッチャーのマーク・メランコン(Melancon, M)の打席でピンチヒッターにチャーリー・カルバーソン(Culberson, C)を送るもここはライン・スタネックがライトフライに抑え2アウト。2塁ランナーのエチェバリアは3塁へタッチアップ。
2アウト1・3塁でバッターはロナルド・アクーニャ・ジュニア(Acuna Jr., R)。
アクーニャは2−2の後の決め球のスプリットに反応。よく拾ったなと思います。これがCFへのシングルとなり、3塁からエチェバリアが還り、ブレーブスが3−2とサヨナラ勝利を納めたのでした。
ブレーブスはこのシリーズをスイープ!77勝52敗とし、8月に80勝に到達する勢いです。
アクーニャは40HR-40SBへ
前日の2019年8月21日のゲームで36号HRを放ったロナルド・アクーニャ・ジュニア。
現地2019年8月22日時点の成績は521打数154安打、打率.296、OBP .377、SLG .539、OPS .916。HR 36、二塁打 17、RBI 88、盗塁 29。
現地2019年8月22日終了時点で残り33試合。40HR、40盗塁も射程圏内に入ってきました。さすがに盗塁がこのペースなら40は難しいかもしれませんが、40HRはもうすぐそこに手が届いている状態。
MLB 40-40クラブ(達成者一覧)
なお過去、40HR、40盗塁を記録したいわゆる40−40クラブはご覧の面々。
もしもロナルド・アクーニャ・ジュニアが達成すれば、2006年のナッツ時代のソリアーノ以来5人目ということになります。
【達成者】4名(直近順)
- アロフォンソ・ソリアーノ(Alfonso Soriano)2006/WSH : 46 HR / 41 SB
- アレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)1998/ SEA: 42 HR / 46 SB
- バリー・ボンズ(Barry Bonds)1996/ SFG : 42 HR / 40 SB
- ホセ・カンセコ(Jose Canseco)1988/OAK : 42 HR / 40 SB
【ニアミス】直近順
- マット・ケンプ(Matt Kemp) 2011/ LAD : 39-40
- カルロス・ベルトラン(Carlos Beltran)2004 KCR&HOU/ :38-42
- アロフォンソ・ソリアーノ 2002/ NYY : 39-41
- ヴラディーミル・ゲレーロ(Vladimir Guerrero) 2002/MON : 39-40
- ショーン・グリーン(Shawn Green)1998/TOR : 35-35
- ハワード・ジョンソン(Howard Johnson)1989/ NYM : 36-41
- ダリル・ストロベリー(Darryl Strawberry)1987/ NYM : 39-36
- エリック・デービス(Eric Davis)1987/ CIN : 37-50
- ボビー・ボンズ(Bobby Bonds)1977/CAL : 37-41 ※ボンズの父
- ボビー・ボンズ 1973/ SFG : 39-43
- ウィリー・メイズ(Willie Mays)1956/NYG :36-40
- ウィリー・メイズ 1957/NYG : 35-38
- ケン・ウィリアムズ(Ken Williams) 1922/SLB(セントルイス・ブラウンズ) : 39-37
お読みいただき、ありがとうございました。
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