2018で引退する選手達
現地2018年9月23日、レギュラーシーズン2018も期間としてはあと7日、ゲーム数としてはあと7ゲームほどを残すばかりとなりました。
いささか記事にするのが遅れてしまったきらいがあるのですが、ここで最後の勇姿を見逃さないようにという趣旨で今シーズン終了で引退を表明している選手の名前を列挙しておきたいと思います。
PHI最強時代の2B、チェイス・アトリー
すでに特別に記事にした選手としてチェイス・アトリーがおります。今季の安打数が35で通算では現地2018年9月22日時点で1,885。2,000本までわずかに届きませんでしたが、最後の打席であと1本を見せてもらいたいです。2Bゴロくらいで終わりそうな気もします。
ジミー・ロリンズとのコンビは本当に素晴らしかったです。
美しい打撃、ビクター・マルチネス
ビッグネームしてはこの人も忘れてはなりません。現デトロイト・タイガースのV・マートことビクター・マルチネス(Victor Martinez 1978年12月23日生まれの39才)。インディアンス(2002-2009途中)、レッドソックス(2009途中-2010)、タイガース(2011-現在)に在籍し、MLB16年で通算安打数が2,153、打率が.295、HR246、RBIが1,178。オールスター5度、シルバースラッガー賞2度のAward受賞歴。
現地2018年9月22日のロイヤルズ戦がファイナルAt Batとなってしまいました。
腰も悪いはずなのですが、最後は全力疾走でしたね。
エイドリアン・ベルトレ(まだ決断していない)
ここに載せるのをどうしようかと迷ったのですが、レンジャーズのエイドリアン・ベルトレ(Adrian Beltre )も今季で引退するかもしれない選手です。各メディアはほぼ引退と同じ扱いで報じていますが、ご本人は現地9月23日時点でまだ決断を下しておりません。
現地2018年9月22日にテキサスでエモーショナルな扱いを受けたのはレンジャーズの一員としてアーリントンでのホームゲームに立つのが最後だったからです。
ただ、この温かい見送りに大分引退に心が傾いてしまったようではあります。
1979年4月7日生まれ、39才のベルトレが来季どこかのMLBのチームと契約できる可能性は低いと言えます。40才を迎える選手に決してMLBはあたたかくないからです。よくてマイナー契約にこぎつけるかどうか。
ここに彼を掲載したのは、来季以降ビッグリーグでのプレーを見られなくなるかもしれないからです。残り試合はロードゲームではまだ見られます!決断の動向に注目です。
現地2018年9月23日時点で通算安打数は3,162!!すごい数字です。
筆者の思いつきですが、NPBの楽天あたりが声をかけたりして!!(何の確証もありません。思いつきです)。そんなこともあり得ると勘ぐるほど、ご本人はまだやれると思っているフシがあります。
追記:2018年10月23日
レンジャーズはドン・ワカマツさんが’18シーズン途中からインテリム・マネージャーとして(中間の監督=監督代行)チームを率いましたが、どうやらベルトレを監督にしたい意思があるようです。当のベルトレは今はシーズンの疲れを取ったり、次の動きを考えたりするのに今は家族とバケーションでゆっくりしています。
レンジャーズはワールドシリーズ終了後に監督を発表する予定です。
ベルトレの意思自体はどうやらまだ選手としてやりたいようです。それはそうですよね。あれだけ動ければ引退する必要はありません。ただ、これは本人の意思よりも受け入れ側のお金と若手との兼ね合いという外部要素で決まることですから、ベルトレとしてもなんともしようがありません。
落とし所はレンジャーズがもう1年ワカマツさんに監督をやってもらいつつ、ベルトレには翌年の監督の椅子に座ってもらうことを条件に’19年の1年間は選手として契約するか(これは筆者の妄想です)ですが、ただどこのGMもドライなので我ながらこれはちょっと見通しの甘い考えなのかなとは思います。
実際、2018年10月23日の報道ではGMはベルトレにQOを出す意思はないとのこと。もうちょっと様子をみたいと思います。
【追記その2】2018年11月22日
ベルトレ、引退となりました。
あと、TEXの監督も決まりました。
長身のブランドン・マッカーシー
筆者はオークランドの印象が強いのですが、現ブレーブスのブランドン・マッカーシーも今季で引退を表明しています。
ブランドン・マッカーシーは2012年3月28日のジャパン・オープニングでのマリナーズ戦にも先発してくれたことがありました。長身から切れのいいボールを投げ込んでいた投手で、通算69勝75敗。
マッカーシーと言えば、カンバッカーでひどい怪我を負ったことで有名になりました。2012年9月5日のエンゼルス戦でエリック・アイバーのピッチャーライナーが後頭部に辺り、本当に生死をさまよいました。
ピッチャー保護の観点からニュープロテクティブ・ハットなる世にもブサイクなCAPが発売されたことがありました(Google画像検索)。このCAPはまったく広がらず。
キャリアの代表的なトピックにこの件が挙げられてしまうのは不名誉なことかもしれませんが、ピッチャーの頭部保護に強い関心が向けられるようになったことは事実です。いいボールを投げていただけでなく、球界全体によい影響をもたらしてくれた人だと思います。
ライアン・ハワード(元フィリーズ)
2016年を最後にMLBから遠ざかっていたライアン・ハワードは2017年にロッキーズのトリプルAとブレーブスのトリプルAの2チームでプレー。HRは4本でした。
2018年は契約がなく、マイナーのグランドにも立っておりません。そして、今季で引退することを表明しました。
2005年ROY、2006年は58HRでMVP。その後も2007、2008、2009と47→48→45と45HR以上を量産。2010、2011も31HR→33HRと決して悪い数字ではありませんでした。2016年、36才の最後のシーズンでも25HRを打ったのですから、やはりすごいHRバッターです。
これだけの選手なのにPHIファンの筆者は「伸び悩みやがってこの野郎」という思いもあります。どうしてそんなことを思うのかというと、シーズン58HRの凄さと通算382HRとのアンバランスさから来ているのかなと思います。
つまり、1シーズンでこれだけのHRを打てる選手なら、通算で500HR以上は打っているはずだとの思いのギャップです。それは筆者側の勝手な思い込みでもあるのですが、ハワードにはそれくらいの活躍を期待してしまいました。天性のHRバッターとして資質を誰にも感じさせましたから。
2007年くらいから膝の怪我との戦いが続いてよくこれだけの数字を残したと思います。
その他
メッツのデービッド・ライトは今季終了時での引退が確定。ツインズのジョー・マウアーはベルトレ以上にまだ確定できておりません。
これらの選手は会見するときにまた記事にしたいと思います。
追記 2018年11月22日
以上、有名な選手の引退について書かせていただきました。残り試合でまだ見られる選手もいますから見逃さないでください。
お読みいただき、ありがとうございました。
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